Xkeyscore(エックスキースコア、XKS)は、一般的なユーザーがインターネット上で行うほぼ全ての情報をリアルタイムで捕捉する事ができるNSA(アメリカ国家安全保障局 )の情報解析システム(ハッキングソフト)です。
たとえば、『攻撃』『殺し』『ブッシュ』などとキーワードを入力して米大統領への敵対的な発言をネット上で検索すると、メールはもちろんチャットやブログ、フェイスブック、さらには非公開のネット情報をも含めて世界中の人々の通信内容が即座にリストアップされてくる。
しかも追跡能力も高く、マークした情報の発信者の身元などはもちろんのこと、その人物と情報をやり取りしている人たちまですべて把握できてしまう。さらに、それらの人物の位置情報や立ち寄り先、接触相手、さらにはネットの閲覧内容や商品購入など、ネットを通じる情報は遺漏なく網羅することも可能だという。
出典:現代ビジネス
Xkeyscoreを使う事で、NSAのアナリストは、令状がなくても電話やメール、検索履歴、Microsoft Wordのドキュメントなどにアクセスできます。
Xkeyscoreの著名な実績に、アルカイダのオサマ・ビン・ラディンの追跡・発見があります。
日本にも存在?
NSAは、60年以上にわたって日本と協力関係を維持しており、日本はNSAが自国の領土内に少なくとも3つの基地を維持することを許可し、NSAの施設と運営の資金調達を支援するために5億ドル以上を拠出しています。
NSAは、その見返りの1つとして、Xkeyscoreを内閣情報調査室経由で防衛省情報本部電波部に提供しています。