Microsoft Copilot

Microsoftが提供するAIチャットボット。

検索エンジンの「Bing」、ブラウザの「Edge」、OSの「Windows」、オフィススイートの「Microsoft 365」など、同社の製品に統合されている。

モデルにはChatGPTと同じく、OpenAIのGPTを使用している。ただし、Microsoftが独自のチューニングをしている為、ChatGPTと同じ性能・機能ではない。

Microsoftが独自に開発していたAIアシスタントの「Cortana」やAIチャットボット「Bing Chat」に置き換わる存在。

Copilot Health

医療記録やウェアラブル端末から得られた情報をまとめてユーザーに助言するAI。

参考:MicrosoftがAI健康情報機能「Copilot Health」発表、「医学的アドバイスの代わりにはならない」との注意あり – GIGAZINE

Claudeとは?読み方と名前の由来

Claudeとは、Anthropic(アンソロピック)が開発したAIアシスタントです。

読み方は「クロード」で、名前の由来はアメリカ合衆国の電気工学者、数学者であるクロード・シャノンからだと言われています。

Claudeとは?

Anthropicは「AIの安全性」を最優先に掲げてAIを開発しており、Claudeは有益で、無害で、誠実であることを目指して設計されています。

Claudeのラインナップ

Claudeには様々な種類が用意されています。

Claude

広く利用されているのが生成AIチャットボットのClaude(クロード)です。

ウェブサイト(Claude.ai)やアプリから無料で利用する事ができます(有料プランに課金すると制限が緩和され、出来ることが増えます)。

利用できるモデルには以下の3種類があります。

  • Opus
    最も野心的なプロジェクト向けの最も優れたモデル
  • Sonnet
    日常的な作業向けに設計された、強力かつ汎用性の高いモデル
  • Haiku
    最速のモデル、軽量版

なお、AIの政治的思想と偏向について調査した結果を公表している「Tracking AI」の調査によれば、Claudeのイデオロギー(政治思想)は、他社のAIモデルと同じくリベラル左派となっています。

Claude Code

Claude Code(クロード・コード)は開発者向けのAIコーディングエージェントです。ターミナル、IDE、デスクトップアプリなどで利用する事が可能です。

AIがバグを自動で検出する機能である「Code Review」も搭載されています

公式サイト:Claude Code by Anthropic

Claude Code Security

Claude Code Securityは、Claude Opus 4.6を活用し、コードを推論的に読解して脆弱性を検出するAI駆動型セキュリティスキャンツールです。

Claude Codeに搭載されているセキュリティ点検機能で、ハッキングに悪用され得る脆弱性を見つけ出し修正案(パッチ)を提案します

Cowork

Coworkはパソコン操作に特化したAIエージェントです。

ユーザーのデスクトップ環境でローカルに動作し、指示に従ってファイルやフォルダの閲覧・編集・作成・移動などの操作を実行してくれます

また、MicrosoftがサブスクリプションサービスであるMicrosoft 365の一機能として提供している業務自動化AIの「Copilot Cowork」は、MicrosoftがAnthropicと緊密に連携して開発した製品で、Claude Coworkを支えるテクノロジーが統合されています。

Claude Gov

米国の国家安全保障ミッション向けに設計された特別なAIモデルです。

戦略立案、運用支援、情報分析、脅威評価、標的の特定、戦闘シナリオのシミュレーションまで、幅広い用途に利用できます。

Bloombergによれば、国防総省の職員の間では、「Claude Gov」が使いやすさから好まれる選択肢となっているとのこと。

Claudeは2024年6月からPalantir TechnologiesとAWSの連携を通じて米軍の機密ネットワーク上で稼働しています

2026年2月28日に米国とイスラエルが合同で行ったイランへの大規模空爆作戦でも、情報分析、標的の特定、戦闘シナリオのシミュレーションにClaudeが活用されました

公式サイト:政府機関 | Claude

AnthropicのCEO、米戦争省からのClaude無制限使用要求を拒否。国内監視や完全自律兵器への応用に懸念

2月26日、Anthropicのダリオ・アモデイCEOは、米国防総省(Department of War)が求めているAIの安全対策(セーフガード)撤廃の要求を拒否する声明発表しました

Anthropicはこれまで国防総省と契約し、軍にAIモデル・Claudeを提供していました。米国防総省はClaudeの「あらゆる合法的な利用」に同意するようAnthropicに求めていましたが、アモデイCEOは自律兵器や大規模な監視活動に使用される懸念からこれに反対していました。

参考:AnthropicのCEO、米国防総省のAI規制撤廃要求を拒否 「自律型兵器への転用」を懸念 – ITmedia NEWS

OpenAIが1100億ドル調達、Amazon.comとSoftBank Groupが出資

2月27日、OpenAIは同社の価値を7300億ドル(約113兆9700億円)と評価する大型資金調達ラウンド、Amazon.comから500億ドル、SoftBank GroupとNVIDIAからそれぞれ300億ドル、合計1,100億ドルを調達しました。

今回の資金調達で、OpenAIの評価額は8,400億ドルとなります。

なお、競合であるAnthropic評価額は3800億ドル(約58兆1100億円)です。今回のラウンドに参加したAmazon.comとNVIDIAは、Anthropicにも巨額を投じています。

SoftBank Groupを率いる孫正義氏は「OpenAIは最高水準の技術と圧倒的なユーザー基盤を持つリーダーであり、その成長を確信している」と述べています

参考:OpenAI、過去最大1100億ドルの調達完了-ソフトバンクGなど出資 – Bloomberg

Twitter創業者ジャック・ドーシー率いるフィンテック企業のBlockがAI活用を見据えて社員の約4割を人員削減

SquareやCash Appなどを提供する事で知られる米フィンテック企業のBlock(旧Square)は、全従業員の約4割を削減すると2月26日に株主宛の書簡で発表しました

同社の現在1万人以上いる従業員を6000人弱にまで削減する方針で、4000人以上を対象に退職勧奨や労使協議を進めるとのこと。

この人員削減は、AIが今後の労働生産性を変える事を見据えた動きだと説明しています

Twitterの創業者で、Blockの創業者兼CEOであるジャック・ドーシー氏によれば、今後1年以内に多くの企業がBlockと「同じ結論」にたどり着き、同様の構造変化を行うとの見方を示しました

この認識に至るのが早過ぎたとは思わない。ほとんどの企業は対応が遅れている。1年以内に大半の企業が同じ結論に達し、同じような構造改革を行うだろう。後手に回って追い込まれるよりも、自らの判断で取り組むべきだと考えた

出典:米決済ブロック、社員の半数削減へ-AI活用で労働生産性向上へ – Bloomberg

また、同氏は人員削減は事業の苦戦によるものではないと強調し、「事業は好調であり、粗利益は引き続き増加している」と述べています

発表後、Blockの株価は時間外取引で最大27%上昇しました。決算は堅調でした

生成AI「Claude」の軍事利用を巡り国防総省がAnthropicとの関係解消を検討、ブラックリスト入りの可能性も

生成AI「Claude」の軍事利用について、開発元であるAnthropic米戦争省(米国防総省)の交渉が難航し、国防総省側が関係解消を考えていることがわかりました

Anthropicが米軍によるClaudeの使用方法に一定の制限を維持することを求めている事が理由であるとのこと。

国防総省はAI企業4社に対し、兵器開発、情報収集、戦場での作戦など「あらゆる合法的な目的」でのツール使用を軍に認めるよう求めているが、Axiosの報道によると、Anthropicはこれらの条件に同意しておらず、数ヶ月に及ぶ交渉の末、国防総省はうんざりしつつあるという。なお他の企業としては、OpenAI、Google、xAIがある。

出典:Pentagon threatens to cut off Anthropic in AI safeguards dispute, Axios reports | Reuters

国防総省は単なる関係断絶にとどまらず、通常なら外国の敵対者に対して行う「サプライチェーンリスク」への指定も検討しているとのこと

指定されればAnthropicは国防総省と取引を行う事が出来なくなるほか、国防総省と取引がある企業はワークフローにAnthropicの製品を導入していない事を証明する必要があります。

Fluidstack(フルーイッドスタック)

Fluidstack(フルーイッドスタック)は英国ロンドンを拠点に2017年に設立されたスタートアップです。

創業当初は「遊休GPUのマーケットプレイス」として、安価なAIチップを求めるスタートアップやホビイストと、個人ゲーマーの未使用GPUとをマッチングするサービスを提供していました。

現在はAI企業向けに大規模なGPUクラスタを提供するAIクラウドプラットフォームとなっています。

顧客にはMeta、Midjourney、MistralなどのAI企業が存在します。

フランスやアイスランド、ノルウェー、アルゼンチン、米国での事業展開を担う現地法人を立ち上げています。

従業員は2024年時点で10人。CEOのギャリー・ウーと、社長のセザール・マクラリー。

AIチャットボットのClaude(クロード)を開発するAnthropicと提携し、テキサス州とニューヨーク州にデータセンターを建設する計画を立てています

公式サイト:Fluidstack

Anthropic(アンソロピック)

Anthropicは2021年に設立された新興AI企業です。

Claude(クロード)と呼ばれる大規模言語モデル(LLM)を開発している事で知られています。

名称 Anthropic(アンソロピック)
業界 AI
創業 2021年
本社 アメリカ合衆国カリフォルニア州サンフランシスコ
創業者 ダリオ・アモデイ、トム・ブラウンなど
CEO ダリオ・アモデイ

AIチャットの「Claude」やAIコーディングエージェントの「Claude Code」を提供しています。

ダリオ・アモデイを始めとするOpenAIの元従業員7名によって設立されました。

ChatGPTを運営するOpenAIが膨大な一般消費者ユーザー基盤の収益化を主軸とするビジネスモデルを採用しているのに対し、Anthropicは企業間取引を中心とするビジネスモデルを取っています。

評価額は3800億ドル(約58兆1100億円)です(2026年2月13日時点)。

Financial Timesは、Anthropicは2026年に上場する準備を整えており、大手投資銀行ともIPO(新規公開株式)を行う可能性について協議を始めたと報じています

日本法人のAnthropic Japan合同会社が存在します

公式サイト:Anthropic

出資者

Google、Zoom、Amazon.comなどが出資している他、多くのベンチャーキャピタルが同社に投資しています。

中でも通販サイトの運営でお馴染みのAmazon.comはAnthropicに80億ドルを出資する大株主であり、同社のモデルやツールを顧客に提供する主要パートナーでもあります。

製品・サービス

Anthropicは生成AIである「Claude」を開発・提供しています。

関連記事:Claudeとは?

歴史

2023年

2月3日、Googleのクラウド部門であるGoogle Cloudとの提携を発表

3月、Claudeをローンチ。

5月16日、ZoomがAnthropicとの戦略的提携と投資を発表

9月25日、AmazonがとAnthropicと生成AIを推進するための戦略的提携を結び、最大40億ドルの投資すると発表。Amazonは少数株主権を取得する。

2024年

11月7日、PalantirおよびAmazonのAWSとの提携を発表。この提携により、米国の諜報機関や防衛機関にAIチャットモデル「Claude 3」および「Claude 3.5」を提供する。

2025年

2月25日、ハイブリッド推論モデル「Claude 3.7 Sonnet」を発表

3月3日、米VCのLightspeed Venture Partners主導のシリーズE資金調達ラウンドで、35億ドル調達したと発表。資金調達後の評価額は615億ドル。

6月25日に「AWS Summit Japan 2025」の基調講演で、Anthropicの東京オフィス開設を明らかにした

6月30日、Claude Opus 3を2026年1月5日に廃止すると発表

7月15日、米国防総省がAI開発のためAnthropic・Google・OpenAI・xAIと各最大2億ドルの契約を締結

8月7日、データ分析基盤を提供するSnowflake(スノーフレイク)の日本法人の社長を務めていた東條英俊氏を日本法人の社長に任命したと発表した

8月12日、米連邦政府のすべての機関(立法府、行政府、司法府)に、「Claude for Enterprise」と「Claude for Government」を年間1ドルで提供すると発表

8月29日、Anthropicが消費者利用規約およびプライバシーポリシーのアップデートを発表

9月2日、ICONIQ Capital主導のシリーズF資金調達ラウンドで、130億ドル調達したと発表

10月23日、Googleとクラウド分野でのパートナーシップ締結を正式に発表

10月29日、東京オフィスを開設したことを発表

11月12日、英国を拠点とするAIクラウドプラットフォーム、Fluidstack(フルードスタック)と提携し、テキサス州とニューヨーク州の2カ所にデータセンターを立ち上げる計画を明らかにした

11月13日、中国政府が支援する攻撃者グループが、AIモデル「Claude」を悪用して企業や政府に対するおよそ30件の攻撃を自動化したと発表した

11月18日、MicrosoftとNVIDIAとの戦略的提携を発表。Anthropicに対するMicrosoftによる最大50億ドル、NVIDIAによる最大100億ドルの合計150億ドル(約2兆3300億円)の投資が含まれる。

12月2日、JavaScriptランタイムの「Bun」を買収したことが公表される

2026年

1月5日、Claude Opus 3を廃止

1月13日、パソコン操作に最適化したAI「Cowork」を発表

2月12日、シリーズGの資金調達ラウンドで300億ドル(約4兆6000億円)を調達したと発表

2月17日、AIモデル「Claude Sonnet 4.6」をリリース

2月18日、 デザインツールのFigmaと提携し、「Claude Code」で生成されたコードをFigmaに直接取り入れる「Code to Canvas」機能をリリース

2月25日、API廃止済みのClaude Opus 3について、有料会員向けに提供を続けることを発表。併せて、Claude Opus 3が記事を書くブログ「Claude’s Corner」をSubstackに開設した事を発表。

同日、コンピューターを操作するAIエージェントを手がけるAIスタートアップ「Vercept」を買収すると発表

2月26日、ダリオ・アモデイCEOが、米国防総省が求めているClaude Govの安全対策撤廃の要求を、自律兵器や大規模な監視活動に使用される懸念から拒絶

2月27日、米国防総省がAnthropicをサプライチェーン上のリスクに指定

3月3日、これまで有料で提供されてきた「メモリ機能」を無料プランのユーザーにも開放

3月5日、米国防総省から正式に「サプライチェーンリスク」と認定された書簡を受け取ったと公式ブログ発表

3月9日、Claude Codeに、AIがバグを自動で検出する機能「Code Review」を追加したと発表

3月11日、AIリスクを研究するシンクタンク「The Anthropic Institute」の設立を発表

3月16日、ピーク時以外の利用上限を2倍に引き上げるキャンペーンを開始。期間は3月27日まで。

 

Colossus|xAIが開発するスーパーコンピューター

Colossus(コロッサス)はxAIのAIコンピュータ・クラスターです。データセンターそのものを指す場合もあります。

テネシー州メンフィスにあるデータセンターで運用されています。

わずか1`22日で構築されたColossusは、「コンピューティングのギガファクトリー」と呼ばれています。

ColossusにはNVIDIA Hopper アーキテクチャをベースとするデータセンター向けGPU「NVIDIA H200」が10万基搭載されており、それらを制御する為にIntelのワークステーション向けプロセッサ「Xeon」が使用されています

その後、xAIはColossusの規模を倍増し、合計20万基のNvidia Hopper GPUを搭載させました。

現在(2025年12月31日)は近隣で2つ目となる「Colossus II」を運用する為のデータセンターを建設中です。Colossus IIはNVIDIAの半導体55万基を備える見通しです

公式サイト:Colossus | xAI

対話型生成AIリスト

ChatGPT
AIブームの火付け役。OpenAIが開発する。


Gemini
Googleが提供するAI。旧称は吟遊詩人を意味する「Bard」。


Grok
イーロン・マスク率いるxAIが開発するAI。
独自のサイトやアプリが用意されている他、X/Twitterに統合されているのが大きな特徴で、X上でGrokのアカウント @Grok に呼びかける事でも利用できる。


Microsoft Copilot
Microsoftが提供するAIチャットボット。
検索エンジンの「Bing」、ブラウザの「Edge」、OSの「Windows」、オフィススイートの「Microsoft 365」など、同社の製品に統合されている。


Claude
倫理面を重視して開発されており、以下の3種類が存在する。

  • 最も高機能な「Opus」
  • スタンダードな「Sonnet」
  • 速度重視で低コストの「Haiku」

Duck.ai
匿名性の高い検索エンジン「DuckDuckGo」が提供するプライバシー重視のAI。チャットに入力した内容はDuckDuckGoによって匿名化されている。
GPT-5やLlamaといった他社のAIモデルを利用することが出来る。


Brave Leo AI
プライバシー重視のブラウザ「Brave」に搭載されているプライバシー重視のAIアシスタント。
モデルにはGPTやClaudeなど他社のものを使用する。


Lumo by Proton
Proton Mailで知られるProtonが提供するプライバシー重視のチャットAI。
モデルにはMistralを始めとするオープンソースモデルを使用。


Le Chat
フランスのAI開発企業・Mistral AIが提供するチャットAI。
同社が開発した独自の言語モデルを使用する。



NotebookLM
Googleのリサーチアシスタント。

Lyria
Googleの音楽生成AI

ソフトウェアエンジニアリング

モデル

Gemma
Googleが開発したオープンソースの生成AIモデル。
読みは「ジェマ」で、 ラテン語の「gemma(貴石)」に由来します。


BloombergGPT
世界中の経済ニュースを報じる通信社であるBloombergが開発したLLM。
自社が保有するデータと公共のデータセットを独自に組み合わせてゼロから構築したモデルを使用している。

画像動画生成AI

Nano Banana
Googleの画像生成AI。


Wan AI
Alibabaが開発する画像および動画を生成するAI

AIエージェント

Copilot Cowork
Microsoftが提供するAIエージェント。Claudeを開発するAnthropicのCoworkの技術が統合されている

Google Antigravity
GoogleによるAI搭載エージェント型統合開発環境

Cowork
Claude Codeをベースに開発されたPC操作用のAIエージェント

Health AI
Amazonがプライム会員向けに提供している健康分野に特化したAIエージェント。

Goose
Twitterの創業者であるジャック・ドーシー氏率いるフィンテック企業「Block」が開発するオープンソースAIエージェント。