アメリカではユーザーの69%が今でもXのことをTwitterと呼んでいる

(2023年9月17日)

あなたは「X」と「Twitter」どちらが好み?(筆者はTwitterです)

Twitterは2022年にイーロン・マスク氏に買収され、今年の7月に「X」へとリブランディング(リニューアル)されました。

しかし、ユーザーの多くはまだこの変化に困惑しているようです。

Twitterユーザーは「X」と呼びたくない

ハリス・ポールとアドエイジ・リサーチが、アメリカの18歳以上のXユーザー1,047人を対象に行った調査によれば、9月の段階でXユーザーのうち69%が未だにXのことを「Twitter」と呼び、投稿のことを「ツイート」と呼んでいるようです。

一方、回答者の79%が、TwitterがXへと変わった事を認識しており、多くのユーザーは変化を知らずに「Twitter」と呼んでいるのではなく、プラットフォームがXに変化してからも変わらず「Twitter」と呼び続けているようです。

また、アメリカ大統領の公式アカウント(@POTUS)を始め、多くの著名なアカウントもXや投稿のことを、「Twitter」「ツイート」と呼んでいます。

Xはリブランディングの翌月に、広告代理店に新しいブランドガイドラインを送り、Xのロゴをどのように使うべきか、「ツイート」や「リツイート」の代わりにどのような用語を使うべきか(現在は「ポスト」や「リポスト」)などを説明しているようです。

しかし、ユーザーの言動をみるに、そうした努力は上手くいっていないのかもしれません。

まとめ

Xは単語ですらない1文字であることから、様々な混乱を招きました

また、Xはアダルト(性的)なものを示したり、スマホやパソコンなどにおいて「閉じる」「消す」を表す「×(バツ印)」と区別が付きづらいなど、ブランドとして確立させるには困難な要素を含んでいます。

短縮URLサービスを提供する「Rebrandly」のCEOである、カーラ・ブルク氏は「1つ確かなことは、人々はTwitterの鳥という友好的でオープンで共有されたコミュニケーションのシンボルが大好きだったということです。”X”ではそうした特徴が伝わるか分かりません。」と述べています