X/Twitterの「使われていないユーザー名をオークション形式で販売する計画」が具体化し始めている

追記:2025年10月19日、Xは使われていないユーザー名を販売する公式サービス「X Handle Marketplace」を開始した発表しました

(2025年4月4日)

Xは認証済み組織(プレミアムサブスクリプションサービスに登録している企業や政府機関)に向けて、ユーザー名(@から始まる文字列)をオークション形式で販売する計画があると報じられています

すでに、2023年の段階で販売の打診を受けたユーザーが出ている様子

アプリ研究者のNima Owji氏によれば、オークションの開始価格は1万ドル(約146万円)からで、50万ドル(約7300万円)を超えることもあるとのことです。また、複数購入の場合は割引もあるとのこと

Xのプレミアムプラス料金、世界で値上げ 日本では約30%

(2024年12月24日)

Xは12月21日に、X Premiumの最上位プラン「プレミアムプラス」を月額2,590円(年額27,300円)に値上げしました。

スマホのアプリから加入する場合は、手数料が加算されるため、月額3,900円(年額39,000円)となります。

他のプランの料金に変更はありません

ちなみに、値上げ前の価格は月額1960円(年額20,560円)でした。

参考:Xのプレミアムプラス料金、世界で値上げ 日本では約30%(ITmedia NEWS)

余談:X Premiumは2025年2月17日に月額6,080円に値上げされました

Xの評価額が440億ドルに回復

(2025年3月19日)

投資家らは、ソーシャルメディア「X」を運営するX社の評価額を440億ドルと評価しています。

これは、2022年にイーロン・マスク氏が同社(当時はTwitter Inc.)を買収した際と同額です。

2024年9月には、同社の価値が100億ドル未満と判断されていましたが、急激な上昇となっています。

BloombergはXがマスク氏の参加を得て「ほぼ10億ドルの新たな株式資金」を調達したと報道しています。

参考:X bounces back to $44 billion.(The Verge)

イーロン・マスクのxAIがXを全額株式交換で買収し、xAIホールディングスが誕生

(2025年3月29日)

3月28日(現地時間)、イーロン・マスク氏は自身が率いるAIスタートアップのxAIが、同じくマスク氏が所有するSNSのX(旧Twitter)を全額株式交換で買収したと発表しました

マスク氏は今回の統合について、Xへの投稿で以下のように述べています。

xAIとXの未来は密接に結びついています。今日、私たちはデータ、モデル、計算リソース、配信網、人材を統合する第一歩を正式に踏み出しました。この統合により、xAIの高度なAI能力と専門知識をXの大規模な影響力と結びつけることで、計り知れないほどの可能性を解き放つことになります。統合された会社は、何十億もの人々によりスマートでより有意義な体験を提供しつつ、真実の追究と知識を発展させるという我々の核となる使命に忠実であり続けます。これにより、単に世界を反映するだけではなく、人類の進歩を積極的に加速させるプラットフォームを構築することが可能になります。

元々、xAIが開発したAIチャットボットである「Grok」がSNSの「X」に搭載されたり、XのデータをGrokの学習ソースとりて利用したりなど、xAIとXは密接に関わってきましたが、今回の買収により両社の連携は一段と強化される事になるとみられています。

なお、xAIの価値は800億ドル(約12兆円)、Xの価値は450億ドル(約6兆7500億円)から負債120億ドルを除いた330億ドル(約4兆9500億円)になるとマスク氏はXで明かしています

今後、XとxAIのすべての株式は、新会社「xAI Holdings Corp.」の株式と交換される予定です

この新会社は2025年3月27日にネバダ州で登記されており、マスク氏が社長を務めています。

xAI Holdings Corp.の企業価値は負債を除き1000億ドル(約15兆円)を超える規模となる見通しであるとBloombergは報じています

マスク氏は2022年に440億ドル(約6兆6000億円)でX(当時の名称はTwitter)を買収していました

Twitterの名前が「X」になった。一番の改悪だ。

イーロン・マスク氏はTwitterを買収し、スーパーアプリ「X」に変更しようと改革を進めています。

その過程では、良い事もありましたが、一方で改悪も多くありました。

マスク氏による改悪の中でも最悪なのは、やはり「Twitter」という名前を「X」に変更したことだと思います。

長年親しまれ、認知されてきた名前を変更するのは大変なことです。

特に、「X」はアダルト(性的)なものを示す、スマホやパソコンなどにおいて「閉じる」「消す」を表す「×(バツ印)」と区別が付きづらい、検索する際に他の分野の「X」が引っかかるなど、ブランドとして確立させるには困難な要素を多く含んでいます。

Xはリブランディングの翌月に、広告代理店に新しいブランドガイドラインを送り、Xのロゴをどのように使うべきか、「ツイート」や「リツイート」の代わりにどのような用語を使うべきか(現在は「ポスト」や「リポスト」)などを説明しているようです。

しかし、ユーザーの言動をみるに、そうした努力は上手くいっていないのかもしれません。

変更直後はもちろんの事、変更から1年経っても、ユーザーはXのことをTwitterと呼んでいます

もちろん、ビジネス的にも確立させたブランドを捨て去ることは大きなデメリットがあります。

Bloombergは、この変更により最大で2兆8,000億円ものブランド価値が損なわれたと報じています。また、Twitter自身も、かつて青い鳥のロゴを「最も認知度の高い資産」と述べていました

短縮URLサービスを提供する「Rebrandly」のCEOである、カーラ・ブルク氏は「1つ確かなことは、人々はTwitterの鳥という友好的でオープンで共有されたコミュニケーションのシンボルが大好きだったということです。”X”ではそうした特徴が伝わるか分かりません。」と述べています

この記事を書いているちょうど前日(2025年3月10日)に、Xで障害が発生しましたが、その際も「Twitterに接続できない」などの声が多く上がっていました

まだまだ「X」のことを「Twitter」と呼ぶ方は多いようです。

X/Twitterはサブ垢を作ると楽しくなる

Xは、目的ごとにアカウントを作り、それぞれで交流や推し活をすると使いやすいです。

アカウントのテーマを絞ると、「おすすめ」の精度も良くなるので、情報収集もはかどります。

ちなみに、Xでは基本的にアカウントを何個作ってもOKです。アプリやウェブサイトも複数アカウントの切り替えに対応しています。

YouTubeも同様ですブランドアカウントを作って、アカウントごとに好みのチャンネルを登録するとホーム画面のおすすめ精度が上がって快適になります

参考:Twitter、複垢にしたら楽しくなりました | ギズモード

ウェブ版のXで「?」を押すとショートカット一覧が表示される

ブラウザ版のX(旧Twitter)で「?」を押すとキーボードショートカットの一覧(チートシート)が表示されます。検索ボックスやポスト欄に「?」を入力してしまわないように注意してください。

なお、ショートカットキーは環境によってはうまく機能しません。

参考:X/Twitterで「?」を押すとショートカット一覧が表示される

XがGrokを全てのユーザーに無料で提供開始

(2024年12月6日)

Xは、AIチャットボット「Grok(グロック)」を全てのユーザーに提供開始しました。これまでは、X Premiumに加入しているユーザーしか利用できませんでした。

Xは現在、全てのユーザーに対して2時間ごとに10回の無料プロンプトを提供しています。画像生成は1日に3件までです。それ以上の利用にはサブスクリプションへの加入が必要です。

この変更は、アップデートに気づいたXユーザーの報告を引用する形でThe Vergeが報じました。TechCrunchによると、先月からXがニュージーランドなど一部の国でGrokの無料版の試験運用を開始していたとのことです。

この変更により、GrokはOpenAIのChatGPTやAnthropicのClaudeと同様のフリーミアムモデルとなりました。基本的な機能を無料で提供しつつ、より多くの使用量や高度な機能については有料サービスへの登録を促す仕組みです。

これによって、より多くのユーザーがGrokを体験できるようになりました。

参考:Grok is now free for all X users | TechCrunch

X/Twitterではポストにリンクを含めると潜在的なリーチが制限される

(2024年11月26日)

マスク氏はXがリンクを含むポストがリーチを得られないアルゴリズムになっている事を示唆し、ポストのインプレッションを稼ぎたい場合は、「メインの投稿に説明を書いて、返信にリンクを貼る」ことを推奨しました

グレアム氏は「リンク付き投稿の優先順位が下がることは、Xの最大の欠陥。(中略) Xに惹かれるのは何が起きているかを知るため。そして、それはリンクなしではできない」と投稿した。

これに対し、イーロン・マスク氏は「メインの投稿でエッセイを書き、リンクをリプライに載せればよい。これで怠惰なリンク貼りがなくなる」と返信。リンクをリプライに載せることで、リンク付きツイートの優先表示問題を回避できるとした。

出典:X、URL付き投稿の表示優先度を下げる マスク氏「リプライにリンク入れろ」(Impress Watch)

1つのニュースをシェアするために、わざわざリプを活用して2つポストをするのは面倒ですね…

ニュース等を投稿する上で、出典を示すことは非常に重要だと思うのですが、これだと出典を示すためにリンクを貼るインセンティブが損なわれてしまいます。

ユーザーをXに留めたいのでしょうが、個人的には普通にリンクを貼りたいです(´・ω・`)

参考:XのマスクCTO、「リンクはメインではなくリプライに入れろ」(ITmedia NEWS)

イーロン・マスクのTwitter買収に資金提供した銀行団の債権売却が大幅に進展

(2025年2月13日)

ウォール街の銀行は、イーロン・マスク氏のTwitter(現X)買収に関連する30億ドルの融資売却に、大きな進展を見せているとFinancial Timesが報じています

この動きは、モルガン・スタンレーを中心とする銀行団が、2022年の買収に関連する55億ドル相当の負債売却に成功してから、わずか1週間後に行われることになります。市場の急落により買い手が逃げ出していた状況から、大きな転換を迎えています。

今週に入り、売却の注文は50億ドルを超え、銀行側の自信も深まっています。当初予定していた債務の割引を取りやめることができる見通しとなり、モルガン・スタンレーは9.5%の固定金利を付けた有担保ローンについて、割引なしでの価格設定を目指しているとのことです。

この成功は、マスク氏の440億ドル規模の買収に約130億ドルを提供した7つの金融機関にとって、大きな勝利となります。参加した金融機関には、モルガン・スタンレーの他、バンク・オブ・アメリカ、バークレイズ、みずほフィナンシャルグループ、MUFG、ソシエテ・ジェネラル、BNPパリバが含まれています。

2022年当時、ウォール街の金融機関は、Twitter(現X)の敵対的買収に参加しようと熾烈な競争を展開していました。しかし、FRBの積極的な利上げやマスク氏自身による買収撤回の動きなど、市場の混乱により、貸し手となる予定だった投資家たちは警戒的な姿勢を示すようになりました。

その結果、取引完了後、モルガン・スタンレーと他の6行は自己資本での対応を迫られ、他の融資業務にも影響が及び、評価損の計上による損失を被ることとなりました。

しかし、状況は好転します。昨年のトランプ前大統領の当選とマスク氏との関係強化が、投資家の関心を呼び戻すきっかけとなりました。さらに、マスク氏の人工知能スタートアップであるxAIへのXの出資が、投資家の期待を一層高めることとなりました。

今月の売却と、1月にダイアミター・キャピタル・パートナーズやダルサナ・キャピタル・パートナーズなどの資産運用会社へ売却された10億ドルの債券により、銀行団が提供した融資の大半が清算される見込みです。関係者によると、銀行団は約30億ドルのジュニア無担保ブリッジローンを保有することになるとのことです。

先に売却された65億ドルのタームローンは、取引開始以来大幅に価値が上昇しており、ウォール街のブローカーは1ドル99セントから100セントという高値で取引を提示しています。この好調な値付けが、今週の有担保ローン価格設定に向けた7社の貸し手グループの意欲を高めているようです。

なお、この件についてモルガン・スタンレーはコメントを控えており、X社からの回答は得られていないとFinancial Timesは伝えています