スウェーデンの人たちは何語を話すのか?英語が通じるのか?
スウェーデンの言語について解説します。
スウェーデンの言語は「スウェーデン語」
スウェーデンでは2009年7月からスウェーデン語が正式な公用語に制定されており、日常的にもスウェーデン語が話されています。
ですが、中にはフィンランド語、メアンキエリ、ロマ語、サーミ語、イディッシュ語を話す者も少数います。
スウェーデン語とは?
スウェーデン語は名前の通り、主にスウェーデンで話される言語です。
長らくスウェーデンに支配されていた影響で、フィンランドでもフィンランド語と併用してスウェーデン語が話されます。
スウェーデン語の話者数はスウェーデンの人口とほぼ同じ930万人です。
ノルウェー語、デンマーク語と似てる?
スウェーデン語は隣国のノルウェー語、デンマーク語と同じゲルマン諸語に所属しており、類縁関係にあります。
そのため、スウェーデン語話者とノルウェー語話者は相互に意思疎通ができる会話程度は可能であると言われています。
スウェーデンで英語は通じるのか?
スウェーデンは、第2言語として英語を話す人口の割合が世界でも最も高い国で、老若男女問わずほとんどの人が流暢な英語を話します。
訛りや癖などもほとんどなく、非常にわかりやすい英語で話します。
世界最大級の語学学校「EF」による「英語能力指数」(非英語圏の英語力ランキング)では、スウェーデンは常に上位にランクインしており、英語能力は非英語圏の中で非常に高い国です。
- 2021位:8位
- 2020年:4位
- 2019年:2位
- 2018年:1位
- 2017年:2位
- 2016年:3位
出典:EF EPI 2021 – EF 英語能力指数 – スウェーデン
ちなみに日本は同調査で78位(2021年)です。
また、同調査では都市部だけでなく、地方でも高い英語力があることがわかっています。
ちなみに、スウェーデンではテレビ番組に米国製番組の字幕版が多いといった文化面の影響もあり、地理的には英国(イギリス)の方が近いにもかかわらず、イギリス英語でなく、アメリカ英語を話す人たちもいます。
誰もが英語を話せるわけではない
スウェーデンの人々は英語力が非常に高いですが、誰もが英語を話せるわけではありません。
中には移民の方など、英語を話せない方や、話せてもかなり苦手な方もいます。
また、日常会話は大丈夫でも、文法的な間違いがあったり、話すのは得意でも書くのは苦手という方もいます。
ですので、旅行で短期間滞在したり、都市部で過ごす場合はともかく、地方や移民が多い地域に行く際などは注意しましょう。
まとめ
スウェーデンの公用語は国名の通り「スウェーデン語」です。
また、国民の多くが第二言語として英語を話しており、英語も通じることが多いです。
旅行や仕事でスウェーデンに行く方も、英語が通じるなら安心できるのではないでしょうか?