メンタルとゲーム

暴力的なゲームをプレイしても人は暴力的にならない

暴力的なテレビゲームは、プレイヤーの攻撃性を高めるのでしょうか?

この問題については、多くの研究が行われてきました。

その結果、暴力的なテレビゲームのプレイと、プレイヤーの実際の攻撃的な行動との間には、因果関係が見られないことが明らかになっています。

つまり、暴力的なゲームをプレイすることが、必ずしも人を攻撃的にするわけではないのです。

ゲームは人生を救う”薬”になる?脳をポジティブにする8つのゲーム

ジェイン・マクゴニガル氏は、世界を代表するゲームデザイナーです。彼女は、自身の病気とその後遺症をゲームによって克服しました

ゲーム科学者としての顔も持つ彼女は、ゲームは人生を救う「薬」になりうるものであり、ゲーマーには失敗から学び目標を達成し続けるイノベーティブ(革新的)な素養があると語っています

自分の可能性を信じられる、前向きになる。ゲームをすることでこうした効果がでることは既に論証されています。ただ、それにはゲームは力になるんだ、いい効果があるんだということを知っていなければいけません。ゲームは心身にいい——それを多くの人に知って欲しいと思っています。

出典:ジェイン・マクゴニガル、美しきゲームデザイナーが提案するゲームフルな毎日の過ごし方。 | Vogue Japan

脳をポジティブにする8つのゲーム

マクゴニガル氏は「脳にポジティブな影響を与えるゲーム」として、以下の8つを紹介しています

  • Minecraft
  • パズル & ドラゴンズ
  • テトリス
  • キャンディークラッシュ
  • モンスターストライク
  • モニュメントバレー
  • Call of Duty
  • ウォークラフト

これらのゲームには、やる気を出したり、瞑想の様に心を落ち着ける効果があるとのこと(ゲームによって心身に与える効果は違います)。

まとめ

ゲームを楽しむだけで人生をより良くできるなんて夢のような話です。しかし、ゲームをやる時間は、1日に1~2時間以内がベストで、3時間以上のプレイは逆効果とのことなので注意が必要です。

本物の薬と同様、”過剰摂取”は厳禁という事ですね。

ゲームの女性キャラをセクシーにしても女性蔑視につながらないと判明

ゲームの女性キャラをセクシーに描いても、プレイヤーの精神や女性蔑視にはつながらないと判明(ナゾロジー)

なぜゲームを社会問題の原因と主張する人々がいるのか?

研究者たちによれば、社会問題の原因を「ゲーム」に押し付けることが、簡単であるからだと述べています。


ゲーム内の性的に描かれた女性キャラが現実世界の女性の劣等感を引き起こすことはないという研究結果(GIGAZINE)

ゲームがプレイヤーにどのような影響を及ぼすかについての十分な証拠がないまま、因果関係を主張するような人に対しては「懐疑的であるべき」とファーガソン氏は主張

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セクシーな女性キャラのゲームをプレイするゲーマーの女性蔑視感情の変化の研究 – 米ステッソン大学 – posfie