Terafabとは?イーロン・マスク率いる次世代半導体工場

Terafab(テラファブ)はAI用の半導体を製造する予定の次世代半導体工場です。

TeslaとSpaceXおよび傘下のxAI、三社の共同プロジェクトです。

公式サイト:Terafab

Terafabとは?

Terafabは半導体製造施設を建設・運営する計画およびその工場の事です。

テキサス州オースティンに建設し、TeslaとSpaceXが共同運営する予定です。

この施設では、ロジック半導体、メモリ、最先端のパッケージング工程を単一の施設内に統合する計画となっています

Terafabは顧客向け製造を行うファウンドリーではなく、自社(SpaceXとTesla)で必要とするロボット工学や人工知能(AI)、宇宙データセンター向けの半導体製造を目的としています

具体的には、Teslaの人型ロボット「Optimus」や完全自動運転システム(FSD)、自動運転タクシー「Cybercab」、スーパーコンピューター「Dojo」などに用いられる予定です

また、宇宙環境向けに熱設計を最適化した宇宙環境向けチップ「D3」も生産していく計画とのこと。

イーロン・マスク氏は外部ファウンドリーから調達するだけでは、必要量が確保出来ないとの見方を示しており、自社で半導体製造を行うことを目指しています

テラファブを建設するか、半導体を入手できないかのどちらかだ。われわれは半導体を必要としているため、テラファブの建設に踏み切る

出典:イーロン・マスク

世界最大の半導体受託生産企業である台湾積体電路製造(TSMC)に匹敵する規模での製造を構想しています

同氏が経営するSpaceXxAI、Teslaの3社による共同プロジェクトで、パートナーとしてIntelが参画し半導体開発に取り組む方針示しています

余談ですが、台湾の半導体大手である TSMC(台湾セミコンダクター・マニュファクチャリング)は自社の工場を「Gigafab(ギガファブ)」と呼んでいます

Terafabの建設

Terafabはテキサス州オースティンに先端技術ファブが建設される予定ですが、グライムズ郡に建設されるという報道もあります

初期の投資額は550億ドル(約8兆6000億円)ですが、追加的な段階の建設も完了すれば、投資総額は1190億ドル(約18兆円余り)に上ると試算されているとのこと。

Terafabの歴史

2026年1月28日、イーロン・マスク氏が半導体製造のため「Terafab」と呼ばれる施設を自前で建設・運営する必要があるとの考えを示した

3月21日、イーロン・マスク氏が構想を正式に発表

4月7日、IntelがTerafabに参加することを発表

4月23日、マスク氏がTeslaの2026年第1四半期決算報告会の中で、Terafabのチップ製造にIntelの14Aプロセスを採用する計画を進めていることを明らかにした

イーロン・マスク率いるSpaceXが、xAIやTeslaと合併協議、IPOに先立つ動き

(2026年1月30日)

IPOを控えるイーロン・マスク氏率いる宇宙開発企業SpaceXは、同じく同氏が率いるAIスタートアップのxAIとの合併を検討しています

また、Bloombergの報道によれば、EVメーカーのTesla(こちらもマスク氏がCEOを務めている)と合併する可能性もあるとのこと。

TeslaがモデルSとXを生産終了し、空いた工場で人型ロボ「Optimus」の生産を行うと発表。xAIへ3000億円の投資も

イーロン・マスク氏が率いるTesla(TSLA)は、1月28日に2025年第4四半期と通期の決算を発表しました

2025年10~12月期決算は、EV販売の落ち込みなどで最終利益が前年同期比61%減の8億4000万ドルで、通期の売上高(948億2700万ドル)は初めて前年を下回りました。

200億ドル超の投資

Teslaのバイブハブ・タネジャ最高財務責任者は、2026年の設備投資を2倍以上に増やし、その額は過去最高の200億ドル超(約3兆640億円超)と発表しました

投資の大半は自動運転タクシーの「Cybercab」やセミトラック、人型ロボットの「Optimus」、リチウム生産工場の生産ラインに充てられるとのこと。

CEOを務めるマスク氏は「非常に大規模な設備投資の年になる。壮大な未来に向けて大きな投資を行っている」と述べています

ザックス・インベストメント・リサーチの株式ストラテジスト、アンドリュー・ロッコ氏は200億ドル超の設備投資を「必要な支出」と評価しています

高級EVの販売終了

この中でTeslaは、高級セダンの「Model S」と高級SUV「Model X」の生産を縮小、中止すると発表しました

同モデルを生産していたカリフォルニア州フリーモントの生産施設は同社の人型ロボット「Optimus(オプティマス)」の生産に転用するとのこと。

xAIとの協業

Teslaは、同じくマスク氏が率いるAIスタートアップのxAIに20億ドル(約3000億円)の出資を行うことも発表しました

既にTeslaとxAIは協業関係にあり、TeslaはxAIに大型蓄電池システム「メガパック」を供給しているほか、xAIが開発するAIチャットボット「Grok」は一部のTesla車両に搭載されています。

マスク氏はGrokが将来的に数千万台規模になる自動運転車やロボット群を効率的に管理するための「オーケストラの指揮者」のような存在になると説明しています

また、Optimusの次世代モデルにもGrokが搭載される予定です

Teslaの「Model Q」がもうすぐ登場?

追記:Teslaは2025年10月7日に従来より安価なエントリーモデルである「Model 3 Standard」と「Model Y Standard」を発表しました。Model Qは計画中止になったとみられています


Teslaは安価な大衆向けEV「Model Q」を出すと報じられています

Model Qはこれまで「Model 2」や「プロジェクト・レッドウッド」とも呼ばれていました

以下はファンが制作したModel Qのコンセプトデザイン。小さなModel Yといった感じですね。

どんなモデルになるのか楽しみですね。