Palantirには日本法人がある!

ピーター・ティール氏らが起業したデータ分析企業「Palantir(パランティア)」には、日本支社の「Palantir Technologies Japan株式会社」が存在します。

Palantir Technologies Japan株式会社は、Palantir TechnologiesとSOMPOホールディングスが共同で設立しました

正式名称 Palantir Technologies Japan株式会社
フリガナ パランティアテクノロジーズジャパン
創業 2019年10月15日事業開始:同年12月1日)
所在地 〒150-0001 東京都渋谷区神宮前6丁目12−18 ジ アイスバーグ 6階
法人番号 5010401148754
代表者 楢﨑浩一
公式サイト Palantir (パランティア)

Palantir Japanは日本の各産業や政府機関におけるデジタルトランスフォーメーションに貢献しています

著名な顧客にSOMPOホールディングスや富士通があります。

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Palantir Japanの歴史

2019年11月、SOMPOホールディングスと共同出資(ジョイントベンチャー)で、日本にPalantir Technologies Japan(本社:東京都中央区)を設立。資本金は1億ドルで、出資比率はSOMPOホールディングスが50%、Palantir Technologiesが50%である。

2020年

6月、SOMPOホールディングスが5億ドル(約500億円)をPalantirに出資する

6月に富士通がPalantir TechnologiesおよびPalantir Japanとパートナーシップ契約を締結する

6月10日、富士通がPalantirに5000万米ドル(約53億円)を出資したと発表した

2025年

8月5日、富士通がPalantir Japanと生成AI基盤に関するライセンス契約を締結した

オフィス「The Iceberg」

Palantir Japanが2021年11月9日から入居しているオフィスは、「The Iceberg」という非常に特徴的な建物です。

明治通りに面したファサード(前面の外観)は、クリスタルをイメージした青とメタリックの中間膜を用いた全面ガラス張りが特徴です。

設計を担当したCreative Designers Internationalのベンジャミン・ウォーナー代表は、「彫刻のようにつくり上げたクリスタルな建築を目指した」と語っています

WeWorkのレンタルオフィス

同ビルは2018年8月1日より、全階がWeWorkのレンタルオフィス「WeWork アイスバーグ」となっています。

1階と2階は共有スペースで、3階から7階はプライベートオフィスです(Palantirは6階に入居)。

ちなみに、7階にはBuzzFeed Japan株式会社、4階にはShopify Japan株式会社が入居しており、本社として登記しています。

1階のカフェ「forucafe」はWeWorkの会員でない人も利用する事が可能です。WeWorkの利用者であれば、ドリンクはすべて50%割引で購入することが出来ます

AI特需でパランティアの株価が年初来332%上がる

(2024年12月20日)

ビッグデータ解析を手掛けるPalantir Technologies(パランティア・テクノロジーズ)は、データ分析AIアプリケーションの需要が追い風となり、株価が年初来で332%上がったとBloombergが報じました

AIサービスから大きな収益を上げることができたソフトウェア企業はほとんどないが、パランティア・テクノロジーズ社は傑出している。同社のデータ分析AI製品への需要が成長を活性化させ、売上高は前年の17%から2024年には26%拡大するペースにある。

株価は2024年に332%上昇し、時価総額を年初の370億ドルから1700億ドル近くに押し上げた。来週にはナスダック100の仲間入りをする。

ウォール街では今年の株価上昇を受け、この銘柄に慎重な見方もあるが、ウェドブッシュのアナリストは、AIによるさらなる成長への期待から、2025年はさらなる上昇をもたらすと予想している。

ブルームバーグがまとめたデータによると、予想利益に対する株価の倍率は150倍を超えており、パランティアはS&P500の中でベンタスに次いで2番目に割高な銘柄である。ブルームバーグが追跡しているアナリスト22人のうち、パランティアを「買い」と評価しているのは3人だけだ。

出典:What’s Next for Five of 2024’s Most Dramatic Tech Stock Stories

時価総額が約1700億ドル(約26兆7200億円)とはすごいですね。

筆者は以前、Palantirの株を持っていましたが、かなり早い段階で利確してしまいました。めっちゃ悔しいです(´・ω・`)

とはいえ、Bloombergが報じているように、Palantirは明らかに割高なので、また株価が下がって購入できるチャンスがくると信じています。

パランティアの製品

Palantir(パランティア)の製品や関与したプロジェクトを紹介します。

Palantirの製品

Palantirの製品であるソフトウェアプラットフォームを紹介します。

4つの主力製品

Palantirは様々なソフトウェア製品を提供しています。中でも代表的なのは以下のソフトウェアプラットフォームです。

  • Foundry(ファウンドリー)
    民間企業が保有するビッグデータの活用を支援するソフトウェアプラットフォーム。製造業、小売業、ヘルスケアなどの業界で使用されており、生産の最適化やサプライチェーンの管理など、様々なタスクを支援している(Forbes)。
  • Gotham(ゴッサム)
    警察や政府機関の為のプラットフォーム
  • Apollo(アポロ)
    FoundryとGothamに自動アップデートを送る
  • AIP
    FoundryやGothamにAIを統合

上記4つのソフトウェアプラットフォームはPalantirの基本的な製品です。

詳細はこちら:Palantirの主力製品とは?4つのソフトウェアプラットフォームを紹介

Palantir Gotham Europa

Palantir Gothamには、「Palantir Gotham Europa(パランティア・ゴッサム・エウロパ)」という派生製品があります。

Gotham EuropaはサードパーティーのAI(人工知能)やML(機械学習)モデルを簡単に統合したり、ウェブブラウザから直接Gothamにアクセスして作業を行ったりと、従来のGothamにはなかった機能が搭載されています。

参考:Palantir Gothamとは?

Palantir Metropolis

Palantir Metropolis(パランティア・メトロポリス)は、ウォール街の銀行やヘッジファンド向けの定量分析に特化したソフトウェアです。

Palantir FedStart

Palantir FedStartは、連邦政府にソフトウェアを導入することを検討している適格企業やスタートアップ企業向けのSaaS サービスです。

競合製品を提供する企業に米防衛テックのSecond Front(セカンドフロント)などがあります。

公式サイト:Palantir FedStart

Gaia

Gaia(ガイア)は戦場における作戦行動を支援するインタラクティブマップです。

ガイアにより、ミッションパートナーは作戦の全段階に安全に統合されます。データ強化型マップビューは真の作戦情報統合を実現し、ミッション計画・実行・運用をほぼリアルタイムで支援します

出典:Palantir Powering Secure Collaboration | Capabilities

Gaiaを利用する事で、標的の位置を確認し、どの場所を攻撃するか選択するのに役立ちます。

特殊事例

以下はPalantirが政府機関などに向けて特別に開発・協力した製品・プロジェクトです。

MetaConstellation

PalantirのMetaConstellationはAIを活用して数百のセンサー群から得られる情報を統合し、迅速な意思決定を支援するソリューションです。

アメリカ北方軍が実証実験を行ったほか、ウクライナでは実戦投入されています

MetaConstellation

XKEYSCORE Helper

インターネット上のあらゆるデータを盗聴できるNSAのスパイツール「Xkeyscore(エックスキースコア)」で収集したデータを、Palantirのソフトウェアにカンタンに取り込めるように開発されたソフトウェアが「XKEYSCORE Helper」です。

XKEYSCORE Helperを利用すると、NSAがXkeyscoreで収集したデータを簡単にPalantirの製品にインポートし、調査できます。

Skywise

Palantirがエアバスと共同開発したオープンデータプラットフォームです。

航空機が収集した膨大なデータを、整理・分析する事で、トラブルを予防します。

関連記事:パランティアの「スカイワイズ」とは?

Project Maven

Project Maven(プロジェクト・メイヴン)とは、2017年にアメリカ国防総省が立ち上げた軍用AIプロジェクトです。

Palantirが主要なシステムの設計を担っています。

参考:Project Mavenとは?

TITAN

PalantirのTITAN(戦術情報ターゲティングアクセスノード)は、米陸軍向けのAIと機械学習を活用した初の移動式地上局です。

衛星やドローンからのデータを人工知能と機械学習を使ってリアルタイムで分析し、戦場でのターゲティングや意思決定を迅速化します。

詳細:PalantirのTITANとは?

Victim 360 / 被災者360

Palantirが日本の石川県と共同で開発したプロダクトです。

日本では「被災者360」と呼ばれており、英名は「Victim 360」です。

2024年1月の能登半島地震により、62,000人以上の避難者が複数の県に散らばりました。Palantirのエンジニアたちは、120,000人の地域住民を表す15の断片的なデータソースを統合した「Victim 360」を構築し、避難者の発見と支援を可能にしました。数か月後に洪水が発生した際、同じシステムがわずか24時間で再展開されました。

出典:Palantir / X

パランティアの顧客は誰?日本企業も使ってる?

Palantir(パランティア)の顧客は膨大なデータを持つ政府や大企業です。

CIA、DHS、FBI、NSA、海兵隊、米陸軍、米空軍など米政府機関と取引があるとTechCrunchは報じています

また、ニューヨーク市警、バンク・オブ・アメリカ、IBM、ロッキード・マーティン、ブーズ・アレン・ハミルトンなども顧客として知られています

同社のソフトウェア プラットフォームを導入する顧客には、CBSブロードキャスティング、ゼネラル・ミルズ社、アラマーク・サービス社が含まれる

もちろん、日本にも導入している企業や行政があります。

関連記事:パランティアを導入する日本の企業と行政

著名な顧客

Palantirの著名な顧客には西側諸国の政府や軍、企業があります。

Palantirは西洋的価値観(民主主義、個人の権利)を守る為の組織であり、それ故に同社がビジネスを提供する相手は米国とその同盟国が中心となっています。

関連記事:Palantirは民主主義に基づき、中国共産党とビジネスはしないと断言している

CIA

2005年から2008年までの3年間はCIAが唯一の顧客でした

また、CIAが運営するベンチャーキャピタルIn-Q-Tel」は、Palantirに対して2度、計200万ドル(約3億円)の資金提供と技術協力を行いました

米軍

Palantirはアメリカ軍と積極的にビジネスをしています。

BloombergはPalantirのソフトウェアについて「米軍のあらゆる部門で使用されている。」と評しています

噂ではアメリカ同時多発テロ事件の首謀者であるビン・ラディンの暗殺にも貢献していると言われています

かつてアメリカがパキスタンでビン・ラディン容疑者を殺害した時にも、このパランティア社のシステムが使われたという。以前、カープ氏はパランティア社の存在について「私たちは世界の出来事において、公の場で言うことができないほど大きな重要な決定的な役割を果たしている」と述べている。

出典:「こっそり歴史を変えた」~ウクライナ善戦の裏でアメリカ民間企業“魔法の力”【報道1930】 | TBS NEWS DIG

CDC

CDC(米国の疾病予防管理センター)に向けて、新型コロナウイルスの感染拡大状況や、医療機関の対処状況の把握をするアプリの提供を行いました。

Palantirは、医療機関から受け取るデータを匿名化した上で、Palantir Foundryと呼ばれるプラットフォームで分析し、使用可能な病床数や人工呼吸器の数の把握に利用されています。

なお、データはAmazon.comのクラウドであるAWSに貯蔵されているといいます。

また、感染拡大の予測モデルの提供など、コロナウィルスのパンデミックに対して、Palantirはビッグデータの活用で対抗しています

ちなみに、Palantirは詳細不明のハードウェア及びソフトウェアの更新費用として、67万5000ドルをCDCから受け取っています

NHS

英国のNHS(国民保健サービス)においてもPalantirのソフトウェアが利用されており、病院のキャパシティや人工呼吸器の利用状況の把握などに役立てられています

イギリス国防省

2022年12月21日に、3年間で7500万ポンド(当時のレートで約120億円)かけてPalantirのシステムをイギリス軍に導入する契約を発表しました

イギリス司法省

Palantirは英司法省にに囚人の再犯リスクの予測に関する支援を提案していることが判明しています

ウクライナ軍

ロシアによるウクライナ侵攻が始まってから、Palantirはウクライナの地雷除去や軍事に協力しています

PalantirのCEOであるアレックス・カープ氏は「高度なアルゴリズム戦争システムの力は、通常兵器しか持たない敵に対して戦術核兵器を持つような戦力差に匹敵するほど、大きなものとなりました。一般人はこれを過小評価する傾向がありますが、私たちの敵は身に染みて知っていることでしょう」と話しています

イスラエル

Palantirはイスラエルに現地法人のPalantir Engineering Israel Ltd.を設立し、同国の都市であるテルアビブオフィスを構えており、モサド(イスラエル諜報特務庁)がPalantirの技術を用いていました。

2023年パレスチナ・イスラエル戦争

2023年10月7月にハマスによる攻撃が起きてからは、シンベト(イスラエル総保安庁)やイスラエル国防軍もPalantirの技術を使っています

2024年1月にはPalantirのCEOであるアレックス・カープ氏と会長のピーター・ティール氏がイスラエルの首脳陣と会談。イスラエル軍と「戦争を支援するための技術を提供する」ことで合意しました

Palantirの技術は、2023年10月のイスラム組織ハマスへの報復攻撃、ヒズボラの戦闘員を狙ってポケベルやトランシーバーを同時爆発されたグリム・ビーパー作戦、レバノンでのヒズボラ指導者暗殺作戦などに利用されました。

Palantirは「我々はイスラエルと共にある」とXに投稿し、同戦争において明確にイスラエルを支持すると表明しています

Nato

PalantirはAIベースの軍事システム「Maven Smart System」をNATO加盟国に配置する契約をNATOと結んでいます

ロサンゼルス警察

ロサンゼルス警察は、2011年からOperation LASERと呼ばれるプログラムに取り組み、過去の犯罪を分析して犯罪の発生を予測する予測的取り締まりの展開を試みています

このプログラムには、Palantirのソフトウェアが活用されたとされています。

民間企業

Palantirは民間企業とも多く仕事をしています。

J.P. Morgan

2010年に契約した民間初の顧客です。

Palantirのソフトウェアを使い、サイバー犯罪や住宅ローンなどの問題を通じて、数億ドルを節約することに成功しました。

クレディスイス

クレディ・スイスでは、Palantirのソフトウェアを同社が持つ40億人の加入者の取引記録や従業員情報データの統合分析し、取引の検知などに使用しています

マネーロンダリングの検知だけをとっても、従来と比較してコストが20分の1に削減できたうえで、検知率が2倍となっており、事業コストも大幅に下がったことで利益に貢献しており、世界の金融機関で導入が進んでいるといいます。

エアバス

欧州の大手航空機メーカーであるエアバスでは、同社が持つ大量の製造プロセスデータ、納入先の航空会社が持つ運行データを統合する管理プラットフォーム「スカイワイズ(Skywise)」を構築しました。

現在では、世界90社の航空会社が保有する6000機の機体がプラットフォームに登録されており、航空機の遅延が1割減少したほか、燃費を約1300万ドル(約14億円)削減することができました。

パランティアがファラデー・フューチャーに2500万ドルを投資

(2021年8月27日)

2021年8月20日に提出された証券取引委員会(SEC)の文書によると、パランティア・テクノロジーズは、EVスタートアップのファラデー・フューチャーに2500万ドルを投資しました。

この投資は、ファラデー・フューチャーが上場する直前の7月に行われています。

また、ファラデー・フューチャーがパランティアのデータマイニング・ソフトウェアを使用する商業契約を締結したことも、パランティアが証券取引委員会に提出した書類から判明しました。

両社ともファラデー・フューチャーの支払額は明らかにしていませんが、パランティアの提出書類には契約が4年から6年続くと記されています。

参考:Palantir invested $25 million in Faraday Future(The Verge)

PalantirとOracleが提携し、クラウドおよびAIソリューションを顧客に提供

(2024年4月4日)

Palantir Technologiesは4月4日、世界中の政府や企業に安全なクラウドおよび人工知能(AI)ソリューションを提供するためにOracleと提携したことを発表した

この契約により、PalantirのFoundryワークロードがOracle Cloud Infrastructureに移行される

参考:Palantir

ピーター・ティールが1億7500万ドル相当のPalantir株を売却

(2024年3月16日)

ピーター・ティール氏が、2024年3月12日に700万株以上(約1億7,500万ドル相当)のPalantir Technologies Inc.の株式を売却したとBloombergが報じた

ティール氏がPalantirの株を売却するのは2021年以来である。

ティール氏はこれまで、34億ドル相当のPalantir株を保有していた。

Bloomberg Billionaires Indexによれば、ティール氏は現在もPalantirの株式を約7%所有しており、これはティール氏の105億ドルの資産の中で最大のものとなっている。

参考:Bloomberg

アレックス・カープ(Alex Karp)

PalantirのCEO、Palantir Foundationの会長。

ピーター・ティールのスタンダード大学時代のクラスメイト。カープ氏は「ピーターは親友です」と語っている

名前 アレックス・カープ(英:Alex Karp)
誕生 1967年10月2日
ジェンダー 男性
学歴 哲学博士号
職業
  • 起業家
  • 哲学者
  • 投資家
実績
  • Palantirの創業
家族
  • ロバート・カープ(父)
  • リア・ジェインズ=カープ(母)
  • ベン・カープ(弟、本名はオリヴァー・ベンジャミン・カープ)
拠点、居住地 アメリカ合衆国ニューハンプシャー州ライマン
日課 気功と瞑想
政治思想 左派リベラル、社会主義者
ルーツ ユダヤ系(父)、アフリカ系(母)
使用言語
  • 英語
  • ドイツ語
  • フランス語

2016年の大統領選では、ヒラリークリントン氏を支持していたが、ティールと同様、トランプ当選の可能性も予期していた

本名はアレクサンダー・キャドモン・カープ(Alexander Caedmon Karp)であり、ミドルネームのイニシャルを加えた「アレクサンダー・C・カープ」と表記される機会も多い。

過去には自身のミドルネームを冠した資産管理会社の「キャドモン・グループ(The Caedmon Group LLC)」を起業した事もある。

人物

ニューハンプシャー州グラフトン郡のホワイトマウンテン近郊に住んでいるが、パロアルトにも自宅がある

ルービックキューブを3分以内に解けると言われている

ワークアウト

カープ氏は長年にわたり「ウェルネスマニア」と呼ばれており、様々な運動を行っている

1日5時間以上スキー(クロスカントリースキー)をすることで有名で、体脂肪率はオリンピックで28個のメダルを獲得したマイケル・フェルプスと同等である。

暖かい季節にはランニングを行う。

柔道、合気道、太極拳、水泳に取り組んでいた事もある。レジスタンスバンドトレーニングやストレッチも続けている。

親イスラエル

カープは親イスラエルであり、2023年のパレスチナ・イスラエル戦争でも会社をあげて明確にイスラエルを全面的に支持しています

カープは2023年にPalantirの株主に宛てた四半期決算の書簡で以下のように記しています。

当社は、揺るぎないイスラエルへの支持を表明する世界でも数少ない企業のひとつです。
Palantirはイスラエルを支持します。

出典:Letter to Shareholders | Q3 2023

2025年4月にPalantirの技術がイスラエル軍によるパレスチナ人の殺害に寄与していると非難された際には、「ほとんどがテロリスト、それが事実」と批判を一蹴しました

カープは他社もPalantirに追随してイスラエル支援を行ってほしいと呼びかけています

彼が親イスラエルである理由は、彼がユダヤ系の人物であるというだけではありません。

カープ氏はイスラエルへの支援は西洋文明に対する自身の信念の一部に過ぎないと説明しています。

これは小さな問題ではありません。私の視点からすると、これはイスラエルだけの問題ではなく、『あなたは西洋を信じますか?西洋が優れた生き方を生み出したと信じますか?』という問題なのです。

出典:– Palantir Technologies CEO Alex Karp

経歴

1967年10月2日、ニューヨークで誕生。

1989年、ハバフォード大学を卒業。スタンフォード・ロースクールに進学

1992年、スタンフォード・ロースクールを卒業。

2002年、カープは「優」(magna cum laude) の成績でフランクフルト・ゲーテ大学より博士号を取得した。

同年、35歳の時に資産管理会社の「キャドモン・グループ(The Caedmon Group LLC)」を起業。

2023年9月13日、ワシントンで上院院内総務チャック・シューマーが主導した人工知能(AI)の優先課題とリスク、規制の在り方について議論するための非公開会合に出席

言葉

「学校や大学で世界の仕組みについて学んだことはすべて、知的に間違っている」(出典

著書

参考

パランティアとは何の会社?

Palantir(パランティア)は、データ分析およびデータ統合ソフトウェアソリューションを開発する米国のソフトウェア会社です。

2003年5月にピーター・ティール氏らによって設立されました。

公式サイト:Palantir(パランティア)

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Palantirとは?

正式名称 Palantir Technologies, Inc.
業界 ビッグデータ、ソフトウェア、AI
創業 2003年5月6日
本社 アメリカ合衆国コロラド州デンバー市17番通り1200番地
Tabor Center 15階
日本支社 Palantir Technologies Japan
創業者
CEO アレックス・カープ
会長 ピーター・ティール
従業員 3,848人
ティッカーシンボル PLTR(ニューヨーク証券取引所)

Palantirは、情報の統合、視覚化、分析のための一連のソフトウェアを提供する企業です。

Palantirのソフトウェアを使用すると、政府組織内および政府組織間でアナリストが協力して大量のデータを分析できるようになります。

同社のソフトウェアプラットフォームは、特に政府、防衛、金融、医療、その他の業界の組織が大規模で複雑なデータセットを理解できるように設計されています。

同社の創業者で、会長を務めているピーター・ティール氏は、Palantirを「人間の智をコンピュータが補完するもの」と語っており、同社をIA企業(Intelligent Augmentation)と定義しています。

また、同社のCEOを務めるアレックス・カープ氏は、Palantirの取り組みについて「私達が最も注力するのは、イノベーションと雇用を同時に創出することであり、現在、クライスラーでは1500人、エアバスでは5000人のオペレーターが私達のソフトを使っています。雇用の創出なしに民主主義はなりたたないからです。」と述べています

Palantirは情報分析というその仕事内容の性質上、個人情報の収集やプライバシーの侵害が指摘されることがあります。

しかし、Palantirが収集している情報の8割は、ニュース番組やSNSなどインターネット上で誰でも閲覧できる公開された情報から取得しています(残りの2割は諜報活動で集められた情報と言われています)。

Palantirの世界展開

Palantirはアメリカ以外にも世界中に支社やオフィスがあります。

関連記事:Palantirはどこの会社?日本法人もある?

また、UAE(アラブ首長国連邦)には、同国の国営投資会社であるDubai Holdingとの合弁会社である「Aither」があります

関連記事:Palantirには日本法人がある!

Palantirの設立

ピーター・ティールが、(ティールの母校である)スタンフォード大学でコンピュータ・サイエンスを学んでいたジョー・ロンズデールとスティーブン・コーエンという2人の若者、そしてPayPalでエンジニアを努めたネイサン・ゲッティングスと共に創業しました

Palantirはしばしば2004年創業と記されますが、SECの提出書類によれば、2003年5月6日が正式な創業日です

初期には、CIA(米中央情報局)が直接運営するベンチャーキャピタル「In-Q-Tel」が出資しました。

社名の由来

社名の「Palantir」はJ・R・R・トールキンの小説「指輪物語(ロード・オブ・ザ・リング)」などに登場する「遠隔から世界を見通す魔法の石」の名前から採られています

また、Palantirのスタッフは「Palantirian(パランティリアン)」と呼ばれています

関連記事:「パランティア」という社名の意味

Palantirの製品

Palanitrは顧客が持つあらゆるデータを統合・分析し、これまで解決できなかった問題の解決を支援するデータ分析用ソフトウェア・プラットフォームを提供しています

一言で言うとデータマイニングを行うソフトウェアの販売やサービスの提供だ。ありとあらゆるバラバラの情報を収集して分析し、ビジュアルマップやヒストグラム、チャートを作り上げる。しかも情報機関でも時間がかかるこの大変な作業を短時間でやってのける。

出典:CIAも頼みにする今シリコンバレーで最もアツいIT企業 – ITmedia ビジネスオンライン

富士通はPalantirのソフトウェアを「様々なシステムに散らばった大規模なデータを統合して組織の課題を解決する、一気通貫型のソフトウェア」であると説明しています

Palantirのソフトウェアを導入する事で、データ解析による、サイバーセキュリティ、社内不正監視、マネーロンダリング防止といったリスク対策のほか、業務効率化にも使われ、組織のDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進する事ができます

導入コストは100万ドル(約1億5000万円)とも言われています

また、防衛産業でも利用されており、2009〜2010年にかけては、カナダ主導で実施された情報戦プログラム「Information Warfare Monitor」や中国のネットスパイ活動「ゴーストネット」や「シャドーネットワーク」を検知したといわれています

関連記事:パランティアの製品

PalantirはNYSE(ニューヨーク証券取引所)に上場しているため、誰でも株を購入する事が可能です。

著名な投資家(株主)

Palantirには米国中央情報局(CIA)のベンチャーキャピタルであるIn-Q-Telが200万ドル出資しました

日本のヤマトホールディングスは、傘下のCVC「Kuroneko Innovation Fund」を通して、Palantirに出資しています

Palantirの共同創業者でCEOを務めているアレックス・カープ氏は同社株を2%保有しており、自身の持ち株のほぼ全てである4900万株を、取引計画に基づき売却しています

同じくPalantirの共同創業者であるジョー・ロンズデール氏が2015年に創業したベンチャーキャピタル・8VCも、Palantirに出資しています

ピーター・ティール

創業者のティール氏個人と彼が運営するベンチャーキャピタル・Founders Fundからも3,000万ドルを集めました。同じくティール氏が運営する投資会社Clarium CapitalもPalantirに投資しています

ティール氏は2024年9月現在もなお同社の発行株式の約5%にあたる1億1000万株を保有しています。一方、この時点でFounders Fund自体は、Palantirの持ち分をほぼ完全に手放した模様で、それらの株をティールを含む投資家に分配しました

ティール氏は2025年末までに最大2860万株を売却するという取引計画を持っており、2024年9月の売却もその一環です。

関連リンク

Palantirに関するウェブサイトです。

公式ウェブサイトおよび公式アカウント

経済情報

参考