Appleが「高度なデータ保護」機能をイギリスで提供終了へ

(2025年2月25日)

イギリス政府は、捜査権限法(IPA)に基づき、Appleに対しiCloudの「高度なデータ保護(ADP)」機能で暗号化されたデータへのアクセスを要求しました

この機能はエンドツーエンド暗号化(E2EE)を使用し、Apple自身もデータにアクセスできないため、イギリス政府はAppleのiCloudにバックドアを設置するよう求めました

Appleはイギリス政府の要求を拒否し、2025年2月に英国でのADPの新規提供を終了し、既存ユーザーも将来的に無効化する方針を発表しました

これにより、英国ユーザーのiCloudデータは暗号化保護を失い、サイバー攻撃のリスクが高まる可能性があります。Appleはバックドア設置はユーザー全体のプライバシーとセキュリティを脅かすとして、法的異議申し立てを行っています。

なお、高度なデータ保護は、英国を除く世界中で引き続き利用する事が可能です。

参考:Appleは英国の新規ユーザへの高度なデータ保護の提供を終了します – Apple サポート

Xにチャット型メッセージ機能「XChat」が搭載されます!

2025年6月2日、イーロン・マスク氏はXに新たなメッセージ送受信機能「XChat」を搭載すると発表しました。

XChatを告知するマスク氏のポスト。

Amazonが初のカラー表示対応Kindleを米国で発売

(2024年10月18日)

AmazonはKindleシリーズで初めてカラー表示に対応した新商品「Kindle Colorsoft Signature Edition」をアメリカで発表しました

日本では未発表で、米国版Amazonでも日本への発送は不可能となっています。

参考:Amazon、初のカラーKindle 米国では280ドルで10月30日発売へ(ITmedia NEWS)

イーロン・マスクのX Holdingsに出資している株主とは?

(2024年8月22日)

Twitter/Xを所有するイーロン・マスク氏のX Holdingsに出資しているの株主についてワシントン・ポストが報じています

公開された情報によれば、X Holdingsに出資しているのは、a16z8VC、Binance、アル=ワリード・ビン・タラール王子、ジャック・ドーシー氏、ラリー・エリソン氏などがいるとのこと。

参考:a16z, Jack Dorsey, Sean Combs, and Binance are among the investors in Elon Musk’s X.(The Verge)

Google検索が国別サイトを廃止。全て「google.com」へ統合

Googleは2025年4月15日、Google検索において国別コードトップレベルドメイン(ccTLD、例:google.co.jp、google.co.ukなど)を廃止し、すべてのトラフィックを「google.com」にリダイレクトすると発表しました

Googleは元々、ccTLDを利用して各地域に特化したGoogle検索を提供していました。しかし、Googleは2017年からgoogle.comでも、その国のccTLDでも、同じ検索結果を提供できるようになったため、「国レベルのドメインはもはや必要ない」としてgoogle.comへの統合を行っていくとのことです

2017 年には、検索を利用するすべてのユーザーに対し、google.com を使用していても、自国の ccTLD を使用していても、ローカルな結果を含む同様の体験の提供を開始しました。

この改善により、国レベルのドメインはもはや必要なくなりました。そのため、Google は検索におけるユーザー体験を効率化するため、これらの ccTLD からのトラフィックを www.google.com へリダイレクトするプロセスを開始します。

出典:Google検索のccTLDが廃止、すべて.comドメインに統合

この変更は、数か月にわたって段階的に実施されています。

なお、リダイレクト処理は各アカウントごとに行われており、5月20日の段階で、既に一部のユーザーはgoogle.co.jpにアクセスするとgoogle.comにリダイレクトされるようです(ちなみに、筆者のアカウントもリダイレクトされました)。

X/Twitterの「使われていないユーザー名をオークション形式で販売する計画」が具体化し始めている

(2025年4月4日)

Xは認証済み組織(プレミアムサブスクリプションサービスに登録している企業や政府機関)に向けて、ユーザー名(@から始まる文字列)をオークション形式で販売する計画があると報じられています

アプリ研究者のNima Owji氏によれば、オークションの開始価格は1万ドル(約146万円)からで、50万ドル(約7300万円)を超えることもあるとのことです。また、複数購入の場合は割引もあるとのこと

Twitter、休眠アカウント15億を削除しユーザー名を開放へ。長期間ログインなしの利用者は注意

(2022年12月10日)

イーロン・マスク氏はXの休眠アカウントを削除し、ユーザー名(@から始まる文字列)を解放する予定だと自身のXアカウントで2022年12月9日に発表しました

マスク氏によれば、削除対象となるアカウントは何年もログインやポストが行われていないアカウントで、その数は15億との事です。

ちなみに、この発表が行われる前から、利用している痕跡が無いアカウントは削除する可能性があるとTwitterのヘルプには記されていました。

参考:Twitter、休眠アカウント15億を削除しユーザー名を開放へ。長期間ログインなしの利用者は注意(TechnoEdge)

Amazon Prime Videoが広告表示を開始 2025年から

(2024年10月16日)

Amazonは10月15日、動画配信サービス「Amazon Prime Video」について、2025年から広告を表示すると発表しました

広告の表示頻度については「従来のTVや他の動画配信サービスよりも、広告の表示回数を有意に減らすことを目指しています」と発表しています

また、併せて広告が表示されないオプションも提供するとのこと。料金は後日発表するとのことです。

Amazon Prime Videoは、2024年からアメリカ、カナダ、イギリスなどの地域で広告の表示を開始しています

参考:ASCII.jp:アマゾンプライムビデオ、広告表示へ 2025年から

Twitter風のSNS「mixi2」が登場!完全招待制でmixiとの互換性はなし

(2024年12月16日)

2004年に登場した国産老舗SNS「mixi」の運営で知られる株式会社MIXIは、12月16日にX/Twitter風の短文SNS「mixi2」を公開しました

文字を大きくしたり跳ねさせたりできる「エモテキ」や絵文字で反応する「リアクション」などの感情表現を利用できるのが特徴です

対応プラットフォームはiOS/Androidで、ウェブ版は未実装です。既存ユーザーからの完全招待制で、18歳未満の方は利用できません。

mixiとは完全に別のサービスで、アカウントやデータの共有・関連付けはありません

参考:MIXIが新しいSNS「mixi2」をリリース 完全招待制で「mixi」との互換性はなし(ITmedia Mobile)

FacebookやInstagramgが、Xのようなコミュニティノートを導入する意向

(2025年1月8日)

Metaは同社のSNSであるFacebook、Instagram、Threadsで行っていた第三者機関によるファクトチェックを廃止し、代わりにXで利用されているようなユーザー主導型のコミュニティノート機能を実装する計画であるとCEOのマーク・ザッカーバーグ氏が述べました

また、Metaは合わせてコンテンツモデレーション・ポリシーに複数の変更を加え、移民、性自認、ジェンダーなど、頻繁に政治的な議論や討論の対象となるトピックに関する制限の撤廃などを行いました

参考:Metaのマーク・ザッカーバーグが「表現の自由という原点に立ち返る」宣言、ファクトチェック機能をやめてコミュニティノート形態への移行を表明(GIGAZINE)