ブログやアフィリエイトサイトにはコメント欄をつけるべきではありません。
ブログ、ウェブサイトにコメント欄は不要
基本的にアフィリエイトの有無や重要性に限らず、ブログやウェブサイトにはコメント欄は不要です。
その理由を解説します。
1.情報サイトにコメントはつかない
根本的な話になりますが、コメント欄を付けた所でコメントが来ません。ですので、コメント欄は使う機会がないものです。
個人ブログならまだしも、アフィリエイトサイトのような情報サイトにはほとんどコメントがつきません。
個性を出したブログを運営していればコメントが多少はつくでしょうが、それでも現在はSNSの方が盛り上がるでしょう。
コメントが全くないということもないでしょうが、「コメント機能という1つのシステムを設置しておくほどか?」と考えると微妙なところです。
これはブログのテーマや読者層にもよりますが、基本的に企業が運営するような超大手のブログメディアやTwitter等で炎上しているブロガーさんでさえブログのコメントはあまり付かないものなんですよね。
特にHow Toやライフハック系の記事だと意見も何も無いので特にコメントがつきにくいです。
コメントのようなコミュニケーションを図りたい場合はSNSを活用した方がいいでしょう。
2.サイトのデザインをシンプルに
現在、ブログやウェブサイトをスマートフォンやタブレットなどスペックが低く、小さい画面で見る方が増えています。
そのためウェブサイトやブログのデザインは軽くし、表示スピードを上げることが求められます。
また、アフィリエイトサイトの場合は無駄な要素を無くし、デザインをシンプルにし、広告を適切に目立たせる工夫も必要です。
訪問者を広告に誘導することが大事だからです。
僅かな良コメントが来ることを期待するよりは、デザインをシンプルにし、広告を目立たせるため潔くコメント欄は削ってしまいましょう。
あまり使わない機能をブログに設置しておくメリットはありません。
思い切って無駄を削り、デザインは極力シンプルにしましょう。
私もコメント欄が本来ある記事下には広告と関連記事を掲載しています。
3.ページの表示スピードを遅くする
先ほども言及した通り、現在はスマートフォンでブログにアクセスする方が非常に多いです。そうした方のためにもブログの要素を減らし、少しでも読み込みスピードを早くすることが重要です。
コメント欄を無くせばデザインはスッキリしますし、ブログの読み込みスピードの軽量化が期待できます。
減らせる要素は減らしましょう。
4.掲示板化を防ぐ
たまにブログメディアでコメントがいっぱい付いているブログを見かけますがコメントというより掲示板として使われているケースがあります。
もしそうなってしまった場合、自分は掲示板の管理人としてブログを管理しなければならなくなります。
某大手掲示板の事例を見てると分かりますが、掲示板(コメント)への書き込みは投稿者だけでなく、管理人も責任を負います。
「管理人なのに殺害予告の書き込みを放置した」とかそんな感じですね。
コメントを掲載していたというだけで、犯罪に巻き込まれたら面倒ですよね。
もっとも、超大手ブログでもない限り警察のお世話になるほどの影響力は持たないでしょうが…
コメント欄が掲示板として使われる場合、上手くいけば、むしろ掲示板として盛り上がり、記事のSEO的な価値が上がる可能性もありますが、スパムや低レベルなコメントがつく可能性の方が高いと思います…
専門的なブログなら有意義なディスカッション(議論)が行われる可能性もあると思いますけどね…
5.初心者の使用が面倒
私がブログにコメント欄を付けていた時、コメントをしてくださる方はインターネット初心者の方(と思われる方)が多かったです。
やはりインターネットに慣れている方は感想等はTwitterでつぶやきますし、分からないことがあれば自分で調べますからね。
少々失礼な言い方ですが、初心者の方は意味不明な質問や勘違いした質問をしてくる事が多いです。
例えば、ブログを公式サイトと間違えて公式へのメッセージをコメントする方など。
コメントされてもこちらは公式サイト(運営)ではないので対応のしようがありません。
質問されてもメール等で確実にみてもらえるとは限らないですしね。
とは言えコメント欄で会話しているとコメントの掲示板化に繋がってしまいます。
6.通りすがりの増加
ネットでは自らを「通りすがり」等と称し、名前を名乗れないユーザーがいっぱいいます。
この”名乗れないユーザー”がすることは非常に面倒です。
わざと返信ができないメールアドレスを入力し、記事への不満や悪口(かどうかもわからないほど稚拙な文章)を残していきます。
著名なブロガーやYouTuberでもこのような意味不明な悪口(にすらなっていない低レベルな文章)には辟易としています。
慣れるものではありません。
特にアフィリエイトサイトの場合は定番の「アフィカス」という悪口が飛んで来やすいですからね。
有る事無い事面倒なクレームや誹謗中傷を送ってくる失礼な人相手に門戸を開いておく必要はありません。
7.セキュリティ、スパム対策
コメント欄はブログと通信するための窓口になるのでスパムやウイルスの標的となりやすいです。
特にブログツールとして有名なWordPressは著名な分ウイルスの標的になりやすいですし、無料ブログにはスパムがたくさんきます(フィルターも精度が上がっているので良くなってはいますが…)。
WordPressにはAkismetなどスパム対策やセキュリティ対策のプラグインや機能も色々あるのですが、最初からコメント欄がなければその必要もありません。
ただ放置しているだけでも危険なので特に使わないならブログのセキュリティを上げるためにもコメント欄は閉じてしまいましょう。
8.アフィリエイトの規約違反をしないように
アフィリエイトやGoogle AdSenseにはコンテンツに関する様々な規約があります。
コメントもブログやウェブサイトの一部ですから、コメントの内容がGoogle AdSenseやアフィリエイトの規約に違反していたという場合は当然自分のAdSenseやアフィリエイトが停止されます。
自分が規約をしっかり守ってサイトを運営していても、コメント欄に規約を違反してしまうコメントがあった場合、当然自分が規約違反になってしまいます。
例えば、Google AdSenseはアダルトな内容を禁止しています。
Google AdSenseを使っているサイトでもし下ネタなどアダルトな内容のコメントがされてしまったらGoogle AdSenseの規約に違反し、アカウントが停止されてしまうかもしれません。
ブログや世間一般の常識的には問題ないコメントでもアフィリエイトやアドネットワークなどの規約に合わせて削除しなければいけないということですね。
アフィリエイトで稼ぐために直接売り上げに関わらないコメント欄を管理し続けるのは無駄な労力です。
自分の労力を減らすためにもコメント欄はなくしましょう。
9.コメントの責任は管理人の責任
先ほども少し言及しましたが、他者が投稿したコメントの責任は管理人の責任です。
また、そのコメントが犯罪に関与してたとなれば事情聴取などを受ける可能性がありますし、最悪そのコメントを放置していた罪に問われる可能性もゼロではありません。
コメント放置の罪に問われるかはそのコメントの内容次第です。
私は法律の専門家ではないので詳しいことは言えませんが、そういう事例も少なからずあるので、気をつけた方がいいでしょう。
10.コメント欄で討論は出来ない
オピニオン(意見)系のブログを書いていると、ブログのコメントに反論がくる場合があります。
しかし、ブログのコメント欄でディスカッション(討論)はできません。
思い思いユーザーが低レベルなコメントを残していくだけです。
反論の機会があればそれでもいいでしょう。
ですがコメント欄では「言い逃げ」される可能性も高いです。まだSNSの方がマシです。
結論:SNSでいいんじゃない?
コメント欄は必要ないんじゃないでしょうか?
今もしコメント欄のようなものが欲しいならSNSで代用した方が良いと思います。Twitterなら気軽に使えますし、Facebookコメントならばブログに実装するのも簡単です。
そもそも、必要とあれば、WordPressの場合数行のコードですぐにコメント欄を復活できますし、無料ブログならば設定から簡単にオンにできるでしょう。
特にコメントも来ない方はサクッとコメント欄を閉鎖しておくことをお勧めします。
アフィリエイトサイトでも、基本は同じです。
アフィリエイトブログで効率よく稼ぐためには自分の労力を減らすことが重要です。
多くの場合、アフィリエイトで最もかかる経費は「自分の時間」でしょうから…少しでも効率的に少ない労力で稼げるように、ブログのコメント欄は閉じてしまいましょう。
アフィリエイトサイトではSNSを運用しないことも多いですが、コメントのようなやり取りをしたい場合はSNSを活用しましょう。
ただし、口コミが重要なサイトなどではコメントを逆に募集してみてもいいかもしれません。