生産性を上げる方法:スマホやパソコンの通知を切って集中力を上げる

重要な仕事や集中力を必要とする勉強をしている際に、通知が来るたびメールや電話、メッセージを確認していては、生産性が下がってしまいます。

スマートフォンやパソコンの通知は全てオフにして、集中している際に通知に気を取られない様にしましょう。

ライフハックに関するブログ「Lifehacking.jp」の著者である堀正岳氏は著書「ライフハック大全―人生と仕事を変える小さな習慣250」で以下のように述べています。

調子よく集中して仕事しているときに、電話やインターホン、メールの受信通知やスマートフォンのバイブレーションが、それを台無しにしてしまうことがあります。

割り込みが短時間で、しかも作業と関係しているものであったなら復帰しやすいものの、まったく異なる内容の割り込みだと、作業に戻ってから元の能率に戻るまで約23分かかることが研究で知られています。

たった3秒、スマートフォンの通知に目を奪われるだけでも、複雑な作業をしている際には元の調子を取り戻すまでに時間がかかってしまうのです。

集中力を守るためには、不必要な割り込みがゼロになるような仕組みをつくることが重要です。

たとえば、いまではパソコンもスマートフォンも、メールから最新のニュース、あるいはアプリの更新情報まで、さまざまな通知が表示されるようにデフォルトで設定されています。こうした通知機能は、最初からすべてオフにしておくようにしましょう。

筆者もスマホアプリの通知は一部を除いて、全て音やメッセージが表示されない様に最初からオフに設定しています。ロック中の画面にも一切通知が表示されないようにしています。

さらに、同氏は”強硬策”として、回線ごと切ってしまう事も提案しています。

いまは、オフィスのどこにいてもWi-Fiに接続することができますし、出先にいてもスマートフォンがネットにつながるようになっています。これはとても便利な反面、集中する時間をもちたいと思っている人にはとても不都合です。

インターネットは、集中したいと思っている人にとっては天敵なのです。

そこで強硬策ではあるのですが、「これから30分集中したい」と考えているときには、インターネットの接続そのものを切ってしまいましょう。有線LANならばケーブルを引き抜いてしまいますし、Wi-Fiならばその接続を切ってしまいます。

完全にネットを遮断できない事情があるなら、アプリ単位でネットへの接続をスケジュールやタイマーに従って制御してくれるサービス「Freedom」を利用することもできます。

同様に、一定時間抜いてしまうと効果的なのが電話です。集中したい時間の間、こっそりと電話線を抜いてしまうのです。

筆者もその場で時間を取られる電話は大嫌いです。

特に家電(自宅の電話)は営業の電話がかかってくることも多く、生産性の敵ですね。

まとめ

近年は、テレワーク(在宅勤務)が出来る仕事も増えています。

テレワークではうるさいオフィスではなく、静かな自宅で作業できるメリットがありますが、通知が鳴りっぱなしでは意味がありません。

通知を受けるたびに反応していては、そのたびに集中力が大幅に低下しています。

集中力を維持し、生産性を向上させるためにも、集中して作業したい際は、スマホやパソコンの通知を切りましょう。

もちろん、これはテレワークに限らず、勉強やオフィスでの仕事にも応用できます。

しかし、連絡をずっと無視するのも不安かもしれません。

そのような場合は、最初にメールやメッセンジャーの通知を確認する時間をスケジュールに組み込んでおくと良いでしょう。例えば、「朝一に一度確認し、昼休憩後にもう一度確認する」といった具合です。

そうすれば、大切な連絡を見逃す心配をせず、通知をオフにする事が出来るでしょう。