ピーター・ティール氏らが創業したIT企業・Palantir(パランティア)。
この風変わりな社名の意味や由来は何なのでしょうか?
社名の由来
社名「Palantir」は、J・R・R・トールキンの小説「指輪物語(ロード・オブ・ザ・リング)」などに登場するアイテム「パランティーア」から採られています。
このアイテムは暗い水晶球で、覗き込むと遠方を見ることができたり、水晶体同士で通信を行う事が可能です。
創業者のピーター・ティール氏は指輪物語の大ファンで、日本法人を設立した際に、「この石(パランティア)のようにビッグデータを通じて世界を見通し、世界をよりよく理解していきたい」という想いを込めて名付けたと語っています。
一方、物語のパランティアは覗く者を堕落させるものであり、クラウドセキュリティーサービスを提供するオルカ・セキュリティの情報セキュリティー専門家でトールキンのファンだというアンディ・エリス氏は「企業名がパランティアなんてばかげてると常々思ってきた」と述べています。
また、Palantirのスタッフは「Palantirian(パランティリアン)」と呼ばれています。
ちなみに、名付け親であるティール氏が創業したベンチャーキャピタルであるMithril CapitalとValar Venturesも、指輪物語からヒントを得て命名されています。