ピーター・ティールが支援するドローン企業「Quantum Systems」

Quantum Systems GmbH(カンタム・システムズ)は、ドイツのミュンヘンに拠点を置くスタートアップです。

2015年に設立されたこの企業は、AI搭載ドローンの製造を行うベンチャー企業です。

ロシアによるウクライナ侵攻が始まってからは、ウクライナで活動しており、監視活動、砲撃の精度向上、敵への爆弾投下などに活用されています

公式サイト:Quantum Systems

ピーター・ティールによる投資

PayPayとPalantirの創業者で、伝説的な起業家であるピーター・ティール氏は、Quantum Systemsに複数回に渡って投資を行っています。

ピーター・ティール氏は2022年10月16日に、Project AやSanno Capitalと共に資金調達ラウンドに参加しました

当時、ティール氏は「UASの将来は、ソフトウェアやハードウェアだけにあるのではなく、両者のインテリジェントな統合にある。」「その理解により、Quantum Systemsは競合他社より一歩先を行くことになる」と述べています

さらに、2023年10月24日にはシリーズBラウンドを完了し、6,360万ユーロの新規資金を調達したとBloombergが報じました

同社は声明で、Quantum SystemsのシリーズBラウンドはHVキャピタルとDTCPキャピタルが主導し、エアバス・ベンチャーズ、ティール・ベンチャーズ、プロジェクトAが支援したと述べました。