Palantir(パランティア)の製品や関与したプロジェクトを紹介します。
Palantirの製品
Palantirの製品であるソフトウェアプラットフォームを紹介します。
4つの主力製品
Palantirは様々なソフトウェア製品を提供しています。中でも代表的なのは以下のソフトウェアプラットフォームです。
- AIP
- Foundry(ファウンドリー)
- Gotham(ゴッサム)
- Apollo(アポロ)
上記4つのソフトウェアプラットフォームはPalantirの基本的な製品です。
詳細はこちら:Palantirの主力製品とは?4つのソフトウェアプラットフォームを紹介
Palantir Metropolis
Palantir Metropolis(パランティア・メトロポリス)は、ウォール街の銀行やヘッジファンド向けの定量分析に特化したソフトウェアです。
Palantir FedStart
Palantir FedStartは、連邦政府にソフトウェアを導入することを検討している適格企業やスタートアップ企業向けのSaaS サービスです。
競合製品を提供する企業に米防衛テックのSecond Front(セカンドフロント)などがあります。
公式サイト:Palantir FedStart
特殊事例
以下はPalantirが政府機関などに向けて特別に開発・協力した製品・プロジェクトです。
MetaConstellation
PalantirのMetaConstellationはAIを活用して数百のセンサー群から得られる情報を統合し、迅速な意思決定を支援するソリューションです。
アメリカ北方軍が実証実験を行ったほか、ウクライナでは実戦投入されています。
XKEYSCORE Helper
インターネット上のあらゆるデータを盗聴できるNSAのスパイツール「Xkeyscore(エックスキースコア)」で収集したデータを、Palantirのソフトウェアにカンタンに取り込めるように開発されたソフトウェアが「XKEYSCORE Helper」です。
XKEYSCORE Helperを利用すると、NSAがXkeyscoreで収集したデータを簡単にPalantirの製品にインポートし、調査できます。
Skywise
Palantirがエアバスと共同開発したオープンデータプラットフォームです。
航空機が収集した膨大なデータを、整理・分析する事で、トラブルを予防します。
関連記事:パランティアの「スカイワイズ」とは?
Project Maven
Project Maven(プロジェクト・メイヴン)は、アメリカ国防総省が進めている、機械学習で戦場データを分析して標的をロックオンしたり、戦術を提案したりする軍用AIプロジェクトで、Palantirは主要なシステムの設計を担っています。
TITAN
PalantirのTITAN(戦術情報ターゲティングアクセスノード)は、米陸軍向けのAIと機械学習を活用した初の移動式地上局です。
衛星やドローンからのデータを人工知能と機械学習を使ってリアルタイムで分析し、戦場でのターゲティングや意思決定を迅速化します。
Victim 360 / 被災者360
Palantirが日本の石川県と共同で開発したプロダクトです。
日本では「被災者360」と呼ばれており、英名は「Victim 360」です。
2024年1月の能登半島地震により、62,000人以上の避難者が複数の県に散らばりました。Palantirのエンジニアたちは、120,000人の地域住民を表す15の断片的なデータソースを統合した「Victim 360」を構築し、避難者の発見と支援を可能にしました。数か月後に洪水が発生した際、同じシステムがわずか24時間で再展開されました。
出典:Palantir / X
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