ペンギンアップデートとは、2012年から行われているGoogle検索のアルゴリズム改変です。
このアップデートは、Googleの品質に関するガイドラインに違反しているサイト(検索順位を上げるためにスパム的な手法を行っているサイト)の評価を下げ、良質なサイト(良質なコンテンツ)をより高く評価するために行われました。
以下がペンギンアップデートに対するGoogle公式の意見です。
Google の 品質に関するガイドライン に違反しているサイトについて、その掲載順位を下げるような対策を実施します。このアルゴリズムの変更は、ウェブスパムを削減し、良質なコンテンツを促進するための私たちの新たな試みです。
現在、ペンギンアップデートは常に行われている
ペンギンアップデートは、2012年4月24日に初めて実施されました。
以下が実施されたペンギンアップデートの(不完全な)リストです。
- Penguin 1:2012年4月24日(約3.1%)
- Penguin 2:2012年5月26日(0.1%以下)
- Penguin 3:2012年10月5日(約0.3%)
- Penguin 4:2013年5月22日(2.3%)
- Penguin 5:2013年10月4日(約1%)
カッコ内の数字は、クエリ(検索結果)の何%に影響を与えたかを示します(英語圏での影響です)。
2016年9月23日、Googleはペンギンアップデートが通常のコアアルゴリズムに組み込まれることを発表しました。
これにより、ペンギンアップデートは定期的に行われるものではなく、常に行われるものとなりました。
これまでは、Penguin の影響を受けるサイトのリストは、定期的に同じタイミングで更新されていました。ウェブマスターがサイトを大幅に改善し、インターネット上でのプレゼンスを強化すると、Google の多くのアルゴリズムではすぐに考慮されますが、Penguin など他のシグナルでは更新作業が必要でした。今回の変更により、Penguin のデータはリアルタイムで更新されるようになります。そのため、変更内容が従来と比べてはるかに早く(通常、Google が再クロールしてページをインデックスに再登録するとすぐに)反映されます。
出典:Penguin が Google のコア アルゴリズムの一部になりました | Google 検索セントラル ブログ
また、この更新により、ペンギンアップデートの実施をGoogleが発表することも無くなりました。
パンダアップデートとの違い
Google検索の著名なアップデートの1つに、「パンダアップデート」があります。
ペンギンアップデートがブラックハットSEO(SEOスパム)への対策を主な目的としているのに対し、パンダアップデートはコピーコンテンツや内容が薄く情報のないサイトなど、低品質なコンテンツの評価を下げ、良質なコンテンツを高く評価するためのアップデートです。
まとめ
現在、ペンギンアップデートは常時行われているので、特別意識する事はありません。
サイトを作っている方は、Googleの考え通り、スパム的な手法に手を染めず、高品質なコンテンツ作りに集中するようにしましょう。