油性ペン(油性マジック)によって付いた汚れや落書きはこすっても簡単には落ちません。
ですが、安心してください。
特別なものが無くても、家庭にあるもので簡単に油性ペンの汚れを落とすことができます。
油性マジックはアルコールで簡単に落とせる
英語では永久マーカー(Permanent Marker)と呼ばれるほど、耐水性が高く、落ちにくい油性ペンですが、アルコールを使えば簡単に落とすことができます。
日用品にはアルコールを主成分としたものが数多くあるので、専用のクリーナー等を買わなくても、簡単に落とすことができます。
油性マジックを消せるオススメの日用品
アルコールが主成分の特にオススメの日用品は以下の2つです。
- 消毒用アルコール(エタノール。アルコールとエタノールは呼び方が違うだけで同じものです)
- 除光液(アセトンをベースにしたもの)
1.消毒用アルコール
油性ペンの汚れを落とすとなれば、消毒用アルコールが第一候補になります。
アルコールは油性ペンの油分を分解する効果があるため、衣服から油性ペンの汚れを取り除くのに最適です。
2.除光液
ネイル(マニキュア)を落とす除光液も油性ペンの汚れを落とすのに向いています。
ただし、除光液は強力なので、布地の風合い(手触りや肌触り、着心地など)を変えてしまう可能性があることに注意しましょう。
万が一に備え、除光液で油性ペンの汚れを落とす際は、必ず服の隠れた部分や目立たない部分に除光液を少しだけ付けてテストしてください
これらをティッシュやふきん、雑巾など、対象の素材を傷つけないものに染み込ませ、こすればカンタンに汚れが落とせます。
油性マジックの汚れや落書きを落とせる日用品は多くありますが、これらの消毒用アルコールと除光液は、布やプラスチックを始め、様々な素材に対して使いやすく、また油性マジックの汚れを落とす以外にも様々な用途に使えるので便利でオススメです。
ちなみに、油性ペンの汚れを落とせるものには、他に以下の様なものがあります。
- エアゾール式ヘアスプレー(アルコール度数による)
- ネイルポリッシュリムーバー
- 防さび剤WD-40
- ホワイトビネガー
- レモンジュース
- 歯磨き粉
- ペイントシンナー
- ドライイレースマーカー(状況に応じて)
- メイク落とし(肌にやさしいもの)
- 植物性オイル
基本的には消毒用アルコールと除光液の2つがオススメですが、状況(汚れを落としたい物の素材など)によっては、これらのアイテムを利用した方が良いケースもあります。
例えば、除光液に含まれるアセトンは、シルクやウールのような天然繊維に使用すると、衣服が溶けてしまう可能性があります。
汚れを落としてキレイにするつもりが、逆にダメージを与えてしまい、使い物にならなくなったら最悪ですよね。事前に、汚れを落とすアイテムと対象の素材の相性等を確認しておきましょう。
油性ペンの汚れを消すコツ
油性ペンの汚れは、付いたらすぐに落とすのがポイントです。
油性ペンのインクが乾いてしまうと、汚れを落とすのが難しくなるためです。
(油性ペンに限らず)汚れを落とす際の一般的なルールとして、対応するのが早ければ早いほど、汚れをキレイに落とせる可能性が高くなります。
関連記事:肌に付いた油性ペンをカンタンに消す方法
まとめ
油性マジックの耐久力はすごいですが、落とそうと思えば案外簡単に落とせるものです。
とはいえ、これは鉄やプラスチックなど、油性マジックのインクが素材の内部まで浸透しない場合に限ります。紙などはインクが表層だけでなく、内部まで浸透してしまうため、落とすのは困難です。今回紹介した方法を使う場合は使う素材に注意してください。
油性マジックの汚れを落とすのに使えるものは多くありますが、中でもアルコール消毒は多くの素材に対して使うことができ、人間への害も非常に少なく、利用した後ベタついたりといったことも少ないのでオススメです。
アルコール消毒は油性マジックを落とすだけでなく、消毒や他の汚れの掃除にも使えるので、一個持っておくと便利です。