Quartz(クォーツ)

Quartz(クォーツ)は、2012年に創立された世界経済やビジネスニュースに焦点を当てたデジタルネイティブな米国(アメリカ)のメディアです。

名前 Quartz
ジャンル ビジネス、経済
URL qz.com
日本版 閉鎖
開始日 2012年9月24日
運営会社 Quartz Media Network

Quartzは「ビジネスをより良くすること(Make business better)」をミッション(使命)としており、世界各地にいるジャーナリストが目的意識の高いプロフェッショナルな読者に向けてニュースを発信しています

かつてQuartzをホスティングしていたCMSのKinjaでは、Quartzについて以下の様な説明がありました。

Quartzは、変化にわくわくするビジネスパーソンのための、新しいグローバル経済へのガイドブックです。ビジネス、経済、市場、金融、テクノロジー、科学、デザイン、ファッションをカバーします。

Quartzは2012年の創刊以来、ジャーナリズムの最高賞を多数受賞しています。

一時はNewsPicksを運営する日本のUzabaseがQuartzを保有していたこともありました。その後、独立、米Gizmodoや米Kotakuなどを運営するG/O Mediaの傘下を経て、現在はソフトウェア企業のRedbrickの傘下にあります。

名前の由来

2013年にケヴィン・ディレイニー編集長が「Quartz」という名前の由来について解説しています。

鉱石の「石英」を意味する「クオーツ」をサイトの名前に選んだのは、地震のような地殻変動が起きている場所に石英が多く存在するからだという。

一見してすぐにビジネスニュースのサイトだと分かる名称にしなかったのは、「クオーツ」が簡潔なことばであることと、サイトだけでなくイベントなど多彩な事業を展開しグローバルなブランドとして認知されるようにしていきたいからだそうだ。

出典:アメリカで躍進中のビジネスニュースサイト『クオーツ(QUARTZ)』 その編集方針と経営戦略を聞いた(茂木 崇) | 現代ビジネス

Quartzの歴史

2012年9月頃、Atlantic MediaはQuartzのためにドメイン「QZ.com」を購入した

Quartzは、2012年9月24日に雑誌「The Atlantic」を発行するAtlantic Mediaの支援のもと、約20人のジャーナリストによるモバイルファーストなビジネスニュースサイトとして設立された

わずか10か月の2013年7月にはユニークユーザー数が500万人を突破。

2018年、日本企業のUzabaseに約8600万ドルの取引で売却された。しかし、パンデミックによって広告収入は縮小し、UzabaseはQuartzのスタッフの半分近くを削減した。

2019年11月13日、ニュースレター(いわゆるメルマガ)としてQuartz Japanが発足

スワード氏は2020年11月にQuartzを買収し、非公開にした。同サイトは、2020年4月に18,000人弱だった有料会員数を25,000人程度に拡大した。

2020年11月9日、UzabaseがQuartzの事業から撤退する事を決定。Seward氏が設立し議決権の過半数を有するQuartz Media Holdings社へ売却(株式譲渡)されたマネジメントバイアウト)。

2022年4月28日にG/O Mediaに買収され、同社のネットワークに統合された事を発表する。

2022年4月にペイウォールを廃止し、無料でコンテンツが提供されることになった。

2022年9月16日、トップページをG/O Mediaの他メディア(米Gizmodoや米Kotaku等)と統合された新しいデザインにリニューアル

2025年4月4日、G/O MediaがQuartzをソフトウェア企業のRedbrickに売却

参考