NVIDIAを中心としたAIディール

画像:Bloomberg

*xAIは2026年2、SpaceXに買収されました。GoogleはOpenAIにクラウドサービスを提供していますが、株式出資はしていない

マグニフィセントセブンのAI投資

OpenAIとAnthropicの両方に出資している企業:マグ7の内、Amazon.com、Microsoft、そしてNVIDIAが両社に出資をしています(Bloomberg)。

OpenAI Anthropic xAI
Apple
Amazon.com
Alphabet
Meta
Microsoft
Tesla
NVIDIA

〇=出資、投資 △=間接的な出資、投資

OpenAI

名称 OpenAI(オープン エーアイ)
業界 AI
創業 2015年
本社 アメリカ合衆国カリフォルニア州サンフランシスコ
創業者 サム・アルトマン、グレッグ・ブロックマン、イーロン・マスクピーター・ティールなど
CEO サム・アルトマン
ウェブサイト OpenAI.com

OpenAIは、「AGI(汎用人工知能)が全人類に利益をもたらすようにすること」を目標にAIの研究と開発を行う非営利の研究開発会社です。近年、営利企業を中心とする組織構造に再編しました。

著名製品にAIモデル「GPT」、会話型生成AI「ChatGPT」、コーディングプラットフォーム「Codex」、AIエージェントブラウザー「Atlas」、科学論文執筆を支援する「Prism」、動画生成AIプラットフォーム「Sora」(終了)などがあります。

米国での人工知能(AI)インフラ整備に大規模投資を行う合弁事業「スターゲート・プロジェクト」をOracleおよびSoftBank Groupと共に主導しています

歴史

2024年

2月15日、テキストプロンプトから最長1分の動画を生成するAIモデル「Sora」を発表

4月、OpenAI Japan合同会社を設立し、東京オフィスを開設

5月14日にAIモデル「GPT-4o」を発表

2025年

2月3日、OpenAIとソフトバンクグループが個々の企業に専用カスタマイズした最先端AI「クリスタル・インテリジェンス(Cristal intelligence)」の開発と販売で提携すると発表。併せて、日本の主要企業に同AIを独占的に販売する合弁会社「SB OpenAI Japan」を設立することも同意

6月16日、米国防総省と2億ドルの契約を締結したと発表OpenAI for Government

8月8日、GPT-5を発表

10月28日、MicrosoftとOpenAIを公益法人に組織転換することで合意。この組織再編により、OpenAIは非営利組織「OpenAI財団」が経営を監督する公益重視型法人(PBC)「OpenAI Group」となる。

11月14日、ChatGPTで複数人が同時にやりとりできる機能「グループチャット」の試験提供を開始

12月11日、Disneyが動画生成AI「Sora」の初の大手コンテンツライセンスパートナーとなる契約を締結したと発表

2026年

1月7日、健康とウェルネスのために設計されたChatGPTの専用機能「ChatGPT ヘルスケア」を発表

1月16日、低価格な有料プラン「Go」のグローバル展開と、広告表示テストを開始すると発表

2月2日、Snowflakeが2億ドル(約310億円)規模のパートナーシップ契約を締結したことが明らかになりました。今回の提携によりOpenAI製モデルをSnowflake Cortex内でネイティブ実行できるようになります。また、データ分析機能を備えたAIエージェントのSnowflake IntelligenceでGPT-5.2などのOpenAI製モデルを実行可能になります

3月3日、「GPT-5.3 Instant」が登場

3月6日、脆弱性の発見・検証・修正を自動化するアプリケーションセキュリティエージェント「Codex Security」を発表

3月8日、新モデル「GPT 5.4 Thinking」および「GPT 5.4 Pro」を発表

3月9日、LLM向けセキュリティサービスを手掛ける米新興企業Promptfooを買収したと発表

3月17日、最新AIモデル「GPT-5.4 mini」「GPT-5.4 nano」を公開

3月19日、Python開発者向けの高速なツール群を提供する「Astral」を買収することに合意したと発表

3月24日、SoraのアプリとAPIを終了させると発表

4月3日、テクノロジー業界の日刊ライブ番組「TBPN(Technology Business Programming Network)」を買収したと発表

4月27日、人工知能(AI)モデルをMicrosoftに独占的に提供する契約を終了すると発表

5月11日、組織が日常業務でAIを最大限に活用できるよう支援する新会社「OpenAI Deployment Company」を設立したと発表

OpenAIが1100億ドル調達、Amazon.comとSoftBank Groupが出資

2月27日、OpenAIは同社の価値を7300億ドル(約113兆9700億円)と評価する大型資金調達ラウンド、Amazon.comから500億ドル、SoftBank GroupとNVIDIAからそれぞれ300億ドル、合計1,100億ドルを調達しました。

今回の資金調達で、OpenAIの評価額は8,400億ドルとなります。

なお、競合であるAnthropic評価額は3800億ドル(約58兆1100億円)です。今回のラウンドに参加したAmazon.comとNVIDIAは、Anthropicにも巨額を投じています。

SoftBank Groupを率いる孫正義氏は「OpenAIは最高水準の技術と圧倒的なユーザー基盤を持つリーダーであり、その成長を確信している」と述べています

対話型生成AIリスト

著名な対話型生成AI(AIチャット)を紹介しています。

ChatGPT

名前 ChatGPT(チャット ジーピーティー)
開発・提供 OpenAI
ウェブサイト ChatGPT.com

生成AIブームの火付け役。

ファミリー

  • コーディングエージェント「Codex
  • エージェントブラウザ「ChatGPT Atlas

Gemini

名前 Gemini(ジェミニ)
開発・提供 Google
ウェブサイト gemini.google.com

Googleが提供するAI。旧称は吟遊詩人を意味する「Bard」。

ファミリー

Grok

名前 Grok(グロック)
開発・提供 xAISpaceX
ウェブサイト Grok.com

イーロン・マスク率いるxAIが開発するAI。

独自のサイトやアプリが用意されている他、X/Twitterに統合されているのが大きな特徴で、X上でGrokのアカウント @Grok に呼びかける事でも利用できる。

関連記事:Grok(グロック)

ファミリー

  • 音声エージェント「Grok Voice」
  • 画像や動画を生成できる「Grok Imagine
  • コーディングエージェントCLI「Grok Build

Copilot
Microsoftが提供するAIチャットボット。
検索エンジンの「Bing」、ブラウザの「Edge」、OSの「Windows」、オフィススイートの「Microsoft 365」など、同社の製品に統合されている。


Claude
Anthropicが倫理面を重視して開発しているAI。
AIコーディングツール「Claude Code」やPC操作用のAIエージェント「Cowork」もあります。


Cursor
AIコードエディター。GPTやClaudeを利用できるほか、独自のAIコーディングエージェント「Composer」を利用できる。


Duck.ai
匿名性の高い検索エンジン「DuckDuckGo」が提供するプライバシー重視のAI。チャットに入力した内容はDuckDuckGoによって匿名化されている。
GPT-5やLlamaといった他社のAIモデルを利用することが出来る。


Brave Leo AI
プライバシー重視のブラウザ「Brave」に搭載されているプライバシー重視のAIアシスタント。モデルにはGPTやClaudeなど他社のものを使用する。


Lumo by Proton
Proton Mailで知られるProtonが提供するプライバシー重視のチャットAI。
モデルにはMistralを始めとするオープンソースモデルを使用。


Le Chat
フランスのAI開発企業・Mistral AIが提供するチャットAI。
同社が開発した独自の言語モデルを使用する。
エージェントAIの「Vibe」にリブランドされる予定

AIエージェントブラウザ「ChatGPT Atlas」

OpenAIは2025年10月21日にAIエージェントを搭載した独自のブラウザ「ChatGPT Atlas」を発表し、Google Chromeが圧倒的なシェアを誇っているブラウザ業界に参入しました。

(10月時点でGoogle Chromeは約73%、AppleのSafariが13%のシェアを占めている)

ChatGPT AtlasはGoogle Chromeと同じChromiumベースのウェブブラウザで、名前の通りChatGPTを搭載しているのが大きな特徴で、ChatGPTは単にチャットを行うだけでなく、AIエージェントとしてブラウザ操作を代行してくれます。

OpenAIのCEOであるサム・アルトマン氏は「AIは、ブラウザの本質を再考する10年に一度の貴重な機会だと考えています」と発表の中で述べました

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