なぜPayPalマフィアには女性がいないのか?

ペイパルマフィア(≒初期のPayPal)には女性社員が全く存在しませんでした。

PayPalの共同創業者であるマックス・レヴチン氏は、スタンフォード大学のある講義で、多様性が欠如している原因についてこう述べています。

「ペイパルはおたくの集まりだったからですよ!誰も女性と話したことすらない。それなのに女性たちと交流したり、雇用したりできますか?」

出典:ピーター・ティール 世界を手にした「反逆の起業家」の野望

確かにこの状況では多様性を意識して女性を入社させても、「オタサーの姫」状態になってお互いに働きづらくなるだけですね苦笑

むしろ、日本以上に陰キャに厳しいアメリカで、非モテおたく男子たちが集まり、協力し、ビジネスを成功させたのは、素晴らしい話だと思います。

Crescendo Equity Partners(クレッシェンド・エクイティ・パートナーズ)

Crescendo Equity Partners(クレッシェンド・エクイティ・パートナーズ)は、韓国のソウルに本社を置く、アジア(特に韓国)の中堅テクノロジー・製造業への投資に特化したプライベート・エクイティ・ファンドです。

2012年5月に設立され、ピーター・ティール氏がスポンサーとなり、業界と経営に精通したプライベート・エクイティの専門家によって運営されています。

このファンドは半導体やパーツ材料など従来のB2Bハードウェア分野およびITセキュリティやファクトリーオートメーションなど新たな成長エンジンとなるソフトウェア分野に投資しており、日本ではLINEヤフーのグループ会社でNFTプラットフォームの企画・開発を行うLINE NEXTがこのファンドから投資を受けています

2023年11月現在、運用資産規模(契約累計額ベース)は14億ドルに達しています。

逆張りの投資家ピーター・ティールの政治思想とは?

ピーター・ティール氏は変わり者が大勢いるテック起業家の中でも、特に風変わりな人物です。

彼はどのような思想を持っているのでしょうか?ピーター・ティール氏の思想についていくつか紹介します。

政治思想

ピーター・ティール氏は政府の介入を嫌う右派リバタリアン(自由至上主義者)として有名です

ティール氏は10代の頃にレーガン政権の保守主義に感化されてリバタリアンになりました

ティール氏自身は、自らの思想を「国家保守主義(national conservatism)」と呼び、「自由と民主主義は両立しない」として、「権威国家」を樹立する必要性を説いています。そして中央集権的な政府を分割し、テクノロジー企業がIT技術を使って管理する分散型の体制に変えるべきだと主張しています

また、ティール氏のファンは、彼を技術の進歩を個人の自由、科学の進歩、さらには救済に結びつけるテクノ・リバタリアン見ています

9月11日テロ以降は、「イスラムのテロリズムの脅威にますます取り憑かれ」、移民やその他あらゆる形態のグローバリゼーションに懐疑的になったとBloombergの記者であるマックス・チャフキン氏は書いています

2018年、保守的な思想に対する地域の不寛容さを理由に、シリコンバレーからロサンゼルスに移住しました。

米ニューヨーク・タイムズ紙は2022年2月、ティール氏を「右派の新たなキングメーカー(実力者)」と呼びました

ティール氏は、共和党が中絶問題やトランスジェンダーのトイレ使用制限などの問題よりもイノベーションや中国との競争を懸念すべきだと考えています。

私が子供の頃、大人たちの関心はソビエトをどう打ち負かすかでした。そして、我々は勝利しました。それが今や、世間の関心は“誰がどちらのトイレを使うべきか”といったものです。そんな事はどうでもいいのです。もっと重要な事があるはずです」

出典:トランプ応援演説で「ゲイ宣言」の投資家ピーター・ティール、驚愕スピーチの中身 | Forbes

反トランプ

2016年の大統領選ではドナルド・トランプ氏を支持し、トランプ氏の陣営に125万ドルを寄付すると述べました

「ドナルド・トランプが偉大なるアメリカの復活を唱える時、それは過去に戻ろうという意味ではありません。トランプは我々を輝ける未来に向かう道に立ち返らせるのです」

出典:トランプ応援演説で「ゲイ宣言」の投資家ピーター・ティール、驚愕スピーチの中身 | Forbes

しかし、2020年の大統領選ではトランプ氏への寄付は行っていません。ティール氏はトランプ氏の政策の一部を支持していたものの、その後の混乱には不快感を示していたといいます。

ティールは昨年、トランプ陣営からの1000万ドル(約14億円)の献金の要求を断り、2024年の選挙への資金提供からは距離を置くと述べていた。彼は、The Atlantic誌に対し、トランプへの投票は「言葉にならない助けを求める叫びのようなもの」だったと語り、彼を支持することが「思っていたよりも狂気じみていて危険だった」と述べていた。

「彼らは、政府の最も基本的な部分を機能させることすらできなかった」とティールはトランプ政権について語り、「それは、私の低い期待さえも下回るものだった」と述べていた。

出典:J.D.ヴァンス、ピーター・ティールに大統領選への資金援助を要請 | Forbes

ティール氏の考えを知る複数の人物によれば、最終的には政権の無秩序さと、科学とイノベーションに焦点が当てられていないことに失望したとのこと。

政治献金

ティール氏の政治献金(寄付)の大半は、共和党に向けてのものです。

2012年にはロン・ポール氏の大統領選支援に200万ドル近く、さらにテッド・クルーズ氏が連邦上院議員選挙で当選した際にも200万ドルを費やしました

また、2015年8月には元ヒューレット・パッカードCEOのカーリー・フィオリーナ氏の政治活動特別委員会(スーパーPAC)にも200万ドルを投じました

2022年の中間選挙では、16人の共和党候補に献金しました。米調査団体オープン・シークレッツによると、ティール氏の昨年来の献金額は3千万ドル(約43億円)を超え、共和党の個人献金者では3位となっています。

なかでも、ティール氏が最も資金をつぎ込んだ1人がブレイク・マスターズ氏で、1千万ドル以上を提供しています

一方、ここ数年は民主党への寄付も確認されています。2015年にはカリフォルニア州知事のギャビン・ニューサム氏の選挙運動に5万6400ドル、2016年にはカリフォルニア州の民主党議員ロー・カンナ氏に2700ドルを寄付しました。

また、2022年末には2024年の大統領選ではどの候補者にも寄付をしないことを決めたとのこと

かつての部下であるJDヴァンス氏が上院議員に立候補した際は、1500万ドルを寄付しました。これは上院議員候補者1人への寄付としては過去最高額であるとBusiness Insiderは報じています

ピーター・ティールの投資先

伝説的なテクノロジー起業家にして投資家であるピーター・ティール氏の投資先を紹介します。

なお、同氏の投資は個人または自身が率いる投資会社を通じて行われています。

同氏の投資会社には以下のようなものがあります。

  • Founders Fund(ファウンダーズ・ファンド)
  • Valar Ventures(ヴァラー・ベンチャーズ)
  • Mithril Capital(ミスリル・キャピタル)
  • Clarium Capital Management(クラリウム・キャピタル・マネジメント)
  • Thiel Capital(ティール・キャピタル)

著名な投資

ピーター・ティール氏の投資先には以下のようなものがあります

  • LinkedIn
  • Tesla
  • YouTube
  • Yelp
  • Yammer

Facebook

ティール氏が行った投資の中でも、特に成功したのが2004年に行ったFacebook(現Meta)への投資です。

ティール氏は、創業直後のFacebookに、同社初の社外投資家として50万ドルを信用貸しの形で融資し、後にこれを同社の株式10.2%に換えました。

ティール氏はFacebookが2012年5月にIPOを行った際に、保有する株式の一部を売却しましたが、その時だけでも6億4000万ドル相当のリターンを得ています

Stripe

Stripeは2010年にコリソン兄弟(兄:パトリック・コリソン、弟:ジョン・コリソン)が創業したオンライン決済サービスです。

X(Twitter)の決済機能としても利用されていますね。

ピーター・ティール氏はシードラウンドでStripeに投資しました

また、シリーズCは自身が創業したFounders Fundが主導しました

Glance

ティール氏はミスリル・キャピタルを通して、スマホのロック画面でニュースやゲームを楽しめるサービスを手掛けるインド発の企業・Glanceグランス)に4500万ドル(約48億円)を投資しました

なお、Glanceは日本でもSoftBankおよびY!mobileが提供する一部の端末で利用できます。

Mercor

Mercor(メルコア)は、2023年1月に創業したAIを活用して人材マッチングを支援する米国のスタートアップです。

ジョージタウン大学のブレンダン・フーディ氏とスリヤ・ミダ氏、ハーバード大学のアダーシュ・ヒレマス氏らが在学中に起業しました。

この3人は高校の同級生で、2024年3月にThiel Fellowshipに選出され、10万ドル(約1400万円)の資金を授与されました

同社には、大手VCのBenchmarkやTwitterの創業者であるジャック・ドーシー氏が投資を行っており、企業評価額は2025年2月時点で20億ドル(約3000億円)となっています。

ティール氏は、2023年にBenchmarkが主導したシリーズAラウンドに参加しました

公式サイト:Mercor

Rumble

政治的に保守派の人々に人気の動画プラットフォーム(動画サイト)であるRumble(ランブル)出資している

Shares

2022年春先に、Valarを通して、投資とSNSを融合させたアプリ「Shares(シェアーズ)」に投資しました

ブロックワン

ブロックチェーンプロトコルを開発しているブロックワン(Block.one)は、ティール氏から投資を受けたと2018年7月16日に発表しました

クオント

クオント(Qonto)は、簡潔な銀行口座と豊富な金融サポートサービスを提供するデジタルバンクです。

ピーター・ティール氏はValar Venturesを通して出資しています

アイエム

ベルリン発のスタートアップで、写真共有アプリ「EyeEm(アイエム)」を運営するEyeEm Mobile GmbHは、ピーター・ティール氏率いるValar Venturesから投資を受けています

クレッシェンド

ティール氏は、韓国のソウルに本社を置く、プライベート・エクイティ・ファンド「Crescendo Equity Partners(クレッシェンド・エクイティ・パートナーズ)」にスポンサーとして参画しています。

その為、クレッシェンドの投資は、間接的にティール氏の投資にもなります。

クレッシェンドはアジアの中堅テクノロジー・製造業への投資に特化したファンドで、日本ではLINEヤフーのグループ会社でNFTプラットフォームの企画・開発を行うLINE NEXTがこのファンドから投資を受けています

ブリッシュ・グローバル

ブロック・ワン(Block.One)が2021年に子会社としてブリッシュ・グローバル(Bullish Global)を設立した際、ピーター・ティール氏はThiel CapitalおよびFounders Fundを通して投資を行いました

ナリア・キャピタル

ナリア・キャピタルは、Mithril Capitalの元社長で米国の第50代副大統領であるJDヴァンス氏が設立した投資会社です。

ナリヤ・キャピタルはアーリーステージのベンチャーキャピタルで、テクノロジーとサイエンスを駆使してアメリカが直面する重大な問題に取り組むことに重点を置いている。ヘルスケア、農業、防衛、金融サービスなどの分野で大胆な一歩を踏み出す創業者や企業を支援している。

出典:Narya Capital | BLITZ Portal

ピーター・ティール氏は、同社のファンドに投資を行いました

Strive

Strive Asset Management LLC(ストライブ・アセット・マネジメント)は、米国オハイオ州を拠点とする資産運用会社です。

同社は実業家であるヴィヴェック・ラマスワミ氏と米国の大手ビール製造会社であるアンハイザー・ブッシュの流通・販売部門のトップを務めていたアンソン・フレリックス氏が2022年に立ち上げました。

この資産運用会社は、業界大手のブラックロック、バンガード、ステート・ストリートに対抗し、反EGSをテーマにしたETFを提供しているのが特徴です。

この点について、StriveはPRで以下の様に述べています。

ストライブのインデックス・ファンドは、他の大手資産運用会社が提供するものとほぼ同じである。違いは、ストライブが投資先企業に伝えるメッセージだ。他の大手資産運用会社がアメリカ企業に環境、社会、ガバナンス(ESG)の目標を追求するよう指示するのに対し、ストライブは企業に価値の最大化だけに集中するよう指示する。

出典:Strive Asset Management Exceeds Half a Billion in AUM, 3 Months After Launch | Business Wire

ブル-ムバ-グ インテリジェンスのETFアナリスト、エリック・バルチュナス氏は、ストライブをいわゆる反ウォーク・ファンドと同じ陣営に置いています

ピーター・ティール氏とパーシング・スクエア・キャピタル・マネジメントの設立者兼CEOであるビル・アックマン氏は、この会社にシード資金を提供しました

公式サイト:Strive

Quantum Systems

Quantum Systems GmbH(カンタム・システムズ)は、ドイツのミュンヘンに拠点を置くスタートアップです。

2015年に設立されたこの企業は、ドローンの製造を行うベンチャー企業です。

ティール氏は、Quantum Systemsに複数回に渡って投資を行っています。

ピーター・ティール氏は2022年10月16日に、Project AやSanno Capitalと共に資金調達ラウンドに参加しました

当時、ティール氏は「UASの将来は、ソフトウェアやハードウェアだけにあるのではなく、両者のインテリジェントな統合にある。」「その理解により、Quantum Systemsは競合他社より一歩先を行くことになる」と述べています

さらに2023年には、ピーター・ティール氏のティール・ベンチャーズが参加したシリーズBラウンドが完了しました

公式サイト:Quantum Systems

ビットパンダ

オーストリアのデジタル投資プラットフォームであるビットパンダは、2020年にピーター・ティール氏が率いるベンチャーキャピタル企業Valar Venturesが主導する初の大規模な資金調達ラウンドで5200万ドル(約55億円)を集めました

さらに、ビットパンダは2021年8月17日にシリーズCとなる資金調達を完了したと発表しました。このラウンドもValar Venturesが主導したとのことです

自身の会社

ピーター・ティール氏は起業家としても有名です。

自身が起業した会社には、投資家としても参画しています。

PayPal

PayPal(ペイパル)は1998年に創業した決済サービスです。

元々、ピーター・ティール氏らが創業したコンフィニティのサービスでしたが、イーロン・マスク氏が創業したX.comと合併し、eBayに15億ドルで買収されました。

ティール氏が保有する3.7%の株式は5500万ドルの価値があったといいます。

Palantir

パランティア(Palantir)は2003年に創業したデータ分析企業です。

同社が独自に開発したデータ分析ソフトウェアは世界中の政府や自治体、企業で利用されています。

ティール氏は、個人ではもちろん、自身が創業したClarium CapitalとFounders FundでもPalantirに投資しています

関連記事:パランティアの顧客は誰?日本企業も使ってる?

Founders Fund

ピーター・ティール氏はPayPal時代の同僚とベンチャーキャピタルであるFonders Fundを共同創業し、AirbnbやLyftなど多くのスタートアップに投資を行っています。

Founders Fundのポートフォリオはこちらから確認できます。

関連記事:Founders Fundとは?投資先はどこ?

未来への投資

ピーター・ティール氏は、未来を見据え、一風変わったプロジェクトにも投資をしています。

海上国家

海の上に都市を作ることを研究するNPO団体「シーステディング研究所(The Seasteading Institute)」に投資をしています

スマートガン

特定の認証された1人ないし複数の人だけが発砲できる「スマートガン」の技術に投資を進めています

エンハンスド・ゲームズ

ドーピング歓迎のオリンピック大会「エンハンスド・ゲームズ(Enhanced Games)」の創設に向けて投資するベンチャーキャピタリストの1人です。

スタンフォード・レビューとは?

スタンフォード・レビュー(The Stanford Review)は、スタンフォード大学の学生新聞です。

1987年に、ピーター・ティール氏とノーマン・ブック氏が創刊しました。

公式サイト:The Stanford Review

概要

スタンフォード・レビューは保守系の学生新聞です。

略して「レビュー(The Review)」と呼ばれることもあります。

同紙はAboutページで以下のように述べています

1987年に創刊されたスタンフォード・レビューは、スタンフォード大学の独立系新聞です。幅広い問題に対するさまざまな見解を提示し、キャンパス内で理性的な議論の場を作り、意見が異なる人たちの参加を促すことを目的としています。学年度中はニュースや意見記事を掲載しています。

歴史

1987年に、ピーター・ティール氏は、高校時代の友人であるノーマン・ブック氏とともにスタンフォード・レビューを創刊しました。

他の政治活動家であるスタンフォード大学の学生が南アフリカからの投資撤退を請願し、大学のレーガン図書館収容計画に抗議していた当時、レビューは公然と保守的でした。

Bloombergの記者であるマックス・チャフキン氏によると、初期の号には「隠れマルクス主義者」であるリベラルな教授に関する一面記事、西洋文化の授業に非白人作家が含まれることに対する中傷的な論説、そして自ら選択して禁欲したストレートの若者に関する風刺的で奇妙なセックスコラム「性的逸脱者の告白」などがあったといいます。

ベイエリアでエイズ危機が猛威を振るう中、同紙は「不自然なセックス」や「同性愛嫌悪」に反対する論文を掲載しました。

ピーター・ティールとの関わり

スタンフォード・レビューは、億万長者の投資家であるピーター・ティール氏が、スタンフォードに在学していた1987年に、高校時代の友人であるノーマン・ブック氏とともに創刊した学生新聞です。

ティール氏は、のちに起業した会社で、スタンフォード・レビュー出身の人間を多く雇用したり、非営利団体によって運営される同紙に多額の寄付を行ったりと、卒業後も同紙と深くかかわっています。

参考

ティール財団とは?

Thiel Foundation(ティール財団)は、ピーター・ティール氏による科学、技術、そして未来に関する長期的な思考を支援する財団です。

この財団は以下2つのプログラムを実施しています。

公式ウェブサイトにはチームとして以下の2名の名前が掲載されています。

  • ピーター・ティール – 創設者
  • クレア・オブライエン- 財団管理者

また、ブレイク・マスターズ氏は同財団のプレジデントとして2016年にドナルド・トランプ氏の選挙活動を支援していました

関連リンク

ピーター・ティール・ニュース

ピーター・ティール氏に関するニュースをまとめています。

2024年

2023年

2022年

2021年

2020年

2017年

2016年

2015年

2014年

2012年

英語のニュース

ピーター・ティールの経歴

伝説的なベンチャー投資家にして億万長者であるピーター・ティール氏の経歴を時系列でまとめています。


1967年10月11日、西ドイツのフランクフルト・アム・マイン生まれる

1968年、1歳のとき家族とともに、アメリカのクリーブランド移住

南アフリカ共和国のヨハネスブルグで1年間私立学校に通っていたが、南西アフリカ(現在のナミビア)のスワコプムントでは公立の小学校に通っていた

ベイエリアの中流階級が住むフォスター・シティに移住。アメリカではモンテッソーリ教育の学校に通っていた

1985年、スタンフォード大学に入学。

1987年、高校時代の友人であるノーマン・ブックと共に、保守派の月刊学生新聞「スタンフォード・レビューThe Stanford Review)」を創刊する

1989年、スタンフォード大学を卒業。哲学の学士号(B.A.)を得る。その後、スタンフォード大学の法科大学院に通う。

1992年にスタンフォード大学の法科大学院を卒業

その後、アトランタの保守派判事の書記官を務め、その後企業法務事務所で1年目のアソシエイトになった。7か月後に弁護士の仕事を辞め、デリバティブ取引のトレーダーとしてしばらく働きました。

1995年にはカリフォルニアの高等教育機関における多文化主義と「ポリティカル・コレクトネス」の影響に疑問を投げかけた「The Diversity Myth」をレビュー誌の友人であるデイビッド・サックスと共著で出版する

家族や友人から集めた資金でヘッジファンドのティール・キャピタルを設立する

1998年に若手の暗号学者マックス・レブチンと出会い、スタートアップ「コンフィニティ(後のPayPal)」を共同設立。同社への投資も行う。

1999年、コンフィニティのCEOに就任する

PayPalがイーロン・マスク氏のX.comと合併。専務(Executive Vice President)就任する

2002年10月までPayPalのCEOを務める。同年、PayPalを辞任する

2003年5月6日Palantir(パランティア)を共同創業。

2004年、Facebook(現Meta)に投資。

2005年、ベンチャーキャピタルの「Founders Fund」を創業

2007年、Fortuneに「The PayPal Mafia」と題された記事が掲載される。ペイパル・マフィアの有名な集合写真はこの時のものである。

ペイパル・マフィアの集合写真。中央左にピーター・ティール氏が写っている。

2007年12月、米ゴシップ系メディア・Gawkerにアウティング(無断でゲイだと暴露)される

2010年9月28日、サンフランシスコで開催されたカンファレンス「TechCrunch Disrupt」で行われたディスカッションにおいて、学校を中退する子供たちに最高10万ドルの助成金を提供する新しいイニシアチブ(現:Thiel Fellowship)を開始すると発表

10月1日にベンチャーキャピタルのValar Ventures創業する

2011年、起業を志す20歳未満の優秀な若者20人に、10万ドルずつを与えるプロジェクト「20 Under 20(現:Thiel Fellowship)」を開始。

2011年3月、ニュージーランドの国籍を取得する。

10月31日にベンチャーキャピタル兼ファミリーオフィスのThiel Capitalを創業する

2012年、同氏がゲイであると書いたメディアGawkerを提訴

2012年6月20日午前、ベンチャーキャピタル企業「ミスリル・キャピタル」を創業した発表

2014年に後世での蘇生を期待して死後に肉体を冷凍保存する計画(クライオニクス)を実施しているアルコーに登録する。これは「どちらかというとイデオロギー的な意思表示のようなもの」とのこと。

2015年、カリフォルニア州知事のギャビン・ニューサムの選挙運動に5万6400ドルを寄付した

ティールはカトリックの雑誌「ファースト・シングス」に「エデン主義に反対」というエッセイを発表した

2015年8月、元ヒューレット・パッカードCEOのカーリー・フィオリーナ氏の政治活動特別委員会(スーパーPAC)に200万ドルを投じる

2015年12月11日、イーロン・マスク氏やサム・アルトマン氏らと共に、OpenAIを共同創業

2016年、カリフォルニア州の民主党議員ロー・カンナに2700ドルを寄付した

2016年の大統領選挙でトランプ陣営の最大の献金者の一人となり、スーパーPACと直接寄付で125万ドルを寄付した。

2016年7月21日、共和党大会に登壇しスピーチを行う。スピーチ内で自身がゲイであることを公式に認める

2016年11月11日、ドナルド・トランプ次期米大統領の政権移行チームに参加することが正式に発表された

2018年の初めに、保守的な意見に対する地域の不寛容さを理由に、シリコンバレー(サンフランシスコ)からロサンゼルスに移住。また、マイアミビーチに豪邸を購入した

2018年7月16日にブロックチェーンプロトコルを開発しているブロックワン(Block.one)は、ティール氏から投資を受けたと発表しました

2019年、J.D.ヴァンス氏らが2019年に創業したVC・ナリヤ・キャピタル出資した

2021年3月、同氏のベンチャーキャピタル企業で働いていたことがあり、後にオハイオ州の上院議員に立候補したJ・D・ヴァンスを支援する政治活動委員会(PAC)に1000万ドルを寄付した。また一か月後にはアリゾナ州の上院議員候補である共和党のブレイク・マスターズを支援する新しいPACに1000万ドルを寄付した。

2021年4月6日、リチャード・ニクソン財団によって開催された「保守的な現実主義と国家保障」に関するオンラインセミナーにゲストとして登場。セッションの中で「AppleとGoogleが中国と接近し過ぎている」と語る

2021年8月、サロナ・ビレッジ・ホールディングスを通し、秘密裏にワシントンD.C.のウッドランド・ノーマンストーン地区にある1万平方フィートの家を1300万ドルで購入した

2022年2月7日、Meta(旧Facebook)の取締役を退任すると発表。同年5月25日、正式に退任

2022年8月、ニュージーランドに巨大な屋敷を建てる計画が、地元当局によって却下される

2022年、マルタ共和国の国籍を申請する

2023年12月13日、ピーター・ティール氏がスポンサーとして支援を行っている韓国のプライベート・エクイティ・ファンド「Crescendo Equity Partners(クレッシェンド・エクイティ・パートナーズ)」が、LINE NEXTに出資

2024年

2024年1月31日、”ドーピング歓迎”のオリンピック大会「エンハンスド・ゲームズ(Enhanced Games)」の創設に向けて投資するベンチャーキャピタリストの1人である事が公表される

2024年2月26日に、自身が率いるFounders Fundが他社と共同でモジュラーブロックチェーンプロジェクト・アベイルのシード調達ラウンドを主導した

2024年3月12日、自身が創業したPalantirの株を700万株以上(約1億7,500万ドル相当)売却した。ティール氏は同社の株式の約7%を所有している。

2024年7月16日、自身の元部下で、政治献金も行ったJ・D・ヴァンス上院議員が、共和党の副大統領候補に選ばれる

参考

ピーター・ティールの名言

ピーター・ティール氏の名言を紹介します。

完全に打ちのめされるような失敗をしたとしても、それがどうしたと言いたい。もっとやりがいのある道はいつだって見つけられるんですから

出典:ピーター・ティール 世界を手にした「反逆の起業家」の野望

ピーター・ティール氏は連邦最高裁判所の事務官を目指して面接を受けますが、結果は不採用となります。

これまであらゆる競争に勝ち続けてきたティール氏にとって、それは大変なショックな事です。ティール氏は当時を振り返り、「完全に打ちのめされてしまいました」と告白しています。上記の言葉は、そんな過去の挫折を乗り越えた結果、出てきた言葉です。

悪い計画でも、全く計画が無いよりマシだ

出典:Zero to One

我々は空飛ぶ車を欲していたが、代わりに手に入れたのは140文字だ。

出典:Yale School of Management

2011年。140文字とはTwitter(現X)の事です。ティール氏は世の中の発展がインターネット偏重で、現実の世界が発展していない事を残念に思っています

賛成する人がほとんどいない、大切な真実はなんだろう?

出典:ほぼ日刊イトイ新聞

ピーター・ティール氏は採用面接で必ずこの質問をするそうです。

何よりの逆張りは大勢の意見に反対するのではなく、自分の頭で考えることだ

出典:Forbes

自身の信念を持つことが大切なんですね。

人生の大部分を左右する競争に巻き込まれる前に、掲げられている目標が本当に欲しいのかどうか自問しなさい

出典:Business Insider

ティール氏は競争を強く否定しています

トランプが何でもかんでも変えてしまうと皆騒ぎ立てているけれど、私にとってのリスクは、トランプがあまりに少しのことしか変えられないんじゃないかというものです

出典:Business Insider

ティール氏はトランプ就任後にニューヨーク・タイムズ紙のインタビューにこう語っています。

成功した起業家の多くは、軽度のアスペルガー症候群の特徴が見られる。つまり、模倣や社交の能力が欠如しているように見える

出典:Washington Post via Business Insider

この世の中では、天才よりも勇気のある人のほうが不足しているのです。

出典:BRIDGE

私は絶対にイーロン・マスクの反対には賭けない

マッキンゼーは完全な詐欺だ。すべてが偽物だ。

出典:OfficeChai

自由と民主主義はもはや両立すると思わない

出典:現代ビジネス

ピーター・ティールが1億7500万ドル相当のPalantir株を売却

(2024年3月16日)

ピーター・ティール氏が、2024年3月12日に700万株以上(約1億7,500万ドル相当)のPalantir Technologies Inc.の株式を売却したとBloombergが報じた

ティール氏がPalantirの株を売却するのは2021年以来である。

ティール氏はこれまで、34億ドル相当のPalantir株を保有していた。

Bloomberg Billionaires Indexによれば、ティール氏は現在もPalantirの株式を約7%所有しており、これはティール氏の105億ドルの資産の中で最大のものとなっている。

参考:Bloomberg