完全に打ちのめされるような失敗をしたとしても、それがどうしたと言いたい。もっとやりがいのある道はいつだって見つけられるんですから
ピーター・ティール氏は連邦最高裁判所の事務官を目指して面接を受けますが、結果は不採用となります。
これまであらゆる競争に勝ち続けてきたティール氏にとって、それは大変なショックな事です。ティール氏は当時を振り返り、「完全に打ちのめされてしまいました」と告白しています。
上記の言葉は、そんな過去の挫折を乗り越えた結果、出てきた言葉です。
完全に打ちのめされるような失敗をしたとしても、それがどうしたと言いたい。もっとやりがいのある道はいつだって見つけられるんですから
ピーター・ティール氏は連邦最高裁判所の事務官を目指して面接を受けますが、結果は不採用となります。
これまであらゆる競争に勝ち続けてきたティール氏にとって、それは大変なショックな事です。ティール氏は当時を振り返り、「完全に打ちのめされてしまいました」と告白しています。
上記の言葉は、そんな過去の挫折を乗り越えた結果、出てきた言葉です。
発明家のトーマス・エジソンは、白熱灯を発明した際、記者に「1万回も失敗したのですか?」と聞かれました。エジソンはそれに対しこう答えました。
私は失敗したことは一度もない。1万通りのうまくいかない方法を発見したのだ。
(原文:I have not failed. I’ve just found 10,000 ways that won’t work.)
Amazonなどの通販サイトを見ていて、ついつい衝動買いをしてしまう事はありませんか?
そんな方におすすめの節約術があります。それは、商品を購入する前に”待機時間”を設ける事です。
不要不急の買い物をする前に、待機時間を設けて冷静になりましょう。例えば以下のように。
待機時間を設ける事で、衝動買いを抑制する事ができます。
し、欲しいものと必要なものを区別するのに役立ち、衝動的な欲望の呪縛を解くのに役立ちます。冷却期間と考えてみてください。
FIREムーブメントとは、若いころから収入の多くを積極的に貯蓄・投資に回し、通常(定年)より早くリタイア(現役引退)する事で、仕事に追われない悠々自適な生活を目指そうとする考え方やライフスタイルのことです。
“FIRE”とは「Financial Independence, Retire Early」の略(頭文字)です。
日本語にすると「経済的自立、早期退職」という意味です。英単語の「Fire(火)」は無関係です。
FIREムーブメントは、生活のためにお金を稼ぐことより、自分の好きなことに時間を使うことに価値を感じるアメリカの若者を中心に、ブーム(ムーブメント)になっています。
日本でも若年男性の間で早期リタイアを希望する方が増えています。
金本さんは、若手男性が早期リタイアを希望する心理について「仕事に対する意欲が低下したわけではない」とした上で、「プライベート重視」の意向が広がっていることや、日本型雇用の減少といった労働環境の急速な変化で「将来像を描きにくい」などの可能性も指摘した。
「早期リタイアして悠々自適な人生を送る」という考え方はこれまでもありましたが、FIREムーブメントが従来の早期リタイアと違う点は、主に2つあります。
1つは20代や30代など、人生のより若い段階でリタイアする事(を目指していること)。
もう1つは、必ずしも贅沢をしたいわけでは無く、むしろ質素で良いので、仕事に縛られずに自由に生きたいと考えている事です。つまり、経済的・物質的な豊かさよりも、精神的・時間的な豊かさを追求しているという事です。
出世レースや過労、上下関係など、仕事に付随する苦労から逃れて、穏やかに生きていきたいという人たちがFIREを目指しています。
2015年に31歳でFIREを達成したカナダ人のクリスティ・シェン氏はこう述べています。
シェン氏にとって「リタイア」とはビーチでくつろぐことではない。「(彼女にとってのリタイアとは)投資ポートフォリオから得られる不労所得で生活を維持できるようになり、働くか、働かないかを自分で選べること」(シェン氏)だという。
出典:仕事に縛られなければ生活費は安く済む。1億円を貯めて31歳でリタイアした女性からの助言 | Business Insider
同じくFIREを達成したローレン・キーン・オーモンド氏はこう言います。
最近夫とともにFIREを達成したローレン・キーン・オーモンド氏によると、人によってFIREの意味は異なるそうだ。
「FIREムーブメントの目的は、仕事を選択肢の1つにすることにある」とオーモンド氏は言う。「今の私と夫のように、仕事を続けてもいいのだ。旅行をしてもいいし、ボランティアをしたり、パートタイムで働いたり、転職あるいは学校に通い直してもいいだろう。つまり、仕事を辞めることではなくて、自分の時間の使い方を自分で好きに決められる状態を目指すのだ」
オーモンド氏が指摘するように、FIREを達成した人の多くは仕事を完全に辞めるわけではない。もちろん、引退して、仕事以外のことに時間を使う道を選ぶ人も多いが、それまでの仕事を続ける人もいるし、収入は減るが自分がやりたい仕事に転職する人もいる。
出典:FIREムーブメントとは何か? その歴史からメリット・デメリットまで、総まとめ | Business Insider
そのため、「会社を起業・売却し、億万長者になってリタイア」というようなライフスタイルは、FIREムーブメントでは(あまり)言及されません。
基本的には積極的に節約し、積極的に貯金するというリーン(無駄のない)ライフスタイルを提示します。
どうすればFIRE…すなわち、経済的自立と早期退職をする事が出来るのでしょうか?
収入を増やすことも大事ですが、何より重要なのは貯蓄率の高さです。
浪費をせず支出を抑え、収入の多くを投資に回し、FIREに必要な額を用意するのが基本です。
そして、用意した貯金を元本に投資(資産運用)をする事で、リタイア後(仕事を辞めた後)の生活費を賄うのが基本的なライフスタイルです。
2021年にGoogleを退職してFIREしたシェリー・ジャン氏はこう述べています。
「私が学ばなければならなかったのは、行動面、あるいは習慣の部分でした」と彼女は語った。「市場の動きを追って何が面白いのかを知るだけでは十分ではありません。『今月は給料が入ったばかりだ』とか『今月はボーナスが入ったばかりだ。すぐに投資しなくちゃ』と考え、決してお金を無駄にしないことの方が重要です」
出典:An Investor With a Seven-Figure Portfolio Shares Her Barbell Strategy – Business Insider
また、複利を活かして資産形成を行う為に、早い時期に投資を始める事も重要なポイントです。
資金を市場で働かせる時間は重要なので、早い段階で投資を始めて頻繁に繰り返すことで、FIREを達成する可能性が最大になる。わずか2〜3年の違いが、ポートフォリオで数十万ドル(数千万円)の差に広がることもある。
出典:FIREムーブメントとは何か? その歴史からメリット・デメリットまで、総まとめ | Business Insider
FIREするために必要な貯蓄は年間支出額の25倍が目安です。
FIRE実践者の間では、証券投資等の運用益で生活費を賄うために、まずは「年間支出の25倍」の貯蓄をすることが一つの目標と言われています。月に20万円支出する人であれば、6,000万円の資金が必要というわけです。
例えば、1年間に必要な生活費が400万円なら、FIREに必要なお金は25倍である1億円です。
リタイア後は貯金(資産)を切り崩して生活するのではなく、資産を年4%で運用し、そのお金で生活する事を想定しています。
一般的なFIREムーブメントでは「年収の25年分を資産形成する」ことを目標とします。そして、「年4%の収益を得て取り崩す(4%ルール)」ことにより、資産は減らずに、一生涯の経済的安定を確保したリタイア生活が可能になるとします。
つまり、用意した貯金を年間利回り4%で資産運用し、毎年その増えた4%分のお金で生活する事で、資産を減らすことなく生活をするという事です。
ただし、4%ルールは30年の退職生活を基準に計算されたもので、30年以上の退職生活を送ることが目標なら、4%では失敗することもあるといいます。
FIREを目指す人は世界中にいます。ここで重要なのは、国によって税制や年金制度などに差がある事です。海外の事例から学んでも、日本では役に立たないという可能性もあるという事です。
FIREを目指す際は、社会保障制度や税制優遇制度、退職金制度や高齢者雇用制度など日本の制度についてよく調べましょう。
リタイア後の生活は多くの人が考えているほどコストがかからないと、FIREを達成したシェン氏は語っています。
「みんな意識していないと思うけど、わたしたちは『働くため』にたくさんのお金を使っている。わたしはそこに気づいたんです。毎日の通勤にいくらかかる? プロフェッショナルに見える服装とそれをクリーニングに出すお金は? 子供のいる人たちは託児所などにいくら出費しているの?」
「その立場にならないと実感できないけど、仕事に関する経費がなくなれば、生活コストは下がるんです」
仕事の為に家賃が高いエリアに住む必要もなくなるとシェン氏は述べています。
リタイアすると、当然仕事の収入はゼロになりますが、仕事の為のコストが無くなるため、より少ないコストで生活できるという事なんですね。
「FIREムーブメント」には様々な”レベル”があります。生活費の全てを貯金と投資で賄うライフスタイルだけが”FIRE”ではありません。
通常のFIREは、生活費を貯金と投資(資産運用)によって賄うライフスタイルの事です。
仕事を止めても、生活水準はそのままで、生活費も変わりません。
一般的に「FIREムーブメント」と呼ばれているのはこれです。
FIREでは、生活費の25倍の貯蓄(収入)を用意する必要があります。
つまり、現在年間500万円使っている場合は、単純計算で1億2,500万円の貯金や収入の当て(資産運用による配当など)が必要です。
経済面を貯金と投資だけに頼るのではなく、自分の好きな事を仕事にしたり、アルバイトの仕事と組み合わせて賄う「サイドFIRE」というものもあります。
完全にリタイア(≒仕事をしない)のではなく、自分がやりたい仕事や好きな仕事を始めたり、自分のペースでゆとりをもって働き、不足分を資産運用で賄うというライフスタイルです。
FIREの実現には、「株式投資で得られる配当金を不労所得として生活費にする」「生涯にわたって必要な資産を築き、退職後に切り崩す」という方法がありますが、投資家のぽんちよ氏が勧めるのは、「サイドFIRE」という方法です。サイドFIREは、資産をある程度積み上げ、早期退職はするものの、退職後は「資産収入+労働収入」の組み合わせにより生活していく方法です。
従来のセミリタイアのような形ですね。
FIRE後も労働をするこの形であれば、通常よりも少ないお金でFIREが可能です。
バリスタFIREは、健康保険を目当てにアルバイトを行うFIREです。
アルバイトにも健康保険を提供している数少ない職場がコーヒーチェーンの「スターバックス」であるため(*あくまで米国の話)、バリスタFIREと呼ばれています(バリスタとは喫茶店やカフェでコーヒーを提供する人の事)。
米国では健康保険が馬鹿にならないためこのような形のFIREが生まれたと言われています。
従来の概念でいうところの「セミリタイア」や上記の「サイドFIRE」に似ていますね。
リーンFIREは、リタイア後に質素でミニマムな生活…つまり生活費を抑え、節約し、支出の少ない日々を送るFIREです。
スリムFIREとも呼ばれています。
例えば、生活費の安い地域に引っ越したり、食料を自家栽培で賄ったり、贅沢品や嗜好品(例えばお酒や旅行)を控えるなどの方法があります。
また、リタイア、すなわち仕事を辞めること自体も節約に繋がります。
シェン氏によると、リタイア後の生活は多くの人が考えているほどコストがかからない。
「みんな意識していないと思うけど、わたしたちは『働くため』にたくさんのお金を使っている。わたしはそこに気づいたんです。毎日の通勤にいくらかかる? プロフェッショナルに見える服装とそれをクリーニングに出すお金は? 子供のいる人たちは託児所などにいくら出費しているの?」
シェン氏はトラビ氏にそう説明し、「その立場にならないと実感できないけど、仕事に関する経費がなくなれば、生活コストは下がるんです」と続けた。
出典:仕事に縛られなければ生活費は安く済む。1億円を貯めて31歳でリタイアした女性からの助言 | Business Insider Japan
リーンFIREは、支出を減らすため、通常のFIREより必要な額が少なくて済むのが特徴です。
例えば、年間の支出を250万円に抑えられる場合、FIREに必要な額(25倍)は6250万円になります。
ちなみに、リーン(lean)とは「無駄がない、効率的な」という意味です。
ファットFIREとは、リーンFIREとは逆に、倹約をしない贅沢な生活を送るFIREです。
仕事を辞めてからも、旅行に行ったり、好きなものを買ったりしたい方向けのライフスタイルです。
当然、通常のFIREより必要なお金は多くなります。
例えば、自分の理想の生活のために年間1,000万円必要な場合、FIREに必要な額(25倍)は2億5000万円になります。
ちなみに、ファット(fat)とは「太った、多額の」という意味です。
コーストFIREは、生活に必要な貯蓄・資産は用意した上で、趣味として自分が好きな仕事に取り組むFIREです。
「人の役に立ちたい」という想いを実現したい方や社会とかかわりを持ちたい方が選ぶFIREです。
必ずしも早期リタイアは目指しません。なので、コーストFIREはもっともハードルが低い初歩的なFIREになります。FIREを始めたら、最終目的は何であれまずはお金に苦労しない日々を送るコーストFIREを目指す事になるでしょう。
コースト(coast)とは「何の苦労もせずにやっていく」等の意味があります。
FIREのメリットは何と言っても「経済的な余裕を持ち、仕事に縛られない生活を送れる」という事です。
のんびり本を読んだり、ボランティア活動を始めたり、新しいビジネスや転職に挑戦したり…目先の仕事に撲殺される事なく、自分のやりたい事を追求できます。
引退をせず仕事を続けていたとしても、経済的に余裕があれば、心持ちが違います。
一方で、FIREにはデメリットもあります。
一番はやはりお金を貯めるまで相当な苦労や努力が必要だという事です。
無駄遣いをせず節制して生きるのは、人によっては非常に苦しいでしょう。
また、引退後の生活が特に楽しくなかったり、急な株式市場の下落でポートフォリオの見直しが必要になったり…
目的と手段が逆転し、FIREを目指す事で逆に心身の余裕がなくなってしまう可能性があります。
FIREを目指す際は、自分の人生についてよく考え、何を大切にして生きるか自分の優先順位についてよく考える事が大切です。
FIREについて本気で考えてみる事は、自分の目指す働き方や理想のライフスタイル、ひいては人生について考えるきっかけにもなります。
FIREを現実的なアイデアに思えない方も、自分の人生を見つめなおす為にFIREについて考えてみてはいかがでしょうか?
5年後のFIREを計画している、38歳のミリオネア。目標達成に向けた4つのシンプルな戦略とは?
Business Insider
それでも早期退職したい人にサイドFIREという策
東洋経済オンライン
年収300万円でもFIRE可能…貯金ゼロから7年でセミリタイアするために必要なお金の話 FIRE達成に最も必要なのは「年収の多さ」ではない
PRESIDENT
年収180万円の若者が「年金300万円の老人」を支える日本の絶望。格差社会ニッポンの正しい歩き方
マネー現代
たった2年で「FIRE卒業」をした男性が語る、早期退職で見失った3つのもの
Business Insider
30になろうと40になろうと 奴らは言い続ける………
自分の人生の本番はまだ先なんだと……!
「本当のオレ」を使ってないから今はこの程度なのだと……
そう飽きず言い続け….結局は…老い……..
死ぬっ……..!
その間際いやでも気が付くだろう…. 今まで生きてきたすべてが
丸ごと「本物」だったことを…!
人は……..仮になど生きていないし 仮に死ぬこともできぬ 当然だ………
問題は……….その当然に気が付いているかどうか…………
真に覚醒してるかどうかだっ……..!
郵便局にはミニレター(63円)という地味な商品があるんだけど、葉書が63円まで値上がりしたことによって、「書ける量は4倍、組み立てて写真やカード、そしてチケットなんかを入れられるのに値段は葉書と変わらない」という完全に価格バグを起こした商品になってしまいました。
これでチケット送ります。 pic.twitter.com/QXSXcccRxA— WUGちゃん大好きはんぞう (@norinori1202) 2020年1月21日
これ、値段は85円になっているけど、今でも基本的に同じ状況なんですね。
「何しても楽しくない」退屈な日々を一気に楽しくする”簡単な方法” – ナゾロジー
2008年から2020年にかけて、若者の間で退屈レベルが増加していることが示唆されています。その原因として、「動画やテレビのチャンネルを次々と切り換える」ことから来ていると心理学部に所属するケイティ・タム氏は指摘しています。
1つは、「すでにあるものに感謝し、多くを求めない」。そして、もう1つは、「新しい経験(≒変化)」です。
「幸せになりたい」という漠然とした目標を掲げると、それがプレッシャーになり、幸福度は増さない。一方、具体的な行動を目標にすると、結果として幸せになりやすい
特定の人々は長期的な目標達成と関係なくリラックスしたり遊んだりしている時に、「本来であればやった方がいい物事」について考えてしまう傾向があると判明。こうした人々は長期的な目標達成に関して熱心だといえますが、 Bernecker氏は「長期的な目標に関する矛盾についての考えは、リラックスの効果を損ねます」と述べ、リラックスしている時に十分リラックスできない点が問題だと指摘しています。
一方、リラックスしている時に長期的な目標について考えず、一時的な快楽に身を任せられるタイプの人は、全体的に人生の幸福度が高い傾向がみられたとのこと。一時的な快楽を楽しむ能力が高い人は、特にうつ病や不安に苦しむ可能性が低かったそうです。
スマートフォンからのインターネットアクセスを遮断する実験を行ったところ、被験者のメンタルヘルスが改善し、幸福度が増し、注意力が高まるなどさまざまなメリットが確認されました。
わたしは断言してもよいが、中立を保つことは、あまり有効な選択ではないと思う。
中立でいると、勝者にとっては敵になるだけでなく、敗者にとっても助けてくれなかったということで敵視されるのがオチなのだ。
人生は美談ばかりではない。ただの無駄だった時期があっても良い。 pic.twitter.com/wYJN6jRWTD
— エナップ (@Enaup55) 2024年7月12日
動画:【人生のどん底】「僕は社会から完全にいなくなった人間」「社会の歯車になりたくて仕方がなかった」引きこもり経験者の芸人・山田ルイ53世が語る!絶望の中に希望を見出す方法(第1回/全2回) – YouTube
参考:髭男爵 – Wikipedia