ピーター・ティール氏は、若いころから不老不死に関心を持っていました。
PayPalのあるメンバーが、ティール氏と始めて会った時に交わした会話は、人体の冷凍保存についてであったといいます。
そのため、ティール氏は寿命を延ばすことを目的とした技術や科学に多額の投資をしています。
アンチエイジング科学者のオーブリー・デ・グレイ氏の研究に何百万ドルも投資しています。
また、アンチエイジングの非営利団体であるSENSリサーチ財団や、寿命延長に取り組む組織であるメトセラ財団にも寄付を行っています。’
遺体の冷凍保存
ピーター・ティール氏が関心を持っている”不老不死の技術”には、人体冷凍保存(クライオニクス)もあります。
ティール氏は、ジャーナリストのバリー・ワイス氏が主催するポッドキャストに出演し、将来的に蘇生されることを期待して死後の肉体を冷凍保存する「クライオニクス」について語りました。
番組の中で、「死んだら冷凍保存されて、将来生き返るかもしれない契約をしているというのは本当ですか?」と尋ねるワイス氏に、ティール氏は「はい。ただ、どちらかというとイデオロギー的な意思表示のようなものです」と答えました。
2014年には、アルコー延命財団が提供する人体冷凍保存サービスに登録したことをテレグラフ紙に明かしています。
とはいえ、ティール氏はこの技術が実際に機能するかどうかについては懐疑的であると付け加えています。