クレジットカードの限度額は審査によって決まります。
クレジットカードを申し込むと発行のため審査が行われますが、その際に限度額の審査が行われています。
限度額の審査の内容
クレジットカードの限度額は複数の要素を審査して決定します。具体的には以下の要素が代表的です。
- 収入
- 住まい(持ち家か賃貸か。または家族の所有かなど)
- 今の住居で暮らしている年数
- 職業
- 借金の有無(金融機関からの借入れ状況など)
- 配偶者や家族など生計をともにする人数
- クレジットカードの利用状況(過去の利用履歴や他社のカードの状況も含む)
- 自己破産や未払いの経験の有無
*これらの要素は一例です。必ずしもこれらの要素を対象に限度額の審査をしているわけではありません。
クレジットカード会社は当然、利用した分のお金を確実に払ってもらいたいと考えています。もしクレジットカードを利用するだけ利用されて、自己破産などをされてはカード会社は大損してしまいます。
そこで、これらの情報を元に審査し、無理なく支払える範囲の金額を限度額に設定します。
例えば、申し込んだ人が「正社員」「家を持っている」「携帯代の支払いを滞納したことがない」など信用できる要素があればあるほど限度額は高めに設定される傾向にあります。
一方、職業が学生やアルバイトの場合など、金銭面で信用が低い方は限度額が低めに設定されることがあります。
逆に、年収が少なくても公務員で安定した収入があったり、家族の持ち家で家賃がかからない場合であれば(年収と比べて)十分な限度額が設定される可能性があります。
同様に年収が多くても、借金があるなどして、お金に余裕がないと判断されれば限度額が低くなる可能性があります。
限度額の限界はクレジットカードによって様々
クレジットカードの中には限度額の上限が最初に決まっているものも多いです。
例えば、「三井住友カード」は限度額が10〜80万円(学生の方は10~30万円)と決まっています。なので、収入が多い方も最初はこの範囲で限度額が決まります。
楽天カードは最高で100万円までです。100万円の範囲内で申し込んだ方の信用に応じて様々な額が設定されます。
一方で、中にはアメックス(アメリカン・エキスプレス・カード)のように一律の限度額が決められておらず、申し込んだ方の信用に応じて様々な額が設定されるものもあります。
限度額は後から上げることができる
学生の方やフリーターの方など、信用が低い方はクレジットカードの限度額が低く設定されることが多いです。
しかし、限度額が低いクレジットカードでも、後から限度額を上げることが可能です。
限度額を引き上げる方法
ウェブサイトや電話からカード会社に申請し、限度額を引き上げてもらうのが一般的です。
限度額を上げるにあたっては入会時と同様、審査が必要です。申し込み時と同様、年収や職業などが審査されます。
申し込み時と年収や職業が変わっていなくても、不正利用や支払いの滞納などを起こさず、クレジットカードを健全に利用していれば審査に有利です。
限度額の引き上げは必ずしもすぐに行えるとは限らないので、旅行などの予定がある方は早めに手続きをしましょう。