男性は善悪、女性は好嫌を基準に苦情を申し立てる傾向

商品苦情に比べて広告苦情は、概して感情に左右されやすく、特に女性(30~40 代の PTA 世代)にその傾向が強いとのことであった。一方、団塊の世代を中心とした男性高齢者に「筋論クレーマー」が多く、自分のためというよりも世直しのために、社会の代弁者として苦情を申し立てる傾向にあることも見出された。

(中略)

男性は“善悪”(許されるかどうか)を判断基準とする「認知的苦情」を、女性は“好嫌”を判断基準とする「感情的苦情」を申し立てる傾向にあった

出典:広告苦情の類型化と広告表現の許容範囲に関する実証的研究

「CMにPTAのオバサンが苦情を入れている」という構図、偏見ではなく実際にそうなんですね。