Intelは近々20%の人員削減を発表する予定

追記:人員削減が公式に発表されました。

Bloomberg:Intel、売上高見通しが市場予想下回る-人員削減実施へ


(2025年4月23日)

Intelは今週、経営難に陥っている同社から官僚主義を排除するため、従業員の20%以上を削減する計画を発表する構えだとBloombergが報じました

この人員削減は、2024年8月に発表された約15,000人の人員削減に続くものです。Intelの2024年末時点の従業員数は108,900人で、前年の124,800人から減少しています。

先月、ロイターはIntelの新CEOに就任したリップ・ブー・タン氏が「動きが鈍く肥大化した中間管理職層」に対処するため、人員削減を行うと報じていました。これが事実であれば、Intelは4月25日の決算発表までに人員削減を発表する可能性が高いとThe Vergeは報じています

参考:米株価指数先物 時間外取引 トランプ発言受けた買い一服、インテルは20%人員削減へ –

Intelが半導体を開発する子会社のAlteraを売却。株式51%を投資ファンドのシルバーレイクに

2025年4月14日、Intelは子会社であるAltera(アルテラ)の株式51%を米投資ファンドのシルバーレイク・マネジメントに売却すると発表しました

残りの49%は今後もIntelが保有します。

同取引ではAlteraの価値を87億5000万ドル(約1兆2600億円)と見積もっており、シルバーレイクへの売却額は44億6000万ドル(約6400億円)です。

売却は今年後半に完了する見込みです。

AlteraはFPGA(書き換え可能な半導体)と呼ばれる製品の設計・開発を手がける会社で、主に通信ネットワークに使用される汎用チップを生産しています。

CEOのリップブー・タン氏は声明で「焦点を絞り、コスト構造を改善し、バランスシートを強化するという当社の方針を反映したものだ」と説明しました

Intelは2015年に約170億ドルでアルテラを買収していました

(追記)諸手続きを経て2025年9月15日に、シルバーレイクによるAltera株式51%の取得が完了したと発表されました

Intelが新CEOに元取締役で半導体業界のベテランであるリップ・ブー・タンを任命

Intelは2025年3月12日(現地時間)、リップ・ブー・タン氏が3月18日付で新CEOに就任する発表しました

タン氏は半導体業界を20年以上経験したベテランで、2022年9月から2024年8月にかけてIntelの取締役を務めていた人物です。

前任のパット・ゲルシンガー氏らと経営方針の違いから取締役を辞任していましたが、Intelの取締役会は次期CEOとして再びタン氏をIntelに迎えることを考え、2024年12月に就任意思があるか打診していました

この発表に市場は好意的に反応し、Intelの株価は一時10%余り上昇しました。

Intel(インテル)

会社名 Intel(インテル)
ティッカー Nasdaq: INTC
分野 半導体、CPU、ファウンドリー
製品・サービス Core、Xeon、Arc
創業 1968年
本社 アメリカ合衆国カリフォルニア州サンタ・クララ
投資情報 Yahoo!ファイナンスみんかぶ株探
CEO リップブー・タン

近年、主力のCPU事業ではライバルのAMDにシェアを奪われ、AIチップの一大ブームは完全にNVIDIAに敗北するなど、凋落が激しいが、2025年3月18日付最高経営責任者(CEO)に就いたリップブー・タン(Lip-Bu Tan)氏の下、巻き返しを図っている。タン氏は2022年9月1日から2024年8月19日までIntelの取締役だった


Intelは2025年5月6日、年次株主総会を開きました。新たにCEOに就いたリップブー・タン氏は株主に対し「官僚主義を廃し、技術主体の会社に生まれ変わる」と原点回帰を訴えました。(日本経済新聞
タン氏はかねてよりIntelのリスクを嫌う官僚的な文化に不満を募らせていたとのこと。(ロイター


トランプ政権の支援を得たIntelは、Apple、NVIDIA、SpaceX、Alphabetなどと契約を締結し、復活の兆しを見せている

出資者:NVIDIASoftBank Group20億ドル

Intelに関するニュース

Intelが通常であれば「不良品」とみなされるCPUから大きく利益を得たとの指摘
顧客は本来であれば不良品や低品質として扱われるCPUを買いあさっており、それが同社に実質的な収益をもたらしているとのこと。


ソフトバンクG、インテルに3000億円出資–孫正義氏もコメント

ソフトバンクグループ(SBG)とIntel は8月19日、SBGが20億ドル(約3000億円)を出資してIntelの普通株式を取得する契約を締結したと発表した。SBGは1株当たり23ドルでIntelの普通株式を取得する。(CNET)






2024年

2023年

投資会社シルバーレイクが、Intel傘下アルテラの株式取得で合意間近

(2025年2月19日)

米国のプライベートエクイティー投資会社であるシルバーレイク・マネジメントは、Intelのプログラマブルチップ部門であるAltera(アルテラ)の過半数株式取得に向け独占交渉を行っているとBloombergが報じました

Intelは2015年に約170億ドルでアルテラを買収していました

(追記)諸手続きを経て2025年9月15日に、シルバーレイクによるAltera株式51%の取得が完了したと発表されました

Intelがベンチャーキャピタル部門を分離し独立させると発表

2025年1月14日、 Intelは、同社のグローバルベンチャーキャピタル部門であるIntel Capitalを分離し、独立ファンドにする意向を発表しました

これにより、Intel Capitalはより自立性が高く、外部資本を引き付ける柔軟性が高まるとIntelは説明しています。

1991年に設立されたIntel Capitalは、運用資産50億ドルを超える世界有数のCVC(コーポレートベンチャーキャピタル)です。30年以上にわたり、1,800社を超える企業に投資し、200億ドルを超える資本を投入してきました。

同社は、シリコン、フロンティア技術、デバイス、クラウドなど、コンピューティングの未来を形作る主要分野の初期段階のスタートアップ企業に投資することで、過去10年間だけで 1,700 億ドルを超える市場価値を生み出しました。

Intel Capitalが投資した著名な企業には、Red HatやVMware、米電子契約大手のDocuSignなど、その後大きく成長した会社もあります。

Intel Capitalの独立運営は2025年後半に開始される予定で、その時点でIntel Capitalは新しい名称で運営されます。既存のIntel Capitalチームは新会社に移り、移行期間中も事業運営は通常通り継続されるとのことです。

参考:AIも半導体も後塵拝すインテル 凋落の裏に2000社投資したCVCの存在 | Forbes

IntelのGPUであるArc B580が大人気で売り切れ続出!

2024年は何かと不調続きのIntelでしたが、12月に入ってようやく良いニュースが入ってきました。

The Vergeの報道によると、Intelが12月13日より販売を開始した、新世代GPU(グラフィックボード)である「Arc B580」は非常に好評で、売り切れが続出しているとのことです。

「Arc B580 グラフィックカードの需要は高く、多くの小売店で最初の在庫が売り切れています。Intel Arc B580 Limited Editionの在庫は毎週補充されると予想しており、市場での選択肢が安定的に確保されるようパートナーと協力しています」と Intelの広報担当者 Mark Anthony Ramirez 氏はThe Verge に語っています。

筆者はIntelの株をわずかながら持っているので、このニュースは嬉しいです。

参考:インテルのグラボ売れまくって品薄に。GPU市場が活性化する兆し(Gizmodo)