関連記事セクションを追加することで、特に内部リンクの少ないサイトでは、トラフィックが多少増加する可能性がある
出典:Web担当者Forum
やっぱり関連記事って大事なんだな。
効果的なSEOの方法について解説するカテゴリーです。
関連記事セクションを追加することで、特に内部リンクの少ないサイトでは、トラフィックが多少増加する可能性がある
出典:Web担当者Forum
やっぱり関連記事って大事なんだな。
高品質のコンテンツはより頻繁にクロールされるhttps://t.co/Ym0Bi2n16R
これについてGoogleゲイリー氏が言及
・検索ユーザーにとってコンテンツの価値が高く、需要が高いほど、Google がページのクロールを優先する可能性が高くなります。…
— SEOラボ@SEO対策 (@seolabo85) March 15, 2024
これは実感としてもちょっと分かる。
Googleにとって、<b> タグと <strong> タグは別物らしい。
<b>
タグと<strong>
タグの両方とも、テキストが重要であることを指定する方法ですが、同じものではありません。<strong>
タグは警告など、性質上特に重要、緊急、重大なものに使用します。「strong」は「bold」よりも強い形式だと覚えておくことをおすすめします。
URL(パーマリンク)を設定する際、単語はハイフンで区切る事をGoogleは推奨しています。
URL では、ハイフンを使用して単語を区切ることを検討してください。それにより、ユーザーや検索エンジンが URL のコンセプトを理解しやすくなります。URL にはアンダースコア(
_
)ではなくハイフン(-
)を使用することをおすすめします。
ただし、SEO専門家の辻氏によると、これはそこまで重大なルールではなく、わざわざ既存URLをハイフン区切りに変更しても労力に見合う意義は無いはずとのことです。
新規にウェブページを作る際には、気を付けると良いでしょう。
CNETがGoogle検索のランキングを向上させるために古い記事を大量削除、一方でGoogleは古いコンテンツでも大丈夫だと反論
Googleが “古い “コンテンツを好まないと思って、自分のサイトからコンテンツを削除していませんか?そんなことはありません!私たちのガイダンスでは、そのようなことは推奨していません。古いコンテンツもまだ役に立つことがあります。
なんらかの方法でサイトを「新鮮」に見せれば全体的な検索ランキングが向上すると信じて、大量の新しいコンテンツを追加したり大量の古いコンテンツを削除したりしていますか(そのようなことをしてもランキングは向上しません)。
かつては無料ブログでサテライトサイトを量産したり、リンクを業者から購入することにも意味がありました。
しかし、現在ではそうした方法で獲得したリンクは、効果がないどころか、むしろマイナスの影響が出る可能性すらあります。
そうした時代の変化により、サテライトサイトはSEOにおいてその重要性が下がっています。
そのため、アフィリエイトで稼ぐためにサテライトサイトを作る際は、単にリンク目的(SEO目的)でサイトを作るのはオススメしません。
メインサイトを作る過程で得た知識が活かせるサブサイトや、将来的にメインサイトと並ぶサイトを目指せるサイト、メインサイトの内容を補完するサイトなど、よりリンク以外の実益を重視したサイトを作ることが大事です。
また、時代が変わってもリンクの重要性は変わりません。むしろ、リンクは今でもSEOにおいて重要な要素です。
メインサイトに向けてSEOに効果的なリンクを貼るためにも、サテライトサイトはクオリティ重視で作ることが重要です。
メインサイトに向けて強力なリンクを貼れる、SEOに効果的なサテライトサイトを作る上で重要な点(特徴)を6つ解説します。
サテライトサイトはページ単位でもサイト単位でも、量より質を重視して作りましょう。
無料ブログを量産する様なやり方ではNGです。記事も同様に、適当に他サイトの内容をコピペしたりするのではなく、ちゃんと読んでくれた人に価値を与えるクオリティが高いものでなければなりません。
量産した低品質なサテライトサイトからのリンクは意味がないだけでなく、スパム判定を受け、メインサイトのSEOに悪影響を与える可能性すらあります。
Googleも過去に、サテライトサイト(彼らの言葉では「誘導ページ」)についてブログで説明しています。
Google は、ユーザーの検索キーワードに最も関連性が高く、かつ有用な検索結果を提供するよう心がけています。そのため、ここで例にあげたような、検索エンジンからユーザーを誘導するだけのために作られた固有の価値を持たないページは、ガイドライン違反として対応させていただく場合があります。
ウェブマスターの方々の中には、ここまでの説明を読んで、実際ご自身の管理しているページに誘導ページに該当するものがあるかどうか、気になる方もいらっしゃることでしょう。その場合、検索エンジンがなかったとしても、そのようなページを作ったかどうか、考えてみてください。Google ではあくまでユーザーにとってそのページを訪れる価値があるかという観点から判断をおこなっています。本当にユーザーのために作られたページと、検索エンジンからの誘導のみを目的としたページとでは、手のかけ方に大きな違いがあることを Google は認識していますのでご安心ください。
SEO目的であれ、直接の送客目的であれ、メインサイトのアクセスを増やすためだけに作られたページはGoogleに評価されないということです。
SEOを意識するのは当然ですが、サテライトサイト単体で価値あるサイトを作ることが大事だということです。
サテライトサイトもメインサイトと同様に丁寧に作りましょう。
世の中には何百というサテライトサイトからリンクを送るアフィリエイターの方などもいますが、効果的にも労力的にもオススメしません。特に初心者にはあまりにハードルが高いです。
無関係のテーマを扱うサイトからリンクより、テーマに関連性のあるサイトからのリンクの方がGoogleに高く評価されます。
なので、サテライトサイトはメインサイトと同じテーマで作るようにしましょう。そうすることで、サテライトサイトからメインサイトへのリンクが(無関係のリンクより)評価されるようになります。
サテライトサイトを作る際は、無料ブログなどは使用せず、独自ドメインを取得して作成しましょう。
冒頭でも述べた通り、クオリティの高いサテライトサイトを作ることが重要です。
ですから、サービス終了などのリスクがある無料ブログは使わず、独自ドメインを使ってサイトを作ることが重要です。
特に近年はサテライトサイトにもクオリティが求められますから、最終的にはメインサイトとして活用することも考え、自由度の高い独自ドメインを利用することをオススメします。
サテライトサイトを制作する独自ドメインには中古ドメインを使う方法もありますが、中古ドメインを使ったSEOはハードルが上がりますし、リスクもありますから初心者の方にはオススメしません。
基本的にXserverドメイン(旧エックスドメイン)などで新しいものを取得してしまってOKです。
ウェブサイトを公開するためのサーバーにはIPアドレスが振られています。
このIPアドレスがメインサイトと一緒だと、サテライトサイトのSEO効果は弱くなってしまいます。
サテライトサイトのSEOの効果を高めるには、サーバーのIPアドレスがクラスC以上で分散するようにしましょう。
IPアドレスは点(ドット)で区切られ、クラス分けされています。
例:AAA.BBB.CCC.DDD
例えば、IPアドレスが123.456.789.000だったら789がCクラスです。
Cクラスが違えばGoogleは別サイトと認識し、リンクを貼った時の効果が上がりやすくなります。
一般的に、メインサイトと違うサーバーを利用すれば、IPアドレスはクラスC以上で分散されるはずです。
なのでサテライトサイトを作る際は、メインサイトとは違うレンタルサーバーを使って制作しましょう。
以前のようにサテライトサイトを量産する必要はないので、サテライト用にIP分散サーバーなどを契約する必要は(ほとんど)ありません。
安価なレンタルサーバーを1つ契約すればそれで十分です。
せっかくサーバーを分けて自演しても、メインサイトと同じアカウントのGoogle AnalyticsやGoogle Search Consoleに登録しては意味がありません。
それではメインサイトとサテライトサイトの管理人が同じ人間であるとGoogleにバレてしまいます。
ですから、サテライトサイトではメインサイトと同じ広告やアクセス解析ソフトを使うのはやめましょう。
実際にサテライトサイトができたら、メインサイトへリンク貼って、メインサイトの評価を高めましょう。
メインサイトとサテライトサイトを相互リンクしてしまうと被リンクの効果が薄まります。
リンクを貼る際はサテライトサイトからメインサイトに向けてのリンクのみ(一方通行)にしましょう。
メインサイトからサテライトサイトへリンクを貼ることオススメしません。
サテライトサイトのトップページからメインサイトのトップページにリンクを貼るのはあまりオススメできません。
リンクを貼る際は下層(ディープ)から下層へ貼りましょう。
例えば、「投資のサイト」から「お金のサイト」へリンクを貼るのではなく、「投資のサイト」内の株に関する記事から、「お金のサイト」内の株に関する記事へリンクを貼る様にするのが大事です。
リンクを貼る際は、アンカーテキストをしっかり設定しましょう。
アンカーテキストとはリンクの文字列です。
株であれば「株の情報はこちら」という文字でリンクを貼るよりも、「初心者が株をする際に気をつけたいこと」など、リンク先のキーワードに合わせてアンカーテキストを設定しましょう。
リンク先の記事タイトルを使うのも悪くありませんが、アンカーテキストは分散させたほうが良いので、すべて記事タイトルで設定してしまうのはあまりオススメしません。
タイトルでリンクを貼るだけでなく、文章の一部をリンクにして貼るなど、工夫をしましょう。
昔のように、無料ブログなどでいい加減なサテライトサイトを量産するやり方はオススメできません。SEOの効果がないどころか、むしろペナルティを受け逆効果になる可能性があるからです。
サテライトサイトを作る際はSEOやリンクのことだけを考えるのではなく、将来のメインサイトやグループサイトを作るつもりで取り組みましょう。
メインサイトはもちろんの事、サテライトサイトにおいてもクオリティの高いウェブサイトを作ることが重要です。
「E-E-A-T」はGoogle検索がウェブサイトや記事を評価する際に用いられるコンセプト(評価指針)で、以下4つの頭文字です。
かつてはE-A-Tでしたが、2022年12月15日にGoogleは新たにE(experience:経験)を追加し、E-E-A-Tになりました。
「イー イー エー ティー」もしくは、「ダブル イー エー ティー」と読みます。
E-E-A-Tは人生に大きな影響を与えるカテゴリであるYMYL系のウェブサイトにおいて特に重要です。
逆に、非YMYL系のウェブサイトや記事であれば、そこまで高いE-E-A-Tは求められません。
SEOにおいて、サブドメインもサブディレクトリも特に違いはないと、Googleは明言している。
サブフォルダやサブドメインを使用するメリットの有無
ご自身にとって整理や管理が最もしやすくなる方法を選んでください。インデックス登録や掲載順位に対する影響は特にありません。
SEOにおいて、長文の記事を複数の小さな記事に分割し、記事間でリンクさせても良いのか?
記事を分割する事で内容が薄いコンテンツ(≒低品質コンテンツ)と見做されてしまわないのか?
長文記事を分割して複数の短文記事にする事の是非について解説します。
長文の記事を分割して複数の短文記事にする事が、SEOにおいてどう扱われるのか?
結論から言うと、その是非はケースバイケースです。
Googleの検索オフィスアワーで、Google検索チームのリジー・サスマン氏は「長いトピックを扱っている記事を小さな記事に分割して相互リンクさせたら、薄いコンテンツとみなされるのでしょうか?」という質問に対しこう回答しています
まあ、そのコンテンツを見ないとわからないですね。しかし、文字数だけでは、コンテンツの薄さを示すことはできません。あるトピックを深く掘り下げる徹底的な記事もいいですし、理解しやすいトピックに分割することも同様にいいことです。
トピックとそのページのコンテンツによりますし、読者のことを一番よく知っているのはあなたです。ですから、私はユーザーにとって何が一番役に立つか、そしてどんなトピックであれ、各ページで十分な価値を提供できているかということに焦点を当てます。
参考:November Google SEO Office Hours | Google Search Central Blog | Google Developers
「長文だから良い」「短文の方が良い」という単純な話では無く、読者にとってもっとも良い形を取るべきだというのがGoogle検索チームの回答だという事ですね。
しかし、「読者の事を考えて判断しろ」というのは正論ではありますが、さすがに曖昧過ぎて良く分からないですよね。
では具体的にはどうすれば良いのか?次の項目で解説します。
記事を分割するか否かどうやって判断すれば良いのか?
月間250万PVを超えるウェブメディア「サルワカ | サルでも分かる図解説明マガジン」の管理人(当時)であるcatnose氏は、以下の2点を判断基準として挙げています。
1つめに、ユーザーが求めている情報により簡単にアクセスできるようになるかということです。例えば「1つの記事にA、B、C、D、Eとたくさんの情報が盛り込まれているものの、Cの情報だけを知りたいユーザーが多数いる」場合には、Cを別記事に分けるのは有効だと思います。記事の文字数が多く「Cの情報が埋もれてしまっている」ような場合にはなおさらです。
2つ目は、テーマが異なっているかどうかということです。今回のケースでは、2つの記事で明らかにテーマが異なっていました。分割された記事がどちらも似たテーマの場合には重複コンテンツとみなされて、新規は上位に上がらず、元記事は検索順位が落ちてしまう、なんていうこともあり得そうです。
筆者もこの考え方に賛同です。
読者が何を目的に記事にアクセスしているのかは、Google Search Consoleで記事の検索キーワード等を調べる事である程度は把握できるので、記事公開後にそうしたデータを見ることで、記事を分割するべき判断する事ができます。
逆に、記事を統合する場合も同様です。似たようなテーマで文章も少ないのであれば、記事を統合して1つの記事で読めるように対応すると良いでしょう。
もし、記事を公開する前でGoogle Search Console等のデータが無い場合には、「1記事1テーマで書く」「読みやすい文章量に収める」ということを基本的な指針として判断すれば良いでしょう。
ウェブサイトの中には、一度記事を書いたらそのまま放置してしまうサイトがありますが、それはよくありません。
定期的に過去記事を確認し、読者の反応や内容の変化に応じて記事を分割したり、逆に統合すると、読者にとって便利で読みやすい記事を作る事ができます。
ウェブサイトの文章は後から容易に加筆修正する事ができるのが強みです。過去記事も放置せずアップデートし、SEOを強化しましょう。
Googleや読者に評価されるウェブサイトを作るための方法は、ただ新しい記事を書いて更新するだけではありません。
記事を書いた後も放置せず、定期的にチェックして追記や更新を繰り返し、内容の充実を図る事も大切です。
過去記事をチェックしてみると、案外加筆修正の余地がある記事が見つかるものです。
ホームページ制作やメディア事業を行っている株式会社WEB企画の水野氏は自身のブログでこう述べています。
記事数単位でもいいですし、期間単位でもいいので更新し続けるサイトは定期的に見直し日を明確に決めることって大事だなと痛感しています。
(中略)
外注記事だけをどんどん新規記事で入れ込んでいくのは、1、2年は問題ないのですが、その後、どんどん記事が劣化していくので、その対策を今のうちから仕組みの中に取り入れることがすこぶる大事なのではと思います。
現に何も手付かずの5年前の記事がずっと上位に居続けているサイトってあまりみたことがないからです。
2年以上運営しているブロガーさんも記事をどんどん追加しているのに昔のようにトラフィックが伸びない場合には過去記事のリニューアルを疎かにしているからかなー、と。ブロガーさんの知り合い少ないのでわかりませんが。
例え書いた当時は完璧だと思っていても、時間が経つにつれて記事の質が落ちることは決して珍しい事ではありません。
記事の内容が古くなって役立たなくなったり、自分の知識が増えた事で(相対的に)過去記事の内容が薄く感じたり、出典のリンクが切れていたり…
記事が時代遅れの低品質なものにならないよう、定期的に過去記事をチェックし、適宜加筆修正しましょう。
筆者の個人的な体験談から言っても、過去記事の更新はSEOやアクセスアップの為に非常に重要です。
自身のウェブサイトに質の低い記事…いわゆる「低品質コンテンツ」がある場合、どのように対処すればよいのでしょうか?
低品質コンテンツに対処し、SEOにおいて良い結果を得るための方法を解説します。
全てGoogle自身が推奨している方法です。
サイト内の低品質な記事を削除したり、内容を更新して改善することで、サイト全体の検索順位が改善する可能性があります。
もし、サイト内に品質に低い記事があった場合は、以下の方法で改善・対応しましょう。
1つ1つ解説します。
低品質なコンテンツへの対処法としてもっともカンタンなのはそのページを削除してしまう事です。
品質が低く、アクセスもない、特に改善できる点もない…そんな低品質コンテンツ(クオリティが低い記事)を削除することで、他の記事やウェブサイト全体の評価が上がり、Google検索で自分のコンテンツが上位に表示される可能性が高まります。
Googleは公式のドキュメントでこう記しています。
ウェブサイトの一部に質の低いコンテンツが掲載されている場合に、サイト全体のランキングに影響が及ぶ可能性があります。
そのため、質の低いページを削除する、コンテンツの内容が薄いページを有用なページに統合あるいは改善する、または質の低いページを別のドメインに移動することによって、コンテンツの質が良くなり、掲載順位が上昇する可能性があることをもう一つの具体的なガイダンスとして提示しています。
こちらの記事が最初に公開されたのは2011年ですが、2019年にはGoogleのスタッフであるジョン・ミューラー氏が低品質コンテンツに対処する方法の1つとして「コンテンツを削除すること」をあげています。
さらに、2022年にはヘルプフル コンテンツ アップデートの導入に併せて、公式ブログでこの点が再び強調されました。
有用でないコンテンツ自体だけでなく、そうしたコンテンツを比較的多く含むと判断されたサイトにあるコンテンツも、ウェブ上の他のコンテンツを優先して表示すべきと判断されて、検索での掲載順位が下がります。そのため、有用でないコンテンツを削除することで、他のコンテンツのランキングが改善する場合があります。
SEOにおいて、サイト全体の評価を高めるために、低品質コンテンツを削除する事が現在でも有効である事がよく分かります。
この方法が有効である事は、SEOの専門家によっても確認されています。
SEOやマーケティングのコンサルティングやサービスを提供している会社「MOZ」の創設者であるランド・フィッシュキン氏は、Xでこう述べています。
粗末なページを削除してランキングを上昇させた事例ならいくらでもある。公のもので十数件、表に出せないものなら数百件はある。
日本のSEO業界で有名な鈴木謙一氏も、Web担当者Forumの記事でこう述べています。
低品質ページをごっそり削除した結果、残っているページの検索順位が改善した事例を2~3件知っている。
しかし、削除すべきコンテンツを見極めるのは案外難しいものです。
海外では、文字数(英語なので正確には単語数)が少ないページを低品質コンテンツと考え削除したところ、アクセスの60%を失った事例もあります(厳密には、検索からのアクセスのうち、60%が404ページにたどり着く結果になってしまった)。
「低品質ページ」の削除に注意
Harvey氏によると
・とあるサイトが低品質ページを削除
・1000単語以下のページを全て削除
・結果、アクセス数の60%を失った…私が思うに
・「低品質=1000単語以下」と定義
・段階的ではなく一括で消した事
が良くなかったと思う(つづくhttps://t.co/3kr8J3OMHH— SEO研究チャンネル (@seolabochannel) September 16, 2022
「低品質コンテンツ」と一言で言っても、具体的にどのページが低品質コンテンツなのか適切に判断しなければ、逆にサイトの評価を落としたり、アクセス数が減ってしまう可能性があるという事です。
ですので、「文字数が少ない」とか「アクセスが少ない」といった安易な理由でページを削除してはいけません。良く分からなければ削除しない方が良いでしょう。
そのコンテンツの品質については、慎重に判断することが大切です。
コンテンツは残しておきたいが、検索結果には表示されなくて良い(Googleに評価対象にしてほしくない)という場合には、noindexの利用がオススメです。
noindexについては、Googleの公式ウェブサイトの情報が参考になります。
参考:noindex を使用してインデックスから除外する | Google 検索セントラル
WordPressなどを利用していると、カテゴリー一覧やタグ一覧のように、意図せずに生成されてしまうページがあると思います。
noindexを利用すれば、そうしたページをGoogleの評価対象外にする事ができます。
逆にいうと、noindexを設定するとそのページはGoogleから評価されず、検索にも出なくなってしまうので、設定する際は重要なページにnoindexを設定しないように気を付けましょう。
サイトのクオリティを高める方法は、新しい記事を書くことだけではありません。
既存の記事を加筆修正し、クオリティを高めることも大切です。
Googleスイスのサーチトレンド・アナリストを務めるゲイリー・イリェーシュ氏は、低品質コンテンツの対処法として、記事の改善(低品質な記事を高品質な記事に作り直すこと)を最も推奨しています。
低品質だと思われるページが見つかった場合、そのページからの検索トラフィックを期待するのであれば、「削除」や「noindex」ではなく、「品質改善」が最も望まれる対処法となる。イリェーシュ氏はこれを推奨している。
これはブロガーやアフィリエイターに限った話ではありません。海外では大手メディアも取り組んでいる方法です。
アップデートが定期的になされ、いつまでも賞味期限が切れない内容のコンテンツもパブリッシャーにとって重要だ。検索で見つけてもらう大きな助けとなるからだ。たとえば、ハウツーものやレシピ紹介などは時間が経っても古くならない。
ライフスタイル系のメディア「About.com」ではトラフィックの約2/3は、健康や会計関連といった、いつまで経っても実用的なコンテンツに検索で訪れるユーザーから成り立っている。そのため、CEOのニール・ヴォーゲル氏は、「About.com」のライターたちは新しいコンテンツを作るのと同じくらいの時間を、すでに配信したコンテンツをアップデートするのに費やしているという。
「About.com」の健康にフォーカスしたバーティカルサイト「ベリーウェル(VeryWell)」には、約5万ものコンテンツがある。同メディアのコンテンツの平均寿命は285日なのだそうだ。もっとも人気の記事は、もっともアップデートされる記事となっている。
出典:コンテンツの再利用、米大手パブリッシャーの取り組み:記事の平均寿命をいかに伸ばすか? | DIGIDAY[日本版]
既存のコンテンツを更新することは、既存の記事…すなわち自身のブログやウェブサイトに蓄えられた資産を活用する事です。
内容が古くなってしまった記事を更新したり、内容が薄いページを加筆修正するだけで、多くのアクセスを得られるチャンスがあります。
誤字脱字の修正や新情報の追加など、記事を更新してクオリティを保ち、読者の役に立ち続けるよう努力しましょう。
質の低いコンテンツを別のウェブサイト(別のドメイン)に移動するのも良い方法です。
この方法もGoogleの公式ブログで紹介されています。
ウェブサイトの一部に質の低いコンテンツが掲載されている場合に、サイト全体のランキングに影響が及ぶ可能性があります。
そのため、質の低いページを削除する、コンテンツの内容が薄いページを有用なページに統合あるいは改善する、または質の低いページを別のドメインに移動することによって、コンテンツの質が良くなり、掲載順位が上昇する可能性があることをもう一つの具体的なガイダンスとして提示しています。
なお、ここでいう別のドメインとは完全に独立したドメインであって、サブドメインでは意味が無いようです。
サブドメインでは効果がないようです。
WebmasterWorldのスレッドによれば、いっときは改善するもののすぐに再びランキングが下がってしまったとのことです。
パンダ・アップデートで低品質とみなされてしまったサイトは親ドメインでくくられてしまっているのかもしれません。
移動するなら完全な別ドメインにした方がよさそうです。
ウェブサイトのクオリティを高め、SEOで良い結果を出すためには、ただ新規コンテンツを作るだけでなく、既存のコンテンツに目を向けることも大切です。
もし既存のコンテンツの中に低品質なコンテンツがある場合には、ここで紹介した内容を元にコンテンツを改善・処理すると良いでしょう。
ウェブサイトの表示速度が遅いと、ユーザーにとって不便なだけでなく、SEOの面でも悪い影響が出る可能性があります。
Googleは2018年7月から、ページの表示速度を検索順位のランキング要素として扱うようになりました。
検索ユーザーはできるだけ早く質問に対する答えを見つけたいと考えています。研究によると、ユーザーはページの読み込み速度を非常に気にかけています。読み込み速度これまでもランキング シグナルとして使用されていましたが、デスクトップ検索を対象としていました。そこで 2018 年 7 月より、ページの読み込み速度をモバイル検索のランキング要素として使用することになりました。
これを「Speed Update」と呼びますが、対象となるのは、ユーザーがかなり遅いと感じるようなページのみで、ごくわずかな割合のクエリにしか影響しません。そのページがどのような技術を使用して制作されたかに関係なく、すべてのページに同じ基準が適用されます。検索クエリのインテントは依然として非常に強力なランキング シグナルです。そのため、関連性の高い優れたコンテンツを含むページであれば、読み込み速度が遅くても上位に掲載される可能性があります。
対象となるのは、ユーザーがかなり遅いと感じるようなページのみです。
Googleのジョン・ミューラー氏は「既に十分表示速度が速いのであれば、それ以上に高速化しても何も変わらない」と言います。
なので、普通にストレスなく閲覧できるウェブサイトであれば問題は無いでしょうし、あまり過剰に気にする必要は無いと思います。
サイトに読者の役に立たないクオリティが低いページ、いわゆる「低品質コンテンツ」がある場合、(それがサイトの一部であっても)サイト全体の検索順位(Googleからの評価)に悪影響を及ぼす可能性があります。
GoogleのSEOに関する公式ブログに明記されています。
ウェブサイトの一部に質の低いコンテンツが掲載されている場合に、サイト全体のランキングに影響が及ぶ可能性があります。
そのため、質の低いページを削除する、コンテンツの内容が薄いページを有用なページに統合あるいは改善する、または質の低いページを別のドメインに移動することによって、コンテンツの質が良くなり、掲載順位が上昇する可能性があることをもう一つの具体的なガイダンスとして提示しています。
この記事が最初に公開されたの2011年ですが、2022年にも同様の方針がある事が示されました。
有用でないコンテンツ自体だけでなく、そうしたコンテンツを比較的多く含むと判断されたサイトにあるコンテンツも、表示すべきコンテンツがウェブの他の場所にあると考えられ、検索での掲載順位が下がります。そのため、有用でないコンテンツを削除することで、他のコンテンツのランキングが改善する場合があります。
出典:Google のヘルプフル コンテンツ アップデートについてクリエイターが知っておくべきこと | Google 検索セントラル ブログ
文字数が少ないからといって、記事の質が低いという事にはならず、SEOにおいて不利(検索順位が下がる)ということはありません。
単に文字数が少ないだけでGoogleから低品質コンテンツと評価されることは無いのです。
写真サイトや辞書サイトを想像してみましょう。
写真がメインで文字だけでは意味が分からないサイトも、単語の意味が数行で書かれているだけの辞書サイトも、決して質が低いサイトではありません。
大切なのは読者に役立つサイトであり、文字数が多いサイトではありません。
むしろ、下手に文字数が多いと、読むのが大変ですし、読者が知りたい情報が大量の文章の中に埋もれて見つからないかもしれません。
大切なのは、そのページに訪れた読者が、満足するかどうかです。
SEOにおいて文字数は関係ありません。
SEOの専門家やGoogleの”中の人”によって、「文字数=品質」ではないことが繰り返し説かれています。
例え記事の文字数が少なくても、読者が求める価値ある情報であれば、Googleからしっかりと評価されます。
Googleが公式に提供しているGoogle検索に関するドキュメントには、文字数で検索順位を決めるような設定は存在しないと書かれています。
Google が優先する文字数があるとどこかで聞いたか読んだかしたために、特定の文字数になるように記事を書いていますか(そのような設定は存在しません)。
また、Googleのダニー・サリバン氏は、Google 検索で成功するために最適な文字数は存在せず、大切なのはコンテンツを読む人のために、必要に応じて文字数を気にせず文章を書くことだとXで述べています。
同じくGoogleのジョン・ミューラー氏も「文字数は品質を示すものではありません」とXで述べています。
Google検索は、文字数で記事の検索順位を決めるような単純なものではないという事です。
海外では文字数(英語なので正確には単語数)が少ないページを低品質コンテンツと考え削除したところ、アクセスの60%を失った事例もあります。
「低品質ページ」の削除に注意
Harvey氏によると
・とあるサイトが低品質ページを削除
・1000単語以下のページを全て削除
・結果、アクセス数の60%を失った…私が思うに
・「低品質=1000単語以下」と定義
・段階的ではなく一括で消した事
が良くなかったと思う(つづくhttps://t.co/3kr8J3OMHH— SEO研究チャンネル (@seolabochannel) September 16, 2022
「文章が少ないページは低品質なのでは?」「長文を書かなければSEOで不利なのでは?」
このような疑問を持つ方は珍しくないと思います。
しかし、文章が少ない辞書サイトや動画サイトのページがGoogleに表示されている事からも分かる通り、大切なのは文字数ではありません。
大切なのはユーザー、すなわち読者や視聴者にとって価値があるか否かです。
著名なアフィリエイターである染谷昌利氏が監修している「毎月100万円以上の報酬を本気で狙う為の【アフィリエイト】上級バイブル」にもこんな一節があります。
これからアフィリエイトサイトを制作する上では、文字数や記事数を指標とせず、とにかく利用者が本当に満足してくれるサイトにブラッシュアップすることのみを愚直に追求すべきなのです。
(中略)
よく「1記事の文字数はどれくらい必要か」とか「1サイトに何記事くらい入れれば十分か」といった質問をいただきますが、これは残念ながら自分の都合しか考えていませんと大声で触れ回るようなものです。今後は「この内容で利用者は満足してくれるだろうか」「どうしたら競合よりも便利で親切なサイトになるか」と、自問する癖をつけて欲しいと思います。
出典:Google Books
大切なのは、文字数ではなく、読者の役に立つか否かです。
文字数にこだわらず、読者の役に立つコンテンツをしっかり作りましょう。