この記事では、ピーター・ティール氏が設立した組織や起業した会社を紹介します。
投資会社
ティール氏は投資家として非常に有名です。
ティール氏は投資を行う為に、様々な投資会社を設立しています。
Thiel Capital
Thiel Capital, LLC(ティール・キャピタル)は、ピーター・ティール氏が2011年10月31日に立ち上げたベンチャーキャピタルです(1996年に設立されたティール・キャピタル・マネジメントとは別物)。
関連記事:Thiel Capital(ティール・キャピタル)
Founders Fund
Founders Fund(ファウンダーズ・ファンド)は、2005年に設立されたベンチャーキャピタルです。
ティール氏は、創業の際に「世界を変える可能性を本当に秘めた、よりリスクが高く、より斬新な企業」を探すと発表しました。
Valar Ventures
ピーター・ティール氏が2010年に設立した投資会社。
Mithril
Mithril(ミスリル)はピーター・ティール氏が2012年に設立したベンチャーキャピタルです。
正式名称は「Mithril Capital Management(ミスリル・キャピタル・マネジメント)」で、J.R.R. Tolkienの小説「指輪物語」に登場する、鋼鉄より硬く、はるかに軽いとされる架空の金属「ミスリル」に由来しています。
ミスリルを率いるのは、Clarium Capital Managementでもティール氏と共に働いていたアジャイ・ロイヤン氏で、ティール氏は会長を務めています。
ティール氏はミスリル・キャピタルについて以下のように述べています。
ミスリルは、世界で最も優れた創造力豊かな人々が困難な問題を解決するのを支援する上で、忍耐強く、集中して、極めて重要な役割を果たすだろう
出典:Peter Thiel Names New Venture Firm After J.R.R. Tolkien’s Made-up Metal
公式サイト:Mithril Capital – Building to Last
起業
ティール氏は起業家としても有名です。ティール氏が創業に関わった著名な企業には以下のようなものがあります。
PayPal
元祖フィンテック企業のPayPal(ペイパル)はティール氏が仲間と共に創業したサービスが元になっています。
決済サービス・PayPalの創業はティール氏の人生を大きく変えました。
90年代後半のある夏の夜、学生起業家のマックス・レフチンは、スタンフォード大学の講義にふらっと立ち寄った。講義のテーマは、「政府権力の集中が招く危険」。講師の名をピーター・ティールといった。
チェルノブイリ原発事故のなかで旧ソ連を脱出した過去を持ち、全体主義を憎むレフチンはティールに好感を覚えた。意気投合した二人は、すぐにビジネスについても話し合う仲に。ティールは、レフチンの「暗号化技術会社」案に興味を示し、起業を勧めた。そして、手元から20万ドル出資することを約束。自ら、CEOを務めることも提案した。-こうして生まれたのがフィールドリンク社、のちに、簡易決済サービス「ペイパル」となる会社だ。
PayPalは2000年代初頭、オークションサイト「eBay」のユーザーが支払い手段として利用したことで急成長しました。
ティール氏は2002年10月まで同社のCEOを務め、その年にeBayが同社を15億ドルで買収しました。SECの提出書類によると、ティール氏が保有する3.7%の株式は5,500万ドルの価値があったといいます。
OpenAI
イーロン・マスク氏やサム・アルトマン氏らと共に、OpenAIを共同創業。
関連記事