xAI Holdingsとは?設立の経緯

xAI Holdingsは2025年に誕生したイーロン・マスク氏が率いる持株会社です。

SNS「X」を運営する「X Corp.」と対話型AI「Grok」を開発する「xAI」が傘下にあります。

名前 xAI Holdings(エックス・エーアイ・ホールディングス)
正式名称 X.AI Holdings Corp.
タイプ 持株会社(非公開企業)
創業者 イーロン・マスク
子会社
  • X
  • xAI

設立の経緯

2025年3月29日、イーロン・マスク氏はxAIが全額株式交換で、Xを買収したと発表しました

新たに両社の持株会社「xAI Holdings」が設立され、投資家が保有するxAIとXの株式は全てxAI Holdingsの株式と交換されます。これにより、XとxAIの2社はxAI Holdingsの傘下で運営される事になります。

単なる買収や合併ではなく、持株会社を設立する企業再編であり、両社は規模も大きい事から、経済誌のWall Street Journalはこの手法を「ウォール街のルール破り」「あらゆる通常の規則を破った」「異例のプロセス」と評しました

子会社

上述の経緯により、xAI Holdingsの子会社にはXとxAIが存在します。

X

正式名称は「X Corp.」です。かつてTwitterとして知られた企業です。同名のSNS(厳密にはSNSではなくマイクロブログ)を運営していました。

イーロン・マスク氏に買収され、SNS・法人名ともに「X」となりました。

日本法人は「X Corp. Japan株式会社」です。

xAI

イーロン・マスク氏が2023年に設立したAI開発企業です。

対話型AIの「Grok」を開発している事で知られています。

参考:xAIとは?Grokを開発するイーロン・マスクのAIスタートアップ

テスラがドイツで運行する従業員向け電車「ギガ・トレイン」とは?

テスラ(Tesla)の「ギガ・トレイン(Giga Train)」は、ベルリン東駅からギガファクトリー ベルリン-ブランデンブルクまでを結ぶ従業員向け無料鉄道サービスです。

車両はテスラ製ではなくシーメンス製です。

空席があれば従業員以外も無料で利用できます。

テスラは2023年9月からシャトルトレインの費用を負担している。以前はニーダーバルニマー・アイゼンバーン(NEB)が運行していましたが、現在は東ドイツ鉄道(Odeg)が運行を担当しています。

「シャトル列車は乗り換えなしで工場まで直行するため、従業員の通勤時間がほぼ半分に短縮されます」と、テスラの従業員デネ・シュンク氏は語っています

これまでは1日1便でしたが、2026年1月4日から1日6便に増便されました

参考:テスラが運行、電池式列車「ギガトレイン」の正体 ベルリン工場の専用線に導入、従業員を輸送| 東洋経済オンライン

Project Mavenとは?

Project Maven(プロジェクト・メイヴン)とは、2017年にアメリカ国防総省が立ち上げた軍用AIプロジェクトです。

このプロジェクトは機械学習で戦場データを分析して標的をロックオンしたり、戦術を提案したりする軍用AIの開発プロジェクトで、Palantirは主要なシステムの設計を担っています

また、AWS(Amazon Web Services)やMicrosoftなどの10社も貢献しているそうです。

当初はGoogleが受注していたプロジェクトでしたが、AIの戦争利用について、社内から倫理的な問題があると批判され、2018年に契約を終了しました。

PalantirのCEOであるアレックス・カープ氏は2025年の第1四半期決算説明会で「我々はMavenの急速な拡大と、アメリカ国内外での非常に大きな需要を目の当たりにしている」と述べています

なお、カープ氏によると、Palantirが開発している「TITAN」は、Project Mavenの延長上にあるとのこと。

Maven Smart System

Project Mavenで開発されたのが「Maven Smart System」というAIシステムです。

このAIシステムは、収集した画像や動画などの膨大なデータを分析し、作戦を提案します。

このシステムはNATOにも提供されています

CIAのベンチャーキャピタル「In-Q-Tel」とは?

In-Q-Tel(インキューテル)はアメリカ合衆国のCIA(中央情報局)が運営するベンチャーキャピタル(独立系非営利戦略投資会社)です。

正式名称は「In-Q-Tel, Inc.」で、通称は「IQT」です。

公式サイト:IQT

1998年に構想され、1999年に設立された同社は、2025年に800件目の投資を完了しました。

IQTは主にデータ分析をおこなう企業やバイオテック、エレクトロニクスなど幅広い業種に投資を行っています。同社のポートフォリオはこちら

著名な投資

Google Earthの元となる技術を開発していた「Keyhole」や世界的なデータ分析企業「Palantir」、AIやドローンを活用した防衛システムを開発している「Anduril」などに投資を行っています

参考:スパイ技術を開発するベンチャー企業にCIAが「投資」します | 現代ビジネス

パランティアの「スカイワイズ」とは?

Palantir(パランティア)の「Skywise(スカイワイズ)」は、ヨーロッパの航空宇宙企業であるエアバスと共に開発した航空データプラットフォームです。

2017年6月20日にローンチされました。

スカイワイズは、機体の運航記録や部品交換の履歴などの整備記録、パイロットからのリポート、技術文書などを活用し、運航の信頼性や経年機の運航効率を向上。航空会社が機材の運航や整備を行う際、部品交換などの判断を手助けする情報を提供する。

出典:エアバス、ビッグデータ活用「スカイワイズ」 ピーチなど導入

エアバスはSkywiseを導入する事で、機材の運用や整備を効率化し、航空機地上滞留(AOG)を大幅に削減しました

GrokがファクトチェックしたWikipedia「Grokipedia」とは?

「Grokipedia」はxAIが提供している辞書サイトです。

2025年10月27日にを公開されました

Wikipediaの記事を流用していますが、各記事がGrokによって定期的にファクトチェックされているのが特徴となっています。

メールアドレスやXのアカウントを利用してログインする事ができ、ログインすると記事の誤りを送信したりすることが可能になります

xAIが提供していますが、GrokやXとは直接関係が無いサービスです。

Grokipediaはイーロン・マスクを愛している?

Grokipediaのコンテンツはイーロン・マスク氏の政治的価値観を反映しており、右翼的な論点、ファクトチェックの誤り、主流メディア批判、トランスフォビア的、人種差別的、そして根拠のない陰謀論が含まれているとThe Vergeは評しています

一方で、イーロン・マスク氏の経歴やビジネスに関しては非常に肯定的に書かれているとのことです。

パランティア財団

Palantir Foundation(パランティア財団)は、学術的および技術的研究、新興技術のサポート、政策の策定を通じて国家安全保障の推進に取り組む超党派の組織です。

データ分析企業であるPalantirによって設立された財団です。

正式名称は「The Palantir Foundation for Defense Policy & International Affairs」で、日本語に訳すと「防衛政策と国際問題のためのパランティア財団」となります。

公式サイト:The Palantir Foundation for Defense Policy & International Affairs

Palanitrにはピーター・ティール氏が深く関わっているのに対し、Palantir財団は特にティール氏との直接的な関係はみられません。

メンバー

会長:アレクサンダー・C・カープ

取締役会:デビッド・A・グレイザー、ライアン・D・テイラー、ニコラス・W・ザミスカ

歴史

2023年1月、Palantirの公式サイトで財団の設立が発表

The Republic

The Republicは、パランティア財団が発行する雑誌で、テクノロジー、国家安全保障政策、国際情勢に関する論評やエッセイを掲載しています。

公式サイト:The Republic

ピーター・ティールが投資する仮想通貨取引所「Bullish」とは?

Bullish Global(ブリッシュ・グローバル)は仮想通貨取引所である「Bullish」や仮想通貨メディアの「CoinDesk」を提供する企業です。

ニューヨーク証券取引所(NYSE)の元プレジデント、トム・ファーリー(Tom Farley)氏が率いています

2021年に仮想通貨EOSの開発企業であるBlock.Oneから独立して設立された企業で、設立の際にピーター・ティール氏はThiel CapitalおよびFounders Fundを通して投資を行いました

ティール氏は投資家として参画しているだけでなく、同社の上級アドバイザーに就任しています。「Bullishが長期かつ実りある旅を始めるにあたり、投資家兼アドバイザーとして参加できることを嬉しく思います」とティール氏は述べています

同社は2025年7月18日に証券取引委員会(SEC)にIPO申請を提出、同年8月13日にニューヨーク証券取引所に上場しましたティッカーシンボルは「BLSH」です。

同社にはキャシー・ウッド氏が率いるアーク・インベストも投資を行っています

Andurilとは?日本法人も誕生した国防ベンチャー

Anduril Industries Inc.(アンドゥリル・インダストリーズ)は、軍事機関や国境監視のための技術を開発する南カリフォルニアの防衛スタートアップ企業です。

Andurilは、防衛技術企業として、21世紀のテクノロジー産業が培ってきた専門性、スピード感、企業文化を国家安全保障分野にもたらしています。AI、ソフトウェア、先端ハードウェアを組み合わせることで、同盟国がその価値観と国益を守るために必要な優位性をもたらす自律型システムを構築しています。2017年の設立以来、空・海・陸・宇宙の各領域にわたり、グローバルに事業を展開しています。

出典:Anduril、日本法人設立を発表 | Anduril Industries Japan合同会社のプレスリリース

VRヘッドセットを開発する「Oculus VR」を創業しFacebook(現Meta)に30億ドルで売却したパルマー・ラッキー氏がティール氏らと組んで2017年に創業しました

2025年12月には日本法人も設立しています

公式サイト:Anduril

AndurilはAIやドローンを活用した防衛システムを開発しており、PalantirのTITANも同社が製造に関わっています。

何千ものセンサー・データソースから戦場のリアルタイムデータを収集・解析し、陸・海・空の全てにおいて、AIが自律的に戦略・戦術の策定するOSプラットフォーム「Lattice」と、自律型兵器を大量生産する製造プラットフォーム「Arsenal」を米国とその同盟国向けに展開しています。

出典:防衛テック企業が2000億円超を調達。日本での事業展開も開始(NewsPicks)

歴史

2025年10月31日、Andurilが開発した試作無人機「YFQ-44A」(開発名称「Fury」)が飛行テストを開始したと米空軍が発表した。

2025年12月3日、日本での事業展開をより一層強化すべく、日本法人「Anduril Industries Japan合同会社(アンドゥリル・ジャパン)」を設立したことを発表

チーム

従業員は2024年時点で1500人を超えています。

チームの20%以上が退役軍人で、その防衛分野での経験を活かし、軍人のニーズに応える製品の開発に取り組んでいます。

Palantirの元従業員であるトレイ・スティーブンス氏は、現在同社で会長を務めています

評価額

Andurilは2022年12月の資金調達ラウンドで、評価額は85億ドル(約1兆3000億円)に、2024年に行われた投資ラウンド後の評価額は約140億ドル(約2兆2300億円)は達しています

Palantirは2017年の設立時に融資をしている他、同じくティール氏が率いるFounders Fundは2017年のシードラウンドから全ラウンドで出資しています

また、Palantirの初期投資家であるCIAの政府系ベンチャーキャピタルであるIn-Q-Tel投資を行っています

Andurilの活躍

Andurilは自国(アメリカ)だけでなく、イギリスやウクライナ、オーストラリアなど同盟国の国防にも貢献しています。

2024年には日本でも海上自衛隊にLatticeを提供する為に、住友商事の防衛専門商社である住商エアロシステムと契約をしています

AppleのWWDCとは?

AppleのWWDCとは、ソフトウェア開発者に向けたAppleのイベントです。

WWDCとは?

WWDCとは「Worldwide Developers Conference」の略で、日本語では「世界開発者会議」といいます。

Appleのエンジニアとソフトウェア開発者が交流するイベントです。

通常、6月の第1週に開催されます。

Appleの新製品(特にソフトウェア関連)も発表されます。例年、その年の秋にリリースされるOS(iOSやmacOS)が発表されます。2024年はApple Intelligenceが発表されました。

WWDCへの登録と参加方法

Appleは例年、ウェブサイトでイベントをストリーミング配信しています。

ストリーミングは誰でも無料で視聴できます。

また、Apple Park(カリフォルニアにあるAppleの本社)で、参加者限定の特別イベントも開催します。

参考