VineがTwitter創業者の資金援助を受け「Divine」として復活

VineがTwitterの創業者であるジャック・ドーシー氏の資金援助を受けて「Divine」として復活すると複数の米メディアが報じました。

Twitterの元従業員で、ドーシー氏と緊密に働いていた”ラブル”ことエヴァン・ヘンショー=プラスが創設しました。

ドーシー氏は2025年5月に設立した自身の非営利団体「And Other Stuff」を通じてDivineに資金を提供しました。

2026年4月29日には、正式版がApp StoreとGoogle Playに登場しました。

名前 Divine(ディヴァイン)
ジャンル 動画プラットフォーム
URL divine.video
開始日 2025年11月13日
創業者 エヴァン・ヘンショー=プラス
運営会社 Verse Communications PBC(商号:Divine)

Divineの機能

DivineはVineのバックアップから復元された250万本以上の動画アーカイブを配信しています(なお、クリエイターは削除申請を送信し、復元された動画を削除してもらうことが可能です)。

さらに、アーカイブだけではなく、通常のSNSと同じようにユーザーはプロフィールを作成し、新しい動画や自身が保有するVineのバックアップをアップロードすることもできます。

従来のSNSと違い、AI生成コンテンツと疑われるコンテンツにフラグを付け、投稿をブロックするのもDivineの特徴です。

また、Divineは分散型プロトコルであるNostr(ノストル)上に構築されており、オープンソースであるため、開発者は独自のアプリをセットアップして作成し、独自のホスト、リレー、メディアサーバーを実行できます。

本家Vineも復活?

なお、Twitterを買収し、Xへとリブランドしたイーロン・マスクも、Vineの復活を表明しています。

Palantirの歴史

Palantir(パランティア)の歴史を出典付きで掲載しています。

2003年、ピーター・ティール氏らがPayPalでクレジットカード詐欺に対処した経験から生まれたアイデアを元に創業。

2008年、Palantirが初めて顧客と契約を結ぶ。なお、初の契約者はCIA。

2009年10月14日、イギリスで「Palantir Technologies UK, Ltd」を設立。

2009年、ロサンゼルス警察を始めとする、各地の警察と契約を結ぶ。

2010年、J.P.Morganと契約を結ぶ。契約が結ばれた最初の商業顧客となる。

2015年、イスラエルの商都テルアビブに事務所を開設。

2016年9月26日、米国労働省の連邦契約遵守プログラム室が、Palantirはアジア人求職者を採用プロセスにおいて差別したと訴訟を起こす。Palantirは、同社が積極的にアジア人を受け入れており、それは労働市場の平均を上回っているというデータなどを示して反論し、2017年4月に訴訟は和解された。

2017年6月20日、パリ航空ショー(Salon du Bourget)の会場で、エアバスと共同で開発した航空データプラットフォーム「Skywise」を発表する。

2018年11月14日に「OKWAVE」を運営する株式会社オウケイウェイヴと仮想通貨業界向けのセキュリティソリューションの提供に関する戦略的業務提携契約を締結する。

2019年11月18日にSOMPOホールディングスと共同でジョイントベンチャー「Palantir Technologies Japan」を設立したと発表する。

2019年12月13日、米国防総省が陸軍のデータベース統合に関する1億1081万ドルの1年契約をPalantirと結んだと発表。システムは2023年12月完成の予定。

2020年

6月、SOMPOホールディングスが5億ドル(約500億円)をPalantirに出資する。

6月に富士通がPalantir TechnologiesおよびPalantir Japanとパートナーシップ契約を締結する。

6月10日、富士通がPalantirに5000万米ドル(約53億円)を出資したと発表した。

2020年7月6日、SEC(米国証券取引委員会)にIPO申請書類を秘密裏に提出したことを発表する。

8月25日、ニューヨーク証券取引所へIPOのための目論見書を提出する。

2020年9月30日にニューヨーク証券取引所(NYSE)に直接上場する。ティッカーシンボルは「PLTR」。パランティア株は10ドルの初値を付けた後、9.50ドルに値下がりして取引を終えた。ブルームバーグ集計のデータによると、初日の取引終了時の時価総額は約157億ドル(約1兆6600億円)。

共同創業者であるピーター・ティール氏とアレックス・カープ氏が、上場後に合計4145万株を4億ドル(約423億円)以上で売却した。

時価総額は2020年12月14日時点で511億ドル(約5兆3000億円)に上っている。

2021年

2021年7月20日、新興企業や中小企業向けのイニシアチブである「Foundry for Builders」の立ち上げを発表する。

2021年7月、EVスタートアップのFaraday Future(ファラデー・フューチャー)に2500万ドルを投資する。

11月12日、Palantir Japanが記者会見を開き、神奈川県が同社のデータ分析製品「Palantir Foundry」を採用したと発表。

2022年

12月9日、来日し、岸田首相らと面会。

12月21日、Palantirがイギリス国防省と3年間で7500万ポンド(当時のレートで約120億円)をかけてPalantirのシステムをイギリス軍に導入する契約を結んだと発表しました。

2023年

1月17日、CEOのカープがパランティア財団の設立を発表。

2023年2月1日、SOMPOホールディングスとその関連会社にデータソフトウエアを提供する5000万ドル相当の5年契約を結んだと発表する。

4月26日、プライベートネットワーク上でLLMなどのAIを実行する為のソフトウェア プラットフォーム「Palantir AIP」を発表した。

5月7日、8日、元Google CEOのエリック・シュミット氏が設立した技術経済シンクタンク「Special Competitive Studies Project」が主催したカンファレンス「国家競争力のためのAI博覧会」のメインスポンサーを務める。

10月、イスラエルのイスラム組織ハマスに対する報復攻撃でイスラエル軍を支援する。

10月11日、米陸軍から2026年まで最大2億5000万ドル規模の契約を獲得したと発表する。

10月15日、イスラエル支持を表明する新聞広告をニューヨーク・タイムズに出した。

11月2日、CEOのカープ氏が2023年第三四半期の決算を報告する書簡で、イスラエル支持を表明する。

当社は、揺るぎないイスラエルへの支持を表明する世界でも数少ない企業のひとつです。

Palantirはイスラエルを支持します。

出典:Letter to Shareholders | Q3 2023

11月26日、ニューヨーク証券取引所からナスダックへ市場移管

2023年12月5日、社会課題の解決とビジネス変革の加速に向け、富士通と戦略的なグローバルパートナーシップの発展に向けた契約を締結。

2024年

1月2日、イスラエルがハマスとの戦争を約3カ月間継続している状況を受け、同国への連帯を示すため、「我々はイスラエルと共にある」とXに投稿し、新年最初の取締役会をテルアビブで開催すると発表した。

2024年1月、カープ氏やティール氏がイスラエルのヘルツォグ大統領や国防省幹部らと相次いで会談。イスラエル軍と「戦争を支援するための技術を提供する」ことで合意する。

2024年1月18日、日本でデジタル大臣等を務める河野太郎氏を招き、AIとデジタル変革に関する対話を行う。

2024年3月4日、ウクライナ経済省とパートナーシップ契約を締結し、デジタルに主導された地雷除去アプローチを展開するとIRで発表しました。

2024年3月6日、米陸軍から1億7840万ドルの契約(TITAN)を獲得する。米国防総省によると、「完成予定日は2026年2月28日」とのこと。

2024年3月12日、創業者の一人であるピーター・ティール氏が、Palantirの株を700万株以上(約1億7,500万ドル相当)を売却した。

4月4日、世界中の企業や政府に安全なクラウドおよび AI ソリューションを提供する為、Oracleと提携したことを発表。この契約により、PalantirのFoundryワークロードがOracle Cloud Infrastructureに移行される。

4月19日、CEOのアレックス・カープが第25代内閣官房長官の木原稔らと意見交換を行う。

8月8日、PalantirとMicrosoftが、最も高度で安全なクラウド、AI、アナリティクス機能を米国の国防機関や情報機関に提供するという重要な進展を発表しました。このパートナーシップにより、パランティアは自社製品群(Foundry、Gotham、Apollo、AIP)をMicrosoft Azure Governmentおよび機密レベルの高いAzure Government Secret(国防総省のImpact Level 6)とTop Secret環境に展開します。

9月6日、S&P500種株価指数の構成銘柄にPalantirが採用されるとS&Pダウ・ジョーンズ・インディシーズが発表した。

9月23日、S&P500種株価指数の構成銘柄としての取引が開始された。

9月24日から26日にかけて、ピーター・ティール氏が約1600万株のパランティア株を売却し、約6億ドル(約853億円)を入手したことが米証券取引委員会(SEC)への提出書類で分かった。

11月7日、AI開発企業のAnthropicと共にAWSとの提携を発表。この提携によって、米国の情報機関および防衛機関はAWS上のAIP内でClaudeを運用する事が可能になる。

11月14日、クラスA普通株式の上場をニューヨーク証券取引所(NYSE)からNasdaq Global Select Marketに移行することを発表。Nasdaqでの取引は同月26日から。

11月26日、Nasdaqで普通株式の取引を開始。

2025年

2月6日、AIPでGrokが利用可能になる。

3月7日、TITANの最初の2台を米陸軍に納入したと発表。

3月25日、NCIAがPalantirが開発を担った軍事AIシステム「Maven Smart System NATO(MSS NATO)」の取得を最終決定する。

4月11日、トップクラスの成績を収めた高卒限定のインターンシップ「メリトクラシー・フェローシップ」を展開すると発表しました。

4月14日にNATO(北大西洋条約機構)がPalantirとの契約合意を発表。

5月5日、第1四半期決算説明会を開催。CEOのカープ氏は「Palantirは絶好調である」と述べる。

10月28日、NVIDIAとの協業し、分析機能、リファレンス ワークフロー、自動化機能、カスタマイズ可能な専門的な AI エージェントを含む、運用型 AI 向けの初の統合テクノロジ スタックを構築し、複雑な企業や政府システムの高速化と最適化を図ると発表しました。

11月4日、ドバイの投資会社であるドバイ・ホールディングとUAE(アラブ首長国連邦)で合弁会社「Aither」を設立したと発表。調印式は10月31日にドバイで行われました。Aitherはドバイの公共部門と民間部門全体でAIを活用した変革を推進します。

12月15日、トランプ政権が、2年間にわたって参加者を連邦政府で雇用し、その経験を通じて、将来的に民間企業での仕事につながる機会を提供するプログラム「USテックフォース(United States Tech Force)」の立ち上げを発表。Palantirはこのプログラムにおいて政府と連携するテック企業の1社。

12月18日、科学的発見のためにAI活用を促進する米エネルギー省の「ジェネシス・ミッション」に参加する事を表明。

12月23日、AIによる企業変革を推進するグローバル主要パートナーにアクセンチュアを選定。先進的なAIとデータソリューションの提供体制を強化し、顧客企業の価値創出と成長を支援するため、アクセンチュアと共に「アクセンチュア パランティア ビジネスグループ」を設立。

2026年

1月16日、日本の防衛大臣である小泉進次郎がPalantirを訪問。防衛部門長で元アメリカ下院議員のマイク・ギャラガーのチームから話を聞く。

3月5日、会長のピーター・ティールが日本の首相官邸を訪れ、日米の先端技術分野の現状及び展望等について、高市早苗首相らと意見交換を行う。

3月13日、CEOのカープ氏はCNBCとのインタビューで、「われわれの製品は現在Anthropicを使っているが、将来的には他の大規模言語モデル(LLM)を使用する可能性が高い」と述べた。

5月26日、日本の東京都渋谷区神宮前にあるトランクホテル(TRUNK HOTEL)で、一般参加可能なミートアップを開催。同社のCEOで共同創業者のアレックス・カープ氏が来日してファンと交流。

6月29日、NVIDIAと提携し、米国政府向けの人工知能(AI)開発を行うと発表。PalantirはNVIDIAのオープンモデル「NVIDIA Nemotron」をベースに、米政府機関向けに「フロンティア級」のカスタムモデルを構築する。

Xがアカウントの所在地を表示開始

筆者の感想

プライバシーを軽視する酷いアップデートですね。
現状、精度が低く、また表示されるのも国名なので多くの人にとっては大事にならないでしょうが、反政府活動家やジャーナリストにとっては国名を表示するだけでも安心できない仕様でしょう。

日本のようになんでも発言できる国ばかりでは無いですからね…

また、所在地が短期間で変更されるようになった場合には、旅行や出張で海外に行くタイミングもバレてしまうので、プライバシーや防犯の面で懸念があります。日本人の居場所が海外になっていたら、家を留守にしているとバレるわけですからね。

個人的には、信頼性を上げたい人だけが表示できる機能にして、デフォルトではオフにしてほしいですね。

Palantirはどこの会社?日本法人もある?

Palantirはアメリカ合衆国のコロラド州デンバーに本社を置くデータ分析企業です。

日本を始め、世界中に子会社やオフィスを立ち上げています。

関連記事:Palantirには日本法人がある!

Palantirのオフィス

Palantirは世界中にオフィスを構えています。

公式サイトで確認できるのは以下のオフィスです。

アメリカ合衆国

  • カリフォルニア州パロアルト
  • コロラド州デンバー(かつての本社)
  • フロリダ州マイアミ(本社)
  • ワシントンD.C.
  • イリノイ州シカゴ
  • ニューヨーク州ニューヨーク
  • ワシントン州シアトル

北米

  • カナダ オタワ

ヨーロッパ

  • デンマーク コペンハーゲン
  • フランス パリ
  • ドイツ ミュンヘン
  • イタリア ローマ
  • オランダ アムステルダム
  • ノルウェー オスロ
  • ポーランド ワルシャワ
  • スペイン マドリード
  • スウェーデン ストックホルム
  • スイス チューリッヒ
  • イギリス ロンドン

中東

  • アラブ首長国連邦 アブダビ
  • イスラエル テルアビブ
  • カタール ドーハ

太平洋地域

  • オーストラリア キャンベラ
  • オーストラリア シドニー
  • 日本 東京
  • 韓国 ソウル

Palantirの子会社

Palantirには世界中に支部となる子会社を設立しています。

米国証券取引委員会の資料によると、下記法人が存在します(2023年2月21日時点)。

国・地域 法人名
アメリカ合衆国デラウェア州 Palantir USG, Inc.
アメリカ合衆国デラウェア州 Palantir GSC Inc.
スイス Palantir Technologies Geneva Sarl
アメリカ合衆国デラウェア州 Palantir Technologies Holdings LLC
アメリカ合衆国デラウェア州 Palantir International Inc.
イタリア Palantir Italia S.R.L.
シンガポール Palantir Technologies Singapore Pte. Ltd.
ニュージーランド Palantir Technologies New Zealand Limited
オーストラリア Palantir Technologies Australia PTY Ltd.
ドイツ Palantir Technologies GmbH
カナダ Palantir Technologies Canada Inc.
日本 Palantir Technologies Japan, G.K.
イスラエル Palantir Engineering Israel Ltd.
スウェーデン PTS Sweden AB
メキシコ Palantir Technologies Mexico S. de R.L. de C.V.
ブラジル Palantir Tecnologia Do Brasil LTDA
スイス Palantir Technologies Switzerland GmbH
香港 Palantir Technologies Hong Kong Limited
スペイン Palantir Technologies Spain SL
フランス Palantir Technologies France SAS
ポーランド Palantir Technologies Poland Sp. z o.o.
デンマーク Palantir Technologies Denmark ApS
ノルウェー Palantir Technologies Norway AS
イギリス Palantir Technologies U.K., Ltd.
インド Palantir Shakti Technologies Private Limited
台湾 Palantir Technologies Taiwan Limited
カタール Palantir Technologies QFC LLC
イギリス Palantir Technologies UK EAGLE, LTD.
オーストリア Palantir Technologies Austria GmbH
韓国 Palantir Technologies Korea LLC
リトアニア Palantir Technologies Lithuania, UAB

Palantirが協力する米軍の「Project Maven」とは?

Project Maven(プロジェクト・メイブン)とは、2017年にアメリカ国防総省が立ち上げた軍用AIプロジェクトです。

このプロジェクトは機械学習で戦場データを分析して標的をロックオンしたり、戦術を提案したりする軍用AIの開発プロジェクトで、Palantirは主要なシステムの設計を担っています。

また、AWS(Amazon Web Services)やMicrosoftなどの10社も貢献しているそうです。

当初はGoogleが受注していたプロジェクトでしたが、AIの戦争利用について、社内から倫理的な問題があると批判され、2018年に契約を終了しました。

PalantirのCEOであるアレックス・カープ氏は2025年の第1四半期決算説明会で「我々はMavenの急速な拡大と、アメリカ国内外での非常に大きな需要を目の当たりにしている」と述べています。

なお、カープ氏によると、Palantirが開発している「TITAN」は、Project Mavenの延長上にあるとのこと。

Maven Smart System

Project Mavenで開発されたのが「Maven Smart System(メイブン・スマート・システム)」というAIを活用したミッション統制システムです。

ピーター・ティールが創業したデータ分析企業のPalantirが構築しています。当初のパートナーはGoogleでしたが、社内から反対され契約を更新しませんでした。

PalantirはAmazon.comやMicrosoft、コンピュータービジョンの新興企業クラリファイなどのテクノロジーも取り込んだ。

Anthropicが開発している大規模言語モデルのClaudeが組み込まれおり、情報分析や攻撃に伴う手続きの迅速化などに使用されています。

AIの活用について、中央軍のティモシー・ホーキンス報道官はBloombergに以下の様に述べています。

中央軍のティモシー・ホーキンス報道官は、いわゆるポイント・オブ・インタレスト(POI、要点)の生成や要員の意思決定支援にAIを活用していると述べた。「要するに、これらのツールはリーダーである人間が、より賢明な意思決定をより迅速に下すのを後押しする」と言う。

出典:イラン攻撃で試されるAIの軍事利用、10年追求した米国が見据える課題 – Bloomberg

このAIシステムは、収集した画像や動画などの膨大なデータを分析し、作戦を提案します。

Palantirの公式プレゼンテーション動画がこちらです(字幕:ShortShort News)。

日本のTBSもMavenについて報じています。

このシステムはNATO(北大西洋条約機構)にも提供されています。

日本の国防大臣である小泉進次郎は、2026年1月にPalantirを訪れ、同社の国防担当であるマイク・ギャラガーから直接このシステムについて説明を受けています。

ファインバーグ国防副長官が省幹部や幹部司令官に充てた​2026年3月9日付の書簡で、米国防総省が「公式プログラム」として正式に採用した事が明らかになった。

実戦投入

メイブン・スマート・システムは世界中の米軍司令部が使用しており、既に実戦投入されています。

  • 2022年:ウクライナと標的情報を共有
  • 2024年:イラクとシリア、イエメンの親イラン武装組織フーシ派への攻撃
  • 2026年:イラン攻撃

CIAのベンチャーキャピタル「In-Q-Tel」とは?

In-Q-Tel(インキューテル)はアメリカ合衆国のCIA(中央情報局)が運営するベンチャーキャピタル(独立系非営利戦略投資会社)です。

正式名称は「In-Q-Tel, Inc.」で、通称は「IQT」です。

公式サイト:IQT

1998年に構想され、1999年に設立された同社は、2025年に800件目の投資を完了しました。

IQTは主にデータ分析をおこなう企業やバイオテック、エレクトロニクスなど幅広い業種に投資を行っています。同社のポートフォリオはこちら。

著名な投資

Google Earthの元となる技術を開発していた「Keyhole」や世界的なデータ分析企業「Palantir」、AIやドローンを活用した防衛システムを開発している「Anduril」などに投資を行っています。

参考:スパイ技術を開発するベンチャー企業にCIAが「投資」します | 現代ビジネス

パランティアを導入する日本の企業と行政

ピーター・ティール氏らが創業した世界的データ分析企業のPalantir(パランティア)。その製品は日本の企業や行政も導入しています。

この記事では、Palantirのソフトウェアを導入している著名な日本の企業や行政を紹介します。

日本企業

SOMPOホールディングス

SOMPOは2019年からPalantirの顧客となっており、保険・ヘルスケア業務でPalanitrのデータ管理・インテリジェンスソフトを利用しています。

2023年2月1日には、SOMPOとその関連会社にデータソフトウエアを提供する5000万ドル相当の5年契約を結んだとPalanitrが発表しています。

2026年1月21日には、傘下の損害保険ジャパン株式会社がPalantirと共同開発した代理店業務品質評価システムを2025年12月から運用開始したと発表しました。

なお、SOMPOホールディングスは2019年にPalantirと共同でジョイントベンチャー「Palantir Technologies Japan」を設立しています。

富士通

富士通は2020年6月に、PalantirおよびPalantir Japan株式会社とパートナーシップ契約を締結し、日本市場におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)分野の強化に向けて戦略的協業を行うことを発表しました。

富士通とのパートナーシップは、日本市場に対するコミットメントを示したものであり、公的医療の危機や国を守ることを含め、あらゆる民間企業や政府機関に対して必要なソフトウェアを確実に提供していくことを意味している

– アレックス・カープ(Palantir CEO)

富士通はPalantirのソフトウェアを活用し、社内のDXプロジェクトにおいて数億円規模の大きな効果を上げています。

2023年12月5日には、社会課題の解決とビジネス変革の加速に向け、PalantirおよびPalantir Japanと戦略的なグローバルパートナーシップの発展に向けた契約を締結しました。

さらに、2025年8月19日には生成AI(人工知能)基盤に関するライセンス契約を締結し、Palantir AIPを富士通が国内外の顧客に販売していくと発表しました。

都道府県

Palantirのソフトウェアは各都道府県も導入しています。

神奈川県

神奈川県はPalantir Foundryを使い、新型コロナウイルス対策に必要な各種データの統合・分析環境を整備し、予測モデルの開発を進めました。

ちなみに、神奈川県は国内の自治体で最初のFoundryユーザーとのこと。

石川県

2024年1月の能登半島地震により、62,000人以上の避難者が複数の県に散らばりました。

パランティリアン(Palantirのエンジニア)たちは、15の断片的なデータソースを統合した「Victim 360(被災者360)」を構築し、避難者の発見と支援を可能にしました。

関連記事:Palantirの技術を石川県が被災者支援に活用

GrokがファクトチェックしたWikipedia「Grokipedia」とは?

名前 Grokipedia(グロッキペディア)
ジャンル オンライン百科事典
URL grokipedia.com
X Grokipedia(@Grokipedia)
開始日 2025年10月27日
創業者 イーロン・マスク
運営会社 xAI(SpaceX)

Wikipediaの記事を流用していますが、各記事がGrokによって定期的にファクトチェックされているのが特徴となっています。

メールアドレスやXのアカウントを利用してログインする事ができ、ログインすると記事の誤りを送信したりすることが可能になります。

xAIが提供していますが、GrokやXとは直接関係が無いサービスです。

時にはChatGPTが引用することもあります。

Grokipediaはイーロン・マスクを愛している?

Grokipediaのコンテンツはイーロン・マスク氏の政治的価値観を反映しており、右翼的な論点、ファクトチェックの誤り、主流メディア批判、トランスフォビア的、人種差別的、そして根拠のない陰謀論が含まれているとThe Vergeは評しています。

一方で、イーロン・マスク氏の経歴やビジネスに関しては非常に肯定的に書かれているとのことです。

Palantirの創業者と関係者

創業者を始めとするPalantir(パランティア)の関係者を紹介します。

創業者

Palantirの創業者はピーター・ティール氏を始め複数名います。

ピーター・ティール

Palantirの共同創業者兼投資家。同社の会長を務める。

参考:逆張りの投資家ピーター・ティールとは?

アレックス・カープ

Palantirの共同創業者兼投資家。同社のCEOを務める。

参考:アレックス・カープとは?

ジョー・ロンズデール

Palantirの共同創業者。

PayPalの財務インターンとしてキャリアをスタートし、クラリウム・キャピタル、フォーメーション8、8VCといったベンチャーキャピタルで働いている。

参考:ジョー・ロンズデールとは?

ネイサン・ゲッティングス

Palantirの共同創業者。PayPalでエンジニアを努めていた。

スティーブン・コーエン

Stephen Cohen

Palantirの共同創設者。社長。

従業員

現在、Palantirで働いている人物。

マイク・ギャラガー

Mike Gallagher

Palantirの防衛部門責任者。元ウィスコンシン州下院議員。

2026年1月にはPalantirを訪れた日本の国防大臣である小泉進次郎にプレゼンテーションを行っている。

アカシュ・ジェイン

Palantirの米国政府事業担当社長。

エリアノ・A・ユーネス

Eliano A. Younes(X @eliano)

イベント担当。2026年5月26日に東京・神宮前にあるトランクホテル(TRUNK HOTEL)で開催されたPalantirのミートアップに参加するため来日。

エリザベス・ワッツ

Palantirの社員。

Palantirで働くのは、「国家安全保障に関心を持ち、白黒はっきりした解決策はないことを理解している人です」「西側諸国の民主主義を守りたいと願う人です」と述べている。

シャム・サンカー

Shyam Sankar

PalantirのCTO。

ジェイコブ・ヘルバーグ

2023年8月にPalantirに入社し、アレックス・カープCEOの上級政策顧問を務めている。

ニコラス・W・ザミスカ

Palantirのコーポレートアフェアーズ責任者兼法務責任者。

Palantir Foundation for Defense Policy & International Affairs(パランティア財団)の評議員。

イェール大学卒業後、イェール大学ロースクールで法務博士号を取得。ニューヨーク市生まれ。

CEOのアレックス・カープと共に、 国家、軍事力、テクノロジーの未来について記した本「テクノロジカル・リパブリック」を執筆した。

リサ・ゴードン

Palantirの広報担当。

元従業員

かつてPalantirで働いていた従業員です。

ジェイソン・ポートノイ

ジェイソン・ポートノイ氏は、PayPalの34番目の従業員で、財務部門に勤務していた人物です。

PayPalを退職後は、クラリウム・キャピタルとパランティアに勤務しました。

現在はベンチャーキャピタル企業オークハウス・パートナーズのパートナーです。

ニック・ヌーン

Palantirの元幹部。同社に在籍中は中東で米軍とともに数年間働き、シリアでISISのメンバーを特定するための情報データセットを使用していた。

現在は犯罪捜査のための検索エンジンを開発するPeregrine Technologies(ペレグリン・テクノロジー)を創業し、経営している。

コリン・アンダーソン

Palantirの元CFO。

デイン・スタッキー

Palantirの元セキュリティ責任者で、現在はOpenAIで「安全なAGI(汎用人工知能)の開発を支援する」ために勤務している。

トレイ・スティーブンス

Palantirの元従業員。

パルマー・ラッキーらと共にAnduril Industriesを創業し、同社の会長を務めています。

リンダ・シア

2022年から2024年までPalantirのエンジニアだった人物。在籍当時はPalantir Foundryを使って民間企業と仕事をしていた。

2025年、他12名の元社員と共に「Palantirがトランプ政権と協力し続けることで独裁主義の共犯になる危険を犯している」との公開書簡を発表した。

フアン・セバスチアン・ピント

Palantirでコンテンツ・ストラテジストとして働き、リンダ・シア氏らと共に公開書簡に署名をした人物。

WindowsのJoplinでメニューバーが突然非表示になって困った話(ショートカットキーで解決)

WindowsでJoplinを使っていたら、デスクトップアプリのメニューバーがいつの間にか非表示になっていて少し焦りました…。

メニューバーとは、「ファイル」「編集」「表示」「ツール」などの項目が並ぶアプリ上部にある操作用のバーです。

Joplinでは、設定画面の表示、同期の実行、ショートカット一覧の確認など、基本的な操作の多くをメニューバーから行えます。

ChatGPTに解決策を聞き、ショートカットキー「Ctrl + Shift + M」で再び表示させることができました。

メニューバーをショートカットキー以外で戻せないのは、ちょっと分かりづらい仕様だなと思いました(´・∀・`)

参考:Joplinのメニューバーを表示・非表示にする方法