Google AdSense(アドセンス)ではポリシー違反を犯した場合も、悪質でない場合はポリシー違反を訂正すれば、アカウントは再びアクティブ(有効)になり、Google AdSenseの広告配信が再開されます。
例えば、グラビアアイドルの画像など、少し性的な画像をサイトに貼ってしまっても、警告や広告配信の停止措置が行われるだけで、訂正をすれば(記事からグラビアアイドルの画像を削除すれば)再びGoogle AdSenseの利用を続けることができます。
しかし、中にはそうした警告や猶予なしで、一発でアカウント閉鎖になる事例もあります。
ほとんどのポリシー違反が警告やアカウント停止で済むのに対し、一発でアカウントが閉鎖されるものは重大なポリシー違反です。
例えば、児童ポルノは、日本の社会通念や法律で児童やポルノでなくても場合によっては児童ポルノと判断され、アカウントが閉鎖されてしまう可能性があります。
参考:Google AdSenseは児童ポルノを扱うと一発でアカウント閉鎖!
アカウントが閉鎖されたら、二度とAdSenseを利用できない
自分でGoogle AdSenseのアカウントを閉鎖(退会)した場合は、再度Google AdSenseに申し込むことで、利用を再開することができます。
しかし、ポリシー違反により強制的にAdSenseアカウントが閉鎖になった場合は、二度とGoogle AdSenseを利用することができなくなります。
メールアドレスや振込先などを変更してもダメです。そうしたやり方でAdSenseが再び使えてしまう場合もありますが、Googleは認めていないので、判明次第アカウントが再び閉鎖されるはずです。
Googleで約5年間、AdSenseの営業担当として働いていた石田健介氏は著書「元Google AdSense担当が教える 本当に稼げるGoogle AdSense 収益・集客が1.5倍Upするプロの技60」でこう述べています。
メールアドレス・振込先・サイト情報などすべてを変えたとしても、AdSenseの再使用が許されるわけではありません。
ただし、すべての情報を変えて申請することでAdSenseアカウントが開設され、再度使用できる可能性はあります。しかし、これは再度の使用が許可されたということにはなりません。システムの抜け道をたまたま通ることができただけです。いつ以前のアカウント閉鎖の情報と紐づけられるかわからないうえ、それにより新しいアカウントが閉鎖になってしまっても異議を申し立てることはできません。
Googleでは、発信している場所が同じ、サイト情報が似ている、サーバー情報など、さまざまな条件をもって重複アカウントの調査をシステム的、人的に行っています。AdSenseの世界では基本的に裏技は通用しないと思っていたほうがいいでしょう。
このように、Googleはアカウント閉鎖者にかなり厳しく対応しています。いずれも広告主の不利益をなくすためです。こうならないようにポリシーを守ってサイトを運営し、もし警告が来てしまったらしっかりと対応しましょう。
まとめ
かつてのGoogle AdSenseは今よりも不正対策なども甘かったため、何も悪いことをしていないのに、(いたずらクリックなどにより)理不尽にアカウントが閉鎖されてしまうということもありました。
しかし、近年はさまざまな取り組みにより、そうした状況が改善しています。
ポリシー違反をしても、修正のチャンスが与えられ、スムースに広告配信を再開することが可能となっています。
そのような環境において、一発アカウント閉鎖はまずありません。
ですが、中には自分が故意でなくてもミスを犯してしまう可能性があります。
Google AdSenseを利用している方はアカウント閉鎖の憂き目にあわないように細心の注意を払って利用しましょう。
余談
ウェブデザインやウェブ制作に関する著名なウェブサイト「Webクリエイターボックス」が不正クリックによって(?)、Google AdSenseのアカウントを閉鎖されています。
どなたかー!この中にアドセンス垢BAN復活した方はー!いらっしゃいませんかー! https://t.co/oX1flKrzcc
— Mana (@chibimana) February 4, 2022
2022年になっても不正クリックによるアカウント閉鎖ってあるんですね…
既に対策がされ、こんな事は起らないと思っていましたが、まだまだ安心はできませんね(´・ω・`)