米国の保守系ニュースアグリゲーターであるドラッジ・レポートについて解説します。
概要:Drudge Reportとは?
名前 | Drudge Report |
ジャンル | ニュース・アグリゲーター |
URL | www.drudgereport.com |
日本版 | 無し |
開始日 | 1995年 |
運営者 | マット・ドラッジ |
ドラッジ・レポートは保守派のマット・ドラッジ氏がアシスタントと共に1995年から運営しているニュース・アグリゲーター(ニュース集約サイト)です(当初はハリウッドおよびワシントンD.C.のゴシップを取り扱うメルマガでした)。
ドラッジ・レポートにはドラッジ氏が選別したニュースのリンク(右派や保守派のニュースが多い)が掲載されており、特に政治ニュースの世界では絶大な影響力を誇っています。
2016年の大統領選ではトランプ当選にも大きな影響を与えたと言われています。
デザイン
ドラッジ・レポートは1996年の創設以来、ほとんどデザインが変わっていない。
真っ白な背景にタイプライター風のフォント、そして数点の画像がドラッジ・レポートの特徴である。
時代遅れにも見えるが、政治系のニュースや記事を淡々と紹介するサイトの特徴を考えれば、当然ともいえる。
また、SSL対応やスマホ対応など、最低限必要な技術にはちゃんと対応している。
タイトルは「Drudge Report」であるが、ロゴやタイトルタグ(検索等に表示されるタイトル)等は全て大文字の「DRUDGE REPORT」となっている。
また、タイトルタグではサイト名の横に西暦が掲載されている(DRUDGE REPORT 2022®)。
影響力
ドラッジ・レポートの影響力は絶大なものです。
TwitterやFacebookなど、SNSの影響力が拡大してからも、ドラッジ・レポートが紹介するニュースには大きな注目が集まります。
その影響力はPinterestやLinkedIn、各種ニュースサイトを上回るほどで、特に政治やニュースに関するサイトはドラッジ・レポートからのアクセスが非常に多いサイトも少なくありません。
影響を受けたメディア
保守派であるドラッジ・レポートに対抗する目的で「ハフィントン・ポスト(現:ハフポスト)」が立ち上げられました。
また、ドラッジ・レポートの運営に長年携わり、ハフィントン・ポストの立ち上げにも関わったアンドリュー・ブライトバート氏が「ブライトバート・ニュース」を立ち上げました。
さらに、2019年には「ドラッジ・レポートに裏切られた(ドラッジ氏が左傾した)」とし、ドラッジ・レポートに対抗する右派のニュースアグリゲーター「Bongino Report」がダン・ボンギノ氏によって立ち上げられました。
歴史
1995年に電子メールニュースレター(メルマガ)としてスタート。
1997年にウェブサイトを開設。