堀江貴文から学ぶ仕事を好きになる方法

仕事を好きになるにはどうしたら良いのか?

ホリエモンこと堀江貴文氏の著書「ゼロ」から「仕事を好きになる方法」を紹介します。

仕事を好きになるたったひとつの方法

堀江氏はゼロの「仕事を好きになるたったひとつの方法」という項目で、仕事を好きになるためには、まず仕事に没頭することが大切だと述べています。

仕事でも勉強でも、あるいは趣味の分野でも、人が物事を好きになっていくプロセスはいつも同じだ。

人はなにかに「没頭」することができたとき、その対象を好きになることができる。

スーパーマリオに没頭する小学生は、ゲームを好きになっていく。

ギターに没頭する高校生は音楽を好きになっていく。

読書に没頭する大学生は本を好きになっていく。

そして営業に没頭する営業マンは、仕事が好きになっていく。

ここで大切なのは順番だ。

人は「仕事が好きだから、営業に没頭する」のではない。

順番は逆で、「営業に没頭したから、仕事が好きになる」のだ。

仕事を好きになりたいなら、まずは仕事に”没頭”すること。没頭していくことで、その仕事を好きになるということですね。

確かに、筆者もテレビゲームで最初は敵が倒せなくて面白くなかったが、プレイしているうちに敵を倒せるようになり、ハマっていった経験があります。

心の中に「好き」の感情が芽生えてくる前には、必ず「没頭」という忘我がある。読書に夢中で電車を乗り過ごしたとか、気がつくと何時間も経っていたとか、いつの間にか朝を迎えていたとか、そういう無我夢中な体験だ。

没頭しないままなにかを好きになるなど基本的にありえないし、没頭さえしてしまえばいつの間にか好きになっていく。

つまり、仕事が嫌いだと思っている人は、ただの経験不足なのだ。

仕事に没頭した経験がない、無我夢中になったことがない、そこまでのめり込んだことがない、それだけの話なのである。

何事もまずは取り組み、没頭することが大切ということですね。

堀江氏が常日頃、まずは行動が大事だと述べていることにも通じます。

どうすれば仕事に”没頭”できるのか?

仕事を好きになるには、仕事に”没頭”する事が大事だと分かりました。

では、どうすれば好きでもない仕事に”没頭”できるのか?堀江氏は「自分の手でルールをつくること」が大事だと述べます。

どうすれば没頭することができるのか?

僕の経験から言える答えは、「自分の手でルールをつくること」である。

受験勉強を例に考えよう。

前述の通り、僕は東大の英語対策にあたって、ひたすら英単語をマスターしていく道を選んだ。文法なんかは後回しにして、例文も含めて単語帳一冊を丸々暗記していった。

もしもこれが英語教師から「この単語帳を全部暗記しろ」と命令されたものだったら、「冗談じゃねーよ」「そんなので受かるわけねーだろ」と反発していたと思う。

しかし、自分でつくったルール、自分で立てたプランだったら、納得感を持って取り組むことができるし、やらざるをえない。受動的な「やらされる勉強」ではなく、能動的な「やる勉強」になるのだ。

受験勉強から会社経営、それに紙袋折りまで、僕はいつも自分でプランを練り、自分だけのルールをつくり、ひたすら自分を信じて実践してきた。会社経営にあたっても、MBAを出たわけでもなければ、経営指南書の一冊さえ読んだことがない。

自ら能動的にルールを作り取り組むこと。それが仕事に没頭し、仕事を好きになるために大切なことだと堀江氏は言います。

しかし、目標を達成するために長期目標を立てるも、挫折した経験がある方は多いのではないでしょうか?

自らルールやプランを作り、それを確実に実行するにはどうしたら良いのか?

堀江氏は「遠くを見ないこと」だと答えます。

ルールづくりのポイントは、とにかく「遠くを見ないこと」に尽きる。

受験の場合も、たとえば東大合格といった「将来の大目標」を意識し続けるのではなく、まずは「1日2ページ」というノルマを自分に課し、来る日も来る日も「今日の目標」を達成することだけを考える。

人は、本質的に怠け者だ。長期的で大きな目標を掲げると、迷いや気のゆるみが生じて、うまく没頭できなくなる。そこで「今日という1日」にギリギリ達成可能なレベルの目標を掲げ、今日の目標に向かって猛ダッシュしていくのである。

これはちょうど、フルマラソンと100メートル走の関係に似ている。

フルマラソンに挫折する人は多いけれど、さすがに100メートル走の途中で挫折する人はいない。どんなに根気のない人でも、100メートルなら集中力を切らさず全力で駆け抜けられるはずだ。

ペース配分なんかいらない。余力を残す必要なんかない。遠くを見すぎず、「今日という1日」を、あるいは「目の前の1時間」を、100メートル走のつもりで全力疾走しよう。

どんな目標でも、長期計画や目標、夢だけでは挫折する可能性が高まってしまいます。

長期の目標だけでなく、目の前の目標を意識することで、集中力を切らさず、物事に取り組み続けることができます。

堀江氏が述べる通り、自分が本質的に怠け者だと認めた上で、目の前の目標に向かって全力疾走しましょう。

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まとめ

人から与えられたルールではなく、自ら目標を考える。その際は大きな目標だけでなく、短時間で出来る小さな目標も設定する。

そして、その目の前の目標に向かって全力疾走する。これが堀江貴文氏が著書の「ゼロ」を通して伝えた「仕事を好きになるたったひとつの方法」です。

もし、仕事や勉強など、日々のタスクがつまらないと感じている方がいたら、自らにルール・目標を作り、「今日という1日」を、あるいは「目の前の1時間」を、100メートル走のつもりで全力疾走してみましょう!