Founders Fundの投資先はどこ?

ピーター・ティール氏らが率いるベンチャーキャピタル「Founders Fund」のポートフォリオ(出資先・投資先)はどのような会社なのか?

著名な事例を中心にいくつか紹介します。

なお、Founders Fundのポートフォリオは同社のウェブサイトでも確認できます。

投資先

Founders Fundが投資しているスタートアップ等をいくつか紹介します。

仮想通貨

ティール氏は、2023年にファウンダーズ・ファンドを通じてビットコインとイーサリアムに投資を行ったと報じられています

投資時期は昨年の夏から秋で、2億ドル(約300億円)の資金を両銘柄に半分ずつ投資したとのこと

2014年に同ファンドを通じてビットコインへの投資を開始したティール氏は、コロナ禍の強気相場がピークに達した2022年3月末までにそれらを現金化し、約20億ドルのリターンを得たとFinancial Timesは報じています

Anduril

Anduril Industries Inc.(アンドゥリル・インダストリーズ)は、軍事機関や国境監視のための技術を開発する南カリフォルニアの新興企業です。

Andurilはウクライナ戦争でも使用されたドローンなどを提供しており、2022年12月の資金調達ラウンドで、評価額は85億ドル(約1兆3000億円)に達しています

「オキュラス・リフト(Oculus Rift)」をフェイスブックに30億ドルで売却したパルマー・ラッキー氏がティール氏らと組んで2017年に創業した会社で、Founders Fundは同社を支援しています

Palantirの元従業員であるトレイ・スティーブンス氏は、現在同社で会長を務めています

Boldend

2017年にサンディエゴで設立されたBoldend(ボールドエンド)は、サイバー戦争 任務を支援する自動化ツールを作成しています。

Founders Fundは事業のごく初期に1000万ドル以上を秘密裏に投資しました

Clearview AI

FacebookやGoogleから人々の顔データを吸い出し、警察のために巨大なデータベースを構築する顔認識テクノロジー企業「Clearview AI」に出資しています

Cognition

Cognition(コグニション)は、「人間のエンジニアをコーディング作業から解放する」というビジョンを掲げ、プログラム開発のすべての工程を自動化する完全自立型のAIツール「Devin」を開発しています。

Founders Fundは、Khosla Venturesと共に2024年4月のシリーズBラウンドでCognitionに1億7600万ドル(約265億円)を投資し、設立からわずか6カ月の同社の評価額を20億ドルに引き上げました

Cognition

Facebook

当時Founders Fundに勤めていたショーン・パーカー氏は、Founders Fundを説得してFacebookに投資させました

Founders Fundにとってパーカー氏は重要な資産であるとティール氏は述べています。

現況:保有していた株式をすべて売却する(2019年)

SpaceX

ピーター・ティール氏はFounders Fundを通じて、PayPal時代の盟友であるイーロン・マスク氏が創業した航空宇宙会社「SpaceX」に投資を行いました

DeepMind

AIスタートアップのDeepMind(現:Google DeepMind)は設立時にピーター・ティール氏が率いるファウンダーズ・ファンドから出資を受けました。

ハサビスが人間の脳をイメージした汎用人工知能(AGI)の開発を目指していると説明すると、ティールは「これは話が大きすぎるかもしれない」と驚いたが、ティールと彼のベンチャーキャピタル「ファウンダーズ・ファンド」のパートナーたちがディープマインドの創業資金200万ポンドのうち140万ポンドを出資することに決まった。その後、この投資にイーロン・マスクも加わった。

出典:莫大な富をもつとてつもなく賢い者「テクノ・リバタリアン」が、お互いに利用し合ったり、敵対したりしながら、人類の未来をつくっている | ダイヤモンド・オンライン

現況:Googleに買収される(2014年)

Polymarket

Polymarket(ポリマーケット)は、ブロックチェーン技術などを活用した分散型予測市場プラットフォームで、現実世界のさまざまなイベントの結果に対して賭けを行うことができます。有名なものでは、2024年アメリカ大統領選が賭けの対象になっていました

賭博行為を行うプラットフォームである事から、アメリカでは規制の対象となっています

2024年5月14日に公開されたコインデスクの記事によると、PolymarketのシリーズB資金調達ラウンドは、ピーター・ティール氏のファウンダーズ・ファンドが主導しました

Halcyon

Boldendの完全子会社であり、ランサムウェア対策企業のHalcyonに出資しています

Peregrine

Peregrine Technologies(ペレグリン・テクノロジー)は、Palantirの元幹部であるニック・ヌーン氏が創業した企業で、警官によるテクノロジーの濫用を抑制しつつ、米国の地方警察が監視データにアクセスする能力を拡大させることを目指し、データ解析ソリューションを開発しています

Palantir時代の上司であるティール氏は、Founders Fundを通して同社に投資を行っています。

Caldera

Caldera(カルデラ)は、イーサリアムのレイヤー2のブロックチェーンを素早く立ち上げることを支えるプラットフォームを提供する企業です。

Founders Fundは、同社のシリーズAラウンドを主導しました

Layer N

2023年9月に、dao5と共に、イーサリアム上に構築されたL2ネットワーク「Layer N」の資金調達を主導している

Lolli

Lolli(ロリー)は暗号資産を使ったショッピング報酬プラットフォームです。

2020年5月初旬に、Founders Fundの他、Bain CapitalやCraft Venturesなどから300万ドルを調達しています

Neuralink

Neuralink(ニューラリンク)はイーロン・マスク氏が2016年に創業したBMI(Brain Machine Interface:脳マシンインタフェース)企業です。

Founders Fundは資金調達ラウンドのシリーズDを主導した他、シリーズCシリーズEにも参加しました。

Zellerfeld

デザイナーが入稿したファイルをもとにスニーカーを3Dプリントして提供するZellerfeldゼラーフェルド)に、ピーター・ティール氏はFounders Fund(ファウンダーズ・ファンド)を通じて支援しています

Twitterの名前が「X」になった。一番の改悪だ。

イーロン・マスク氏はTwitterを買収し、スーパーアプリ「X」に変更しようと改革を進めています。

その過程では、良い事もありましたが、一方で改悪も多くありました。

マスク氏による改悪の中でも最悪なのは、やはり「Twitter」という名前を「X」に変更したことだと思います。

長年親しまれ、認知されてきた名前を変更するのは大変なことです。

特に、「X」はアダルト(性的)なものを示す、スマホやパソコンなどにおいて「閉じる」「消す」を表す「×(バツ印)」と区別が付きづらい、検索する際に他の分野の「X」が引っかかるなど、ブランドとして確立させるには困難な要素を多く含んでいます。

Xはリブランディングの翌月に、広告代理店に新しいブランドガイドラインを送り、Xのロゴをどのように使うべきか、「ツイート」や「リツイート」の代わりにどのような用語を使うべきか(現在は「ポスト」や「リポスト」)などを説明しているようです。

しかし、ユーザーの言動をみるに、そうした努力は上手くいっていないのかもしれません。

変更直後はもちろんの事、変更から1年経っても、ユーザーはXのことをTwitterと呼んでいます

もちろん、ビジネス的にも確立させたブランドを捨て去ることは大きなデメリットがあります。

Bloombergは、この変更により最大で2兆8,000億円ものブランド価値が損なわれたと報じています。また、Twitter自身も、かつて青い鳥のロゴを「最も認知度の高い資産」と述べていました

短縮URLサービスを提供する「Rebrandly」のCEOである、カーラ・ブルク氏は「1つ確かなことは、人々はTwitterの鳥という友好的でオープンで共有されたコミュニケーションのシンボルが大好きだったということです。”X”ではそうした特徴が伝わるか分かりません。」と述べています

この記事を書いているちょうど前日(2025年3月10日)に、Xで障害が発生しましたが、その際も「Twitterに接続できない」などの声が多く上がっていました

まだまだ「X」のことを「Twitter」と呼ぶ方は多いようです。

WordPressとWP Engineが揉めている件について #WPDrama

(2024年10月15日)

WordPressとWP Engineが揉めている件について、筆者の感想です。


筆者は「マレンウェッグ氏の主張に100%賛同するが、やり方には100%賛同しない」という立場です。

いろいろ事情はあるのでしょうが、やはり罪のないユーザーの事は巻き込まないでほしかったです。

また、マレンウェッグ氏の立場は、この戦いをする上で非常に悪いものです。

実際の気持ちはどうあれ、客観的には「マレンウェッグ氏がWordPressのコミュニティを利用して、競合他社のビジネスを攻撃している」ようにしか見えません。

マレンウェッグ氏はWordPress.com(WordPressをベースにしたブログサービス)とPressable(WordPress用のレンタルサーバー会社)をAutomatticの事業として運営しているためです。

WordPress.comはまだしも、Pressableに関してはWP Engineと全く同じビジネスを提供している完全な同業他社であり、この会社をAutomatticが保有している以上、マレンウェッグ氏がどれだけオープンソースの理想を語っても、「WP Engineが潰れれば、ライバルが減ってお前は金儲けできるもんな」という話にしかなりません。

筆者としては、マレンウェッグ氏にそこまで悪意があるとは思いませんが、客観的にはライバル企業を攻撃している状況であり、それも同氏のやり方に賛同しかねる点です。

なぜPayPalマフィアには女性がいないのか?

ペイパルマフィア(≒初期のPayPalメンバー)には女性社員が全く存在しませんでした。

ピーター・ティール氏と共にPayPal(の前身)を共同創業したマックス・レヴチン氏は、スタンフォード大学のある講義で、ペイパルマフィアに多様性が欠如している原因について以下のように述べています。

「ペイパルはおたくの集まりだったからですよ!誰も女性と話したことすらない。それなのに女性たちと交流したり、雇用したりできますか?」

出典:ピーター・ティール 世界を手にした「反逆の起業家」の野望

確かにこの状況では多様性を意識して女性を入社させても、「オタサーの姫」状態になってお互いに働きづらくなるだけですね苦笑

むしろ、日本以上に陰キャや非モテ、オタクに厳しいアメリカで、非モテおたく男子たちが集まり、協力してビジネスを成功させたのは素晴らしい話だと思います。

iPhoneの背面をカメラとインラインに。

もしAppleがバッテリーを大きくしてスマートフォンの本体を厚くし、iPhone 5のようにカメラを背面とインラインにしていたらどうなるでしょうか?

これはWin-Winでしょうか?

これ自分も同じことを思ってる。

Pro Maxのような大きくても良いモデルは、分厚くしてボディーをカメラとフラットにして、そこにチップやバッテリーを入れたらいいのでは?分厚くなりすぎるかな?

イーロン・マスクによるTwitterの買収&改革

マスク氏によるTwitterの改革に関するニュースを時系列でまとめています。

2022年

4月にマスク氏はTwitterに対して普通株式1株につき54.2ドル(約7700円)での買収を提案、Twitter側が合意した事で、買収契約が締結される

7月に入り、マスク氏はTwitterのボットアカウントが同社の開示資料より多いとの疑惑を理由に、買収を取りやめることを発表

10月5日にマスク氏が「Twitterの買収でなんでもアプリ『X』の開発が加速する」とツイート。再び買収する方針を示す

2022年10月27日付で、起業家のイーロン・マスク氏によるTwitterの買収が完了。買収総額は440億ドル(当時のレートで約6兆4000億円)。

11月3日、自動車大手のフォルクスワーゲンがマスク氏によるTwitter買収を受け、Twitterへの広告出稿を一時停止しました。他、薬品大手のファイザーや米食品大手のゼネラル・ミルズ等も、同様の措置を取っています

11月4日、マスク氏がTwitterの従業員削減を開始。CEOであるパラグ・アグラワル氏など経営陣の3人を解雇し、同社の取締役会も解体。

11月5日、誰でも認証マーク(青いチェックマーク)が取得できる新しいTwitter BlueをiOS(iPhone)向けに提供開始。月額7.99ドルで、米国(アメリカ)、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、英国(イギリス)の5か国で展開しています

11月6日に、「Twitterは”明確な手続き”なしに凍結されたアカウントは解除しない」とイーロン・マスク氏がTwitterで述べました。凍結アカウント解除に関する明確なプロセス策定には少なくともあと数週間を要するとマスク氏は述べています

11月8日にTwitter Inc.が上場廃止

11月9日、イーロン・マスク氏は、政府機関や大手メディアのアカウントに「公式ラベル」を付ける仕組みの導入を撤回すると表明

11月12日、サブスク「Twitter Blue」の提供を一時停止しました。理由は加入者特典である認証バッジの悪用により、なりすましが急増したためです。

2022年11月19日にイーロン・マスク氏が自身のTwitterアカウント上で「トランプ前大統領を復活させる」というアンケートを実施。その結果、賛成が反対を僅かに上回ったため、マスク氏は凍結されていたドナルド・トランプ前大統領のTwitterアカウント(@realDonaldTrump)を11月20日頃に復活させた。

11月25日にマスク氏が「来週から恩赦を始めます」とツイートし、永久凍結アカウントの凍結解除を開始。11月29日時点で62,000のアカウントが復活

12月2日から新しい認証マークを導入するとイーロン・マスク氏がTwitterで明かす

色の違いはアカウント所有者の属性を表すとの事。

  • 金色:企業向け
  • 灰色:政府機関
  • 青色:個人向け(著名人か否かは問わない)

12月9日にマスク氏はTwitterの休眠アカウントを削除し、ユーザー名(@から始まる文字列)を解放する予定だと自身のTwitterアカウントで発表しました。

12月12日、提供を中止していたサブスク「Twitter Blue」の提供を再開

2023年

1月11日、Twitterのサブスクサービスである「Twitter Blue」が日本で提供開始。料金は月額980円(ウェブサイトから登録した場合)。

1月25日、案件ツイート等には「#ad」や「#sponsored」などの記載を義務付け

1月29日にポリシー違反によるアカウント凍結の基準を緩和。凍結解除の基準も併せて緩和しました

3月9日、マスク氏がX Corp.を創業。さらに同月15日にTwitter Inc.との合併を申請。4月4日時点で、Twitterの運営企業はX Corp.となっており、Twitterの運営会社であるTwitter Inc.は消滅しています

7月23日、Twitterを「X」にリブランディングするとイーロン・マスク氏がTwitterで発表。ドメインもいずれはTwitter.comからX.comに変わるとのこと。

7月24日、Twitterのロゴが「X」のロゴに変更される

7月26日、X公式アカウントのユーザー名が「@twitter」から「@X」に変更される

8月12日頃、XのiOSアプリにおいて、シェア用URLがtwitter.comではなくx.comに変更される。

8月23日頃、メールアドレスのドメインがTwitter.comからX.comに変更される

8月24日、ドナルド・トランプ氏が凍結解除後初の投稿

8月25日、企業が求人情報を掲載できる新機能「X Hiring」が登場

8月30日、「X Premium(Twitter Blue)」の会員向けに「いいね」タブを非表示にできる機能を追加

9月13日頃、iOSアプリに続き、ブラウザ版においてもシェア用URLがtwitter.comではなくx.comに変更される。

9月22日、特定のユーザーに限定してツイートを公開する「サークル機能」が2023年10月31日に廃止することを発表

10月5日、これまでXではリンク付き投稿をした場合、リンク先のメディア名や記事の見出しなどを自動表示していましたが、画像とドメイン名だけが表示される仕様に変更されるマスク氏曰く、見た目の美しさや、煽り立てるようなサムネイル画像や誇大なタイトルでクリックを招くような形式の投稿を減らすためとのこと。

11月17日、求人情報検索ツールである「X Job Search」を公開

2024年

2月27日、求人サービス「X Hiring」の求人件数が100万件を超えた発表

5月17日、URLがtwitter.comからx.comに変更される。

6月12日、今週中に「いいね」を非公開にすると、エンジニアリングチームの公式アカウントで発表した

6月13日、Xの「いいね」が非公開になる

6月22日、ライブストリーミング機能(配信)を有料サブスクリプションサービスであるXプレミアム限定の機能として提供する予定であると発表

7月9日、ブックマークに検索機能が搭載される

11月11日、日本支社の社名を「Twitter Japan 株式会社」から「X Corp. Japan 株式会社」へ変更する

2025年

3月28日、xAIがXを買収する

4月30日、X Premiumのユーザーに向けて4K動画の投稿を一部開放

2030年までに使われなくなる5つのプログラミング言語

プログラミングを新たに学ぶ際は、将来性があり長く使えるプログラミング言語を学びたいですよね。

そんな方の為に、この記事ではテクノロジーに関するメディア「Dice」が発表した「2030年までに使われなくなる5つのプログラミング言語」を紹介します。

これからプログラミングを学ぼうとしている方やアプリ等を作ろうと思っている方はぜひ参考にしてください!

Perlは消えていく

現在、様々な言語(特にPython)が採用、ライブラリ、機能の面でPerlを凌駕し始めています。

プログラミング言語の人気をランク付けしている「TIOBE Index」ではPerlが年々衰退しているのが分かります。

Perlの衰退
画像:Perl | TIOBE – The Software Quality Company

Dice Insightsは2030年までにPerlを使う人の数はさらに減り、Perlが完全に消滅してしまう深刻なリスクがあると考えています。

Objective-Cはなぜ滅びるのか?

Objective-CはAppleのMacやiPhoneなどのアプリを作るために使用される言語でした。

しかし、2014年にAppleは自社で開発したプログラミング言語「Swift」を推進し、Objective-CをSwiftに置き換えることに全力を注いでいます

Dice Insightsは2030年にObjective-Cを使って仕事する可能性は、(特殊な仕事でもない限り)ほとんどゼロに等しいと記しています。

今後、MacやiPhoneなど、Apple製品のアプリを作りたいならば、Objective-Cではなく、Swiftを学ぶのが良いでしょう。

Rubyは眠りにつく

2019年にDiceが求人データを分析したところ、Rubyに長けた技術者を探している企業の数が大幅に減少していることがわかりました。

また、IEEE SpectrumやTIOBE Indexなどが提供するプログラミング言語のランキングでも、Rubyは順位を落としています。

初心者でも学びやすく、かつて人気を博したRubyの人気は、現在下降気味です。

エンジニアの人材紹介会社「デカルトサーチ」によれば、Rubyは日本国内における求人も年々減り続けているといいます。

とても人気があり、初学者でも学びやすいRubyの人気が下降しているのは個人的に少し驚きました。

Rubyはドットインストールで少し学んだことがあるのですが、他のプログラミング言語と比べて非常にわかりやすかったです。なので本格的に学んでみようかなと思ったのですが、需要はなくなってきているんですね。残念です。

もっとも、プログラミング言語は作りたいアプリや就職など、目的に合わせて学ぶべきだと思うので、世間の流行だけで選ぶべきではないと思いますけどね。

Rはなぜ死んだのか?

統計学者やデータアナリスト向けに開発されたRは、データサイエンスの中核となるプログラミング言語ですが、現在はPythonがその立場を奪っています。

GitHubの年間レポート「The State of the Octoverse」には、「Pythonの成長の背景には、データサイエンスの専門家や趣味の人たちのコミュニティが急速に拡大していること、そして彼らが日々使用しているツールやフレームワークがある」と書かれています。

Pythonは人気のプログラミング言語ランキングでは上位に入り、プログラミングの初学者にもおすすめされるプログラミング言語です。日本でも非常に注目されています。

Pythonの成長は今後も続き、Rはいずれ、Pythonに完全にとって変わられる可能性があります。

CoffeeScriptは燃え尽きた

CoffeeScriptは全く話題になっていません。

ソフトウェア開発者を支援するプラットフォームであるCodementorは「CoffeeScriptのFacebookコミュニティは今年も存在せず、Freenode IRC、Twitter、GitHub、Stack Overflowのタグでも最下位に近い順位でした。」と伝えています。

Dice Insightsは「CoffeeScriptが再び注目を浴びるような出来事がない限り、10年以内にCoffeeScriptが広く使われるようになることはなさそうです」と記しています。

まとめ

プログラミング言語を学んだり、扱う際には、将来性のある言語を使いたいもの。

もし言語を選ぶ機会があったら、今回紹介した5つのプログラミング言語は避けたほうが良いかもしれません。

ちなみに、Dice Insightは「PythonとJavaScriptの2つは存続すると思います」とも記しています。

この2つは確かに非常に人気のプログラミング言語です。

プログラミングを学んだり、何かを開発する際には、PythonかJavaScriptを選ぶと良いかもしれません。