Google AdSenseを設置しているサイトでは、ポルノ(性的なアダルトコンテンツ)を扱ってはいけません。特に児童ポルノは厳禁です。
グラビアアイドルの写真など、大人の性的な画像であれば、警告が来るだけで、修正の猶予が与えられる事もあります。
例えば、サイト内にセクシーなグラビアアイドルの画像があっても、画像の枚数が少なかったり、一部の記事だけであれば、警告や広告配信の一時停止だけで済みます。
筆者も以前、ブログにセクシーな画像を貼ってしまい、ポリシー違反の警告を受けたことがあります。ですが、特に制限を受けることはなく、ポリシー違反の対象となった画像を削除するだけで問題は解決できました。
しかし、児童ポルノだけは特別です。児童ポルノの場合は一発でAdSenseのアカウントが閉鎖されます。
修正などの猶予は与えられません。
Googleで約5年間、AdSenseの営業担当として働いていた石田健介氏は著書「元Google AdSense担当が教える 本当に稼げるGoogle AdSense 収益・集客が1.5倍Upするプロの技60」でこう述べています。
アダルトコンテンツの中でも、児童ポルノコンテンツは少しでも入っていると一発アカウント閉鎖となります。
実際に児童ポルノではないものであっても、Google側が児童ポルノと判断した場合は、一発アカウント閉鎖の原因になります。こちらも児童の性的な描写でなくても、水着を着用したグラビアやイラストでも同じなので、注意が必要です。
専任担当者がアサインされ、ある程度優遇されるはずの大手サイトであっても、児童ポルノについては容赦なく一発でアカウント閉鎖となります。
Google AdSenseの厳しい児童ポルノの定義
児童ポルノをサイトに掲載することは、Google AdSenseのポリシー以前に、日本の法律に違反していますから「サイトに児童ポルノなんて掲載するわけない」と考えている方もいるかもしれません。
ですが、それは危険な考えです。
Google AdSenseが考える児童ポルノの定義は、日本の法律が定める児童ポルノの定義よりずっと厳しいです。
日本の法律では、児童ポルノは実在の児童に限ります。
ですが、Google AdSenseにおいては、児童ポルノは実在の児童に限りません。
Googleは被写体が18歳以上であっても、児童に見えたら児童ポルノとみなします。日本人は欧米人と比べて幼く見えるので、成人によるグラビアなどについても注意しましょう(そもそもセクシーなグラビア自体、ポリシー違反になる可能性が高いですが)。
また、表現方法も実写に限リません。イラストやCG、フィギュアなど、実写以外のコンテンツも児童ポルノの対象となります。
なので、日本の法律では児童ポルノとみなされないエロ漫画なども、Google AdSenseでは児童ポルノとして扱われる可能性があるので注意しましょう。
児童ポルノと判断されるコンテンツで注意が必要なのは、実写にかぎらないということです。イラスト、フィギュア、アイコンなどが児童ポルノと判断され、一発でアカウント閉鎖になったケースもあります。
また、日本人は欧米人と比較して若く見られがちです。モデルの実年齢にかかわらず「児童ポルノに見えるかどうか」というポイントで判断されるので、たとえ成人のモデルだとしても油断できません。
出典:元Google AdSense担当が教える 本当に稼げるGoogle AdSense 収益・集客が1.5倍Upするプロの技60
また、児童ポルノに限らず、児童(に見える被写体)が水着や下着などを着ている写真や、芸術作品として認知されているイラスト(絵画)、医療に関するコンテンツも同様にポリシー違反となる可能性があります。
日記ブログや子育てブログに、自分の子供が裸でお風呂に入っている写真や動画を掲載した場合なども、アカウント閉鎖になる可能性があるので注意しましょう。
まとめ:児童ポルノの掲載は重大なポリシー違反
Googleは児童を性的に扱ったコンテンツに(極めて)厳しいです。
水着などを着ている場合や、性的な意図がない場合でもポリシー違反に該当し、アカウントが閉鎖されてしまう可能性があります。
Google AdSenseでは実績次第で専任の担当者がつきますが、そのような特別待遇の大手サイトであっても、児童ポルノを扱った場合には容赦無く一発でアカウントが閉鎖されます。
ポリシー違反の中でも、児童ポルノの掲載は最も重い違反だという事です。
児童や性的要素に関するコンテンツを扱う場合には、特に注意してサイトやブログを運営しましょう。