メキシコではスペイン語が最も多く話されています。
法令上、公用語は定められていませんが、そうした事情からスペイン語が事実上の公用語とされています。
メキシコでスペイン語が話されるのは、かつてスペインがメキシコを植民地にしていたためです。
(ちなみに、日本も法律上の公用語はありません。日本語は”事実上”の公用語です。)
メキシコは約1億3000万人の人口を擁し、そのうちの96.8%スペイン語を話す、世界で最もスペイン語話者が多い国となっています。
なお、メキシコ国民のうち、6.5%が先住民族言語を話しています。
先住民族言語にはメキシコ政府が認めているものだけで68言語あります。
メキシコでは英語が通じない
ちなみに、メキシコでは英語はあまり通じません。
世界的リゾートである、カンクン、プラヤ・デル・カルメン、ロス・カボス、プエルト・バジャルタや、メキシコとアメリカの国境周辺のバハ・カリフォルニア州、バハ・カリフォルニア・スール州、チワワ州、ヌエボ・レオン州のモンテレーは、多くの人々が英語を話すことができます。
他の州は、たとえ首都のメキシコシティであっても、通じないことが多いです。空港のチェックイン・カウンターでは英語が通じますが、他の場所では、ほとんど通じないと思ってください。ホテルも、外国人が利用することが多い場所ならば通じますが、スタッフ全員が英語が達者というわけではありません。
世界中で語学学校を展開するEFによる「英語能力指数」でも、メキシコは112カ国中92位となっており、「非常に低い」と評価されています(2021年の評価。日本は同年78位)。
まとめ
メキシコで使われている言語はスペイン語です。
スペイン語はメキシコだけでなく、他の地域でも使えるので、勉強してみてもいいかもしれません。
一方、英語はあまり使えないので、旅行や留学で行く方は注意した方が良いでしょう。
参考: